常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

今日の経済指標の注目は
「米国 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)」

こんにちは。天野愛菜です。

今週のいままでの製造業関連の経済指標は次のふたつ。

6/17(月)
6月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
結果:-8.6 予想:11 前回:17.8

6/20(木)
6月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
結果:0.3 予想:11 前回:16.6

ともに結果はよくありませんでした。

そして今晩
「米国 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)」の発表を迎えます。

製造業者には底打ち感

基本的な予想は、前ふたつの結果を引き継ぐものと思われています。

しかし今晩のPMIの発表後のトレードで、注意しておくことはー

昨日の「6月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数」の詳細をみると

今後の収益についての見通しは、増収59%は、減益26%と回答し、増収の見通しが減益を上回っています

また生産量の増加を見込んでいる企業49%伸び悩むとした企業は26%。
生産量の増加を見込んでいる企業の雇用関係の見通しは35%が追加雇用。その他の企業は、増加する生産量にあわせて、労働者の賃金に生産性の対価を反映させると回答していました。

このところ経済の減速懸念が高まっていたアメリカ経済も、それを支える製造業は「今が底」と考えているようです。

今日のアメリカ勢は、その点を踏まえて相場に入ってくるので、結果が悪くてドル円が下落してもそれは一時的な現象で終わる可能性があります。

あじさいの花。可愛い。

昨日の主な経済指標の結果

21:30 米国
1-3月期 四半期経常収支
結果:-1304億ドル 予想:-1246億ドル 前回:-1436億ドル
6月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
結果:0.3 予想:11 前回:16.6
前週分 新規失業保険申請件数
結果:21.6万件 予想:22.0万件 前回:22.2万件
前週分 失業保険継続受給者数
結果:166.2万人 予想:168.8万人 前回:169.9万人

23:00 米国
5月 景気先行指標総合指数 [前月比]
結果:0.0% 予想:0.1 %前回:0.2%

23:00 ユーロ圏
6月 消費者信頼感(速報値)
結果:-7.2 予想:-6.5 前回:-6.5

昨日の主な要人発言

トランプ米大統領
「イランを攻撃するかどうかすぐにわかる」

習近平中国国家主席
「中国は朝鮮半島の非核化にむけて、重要な役割を喜んで担う」
「中国と北朝鮮の友好関係は、対外状況により変るものではない」

昨日のトレード 利益1円11銭

○下限・第3ターゲット越え

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.14円。下限は107.64円。

上限越えのターゲットは
108.25円、108.35円、108.48円。
下限越えのターゲットは
107.55円、107.49円、107.37円。

設定レンジ内のバランスラインは、107.90円。

———-日本時間———-
1回目 9:03 「愛菜の3MAトレード」5分足
108.09円(Pivot 1H)→107.60円。「売り」49銭。

2回目 14:45
設定レンジ下限107.64円→下限・第1ターゲット107.55円。「売り」9銭。

———-欧米時間———-
3回目 19:58
107.79円(Pivot 1H)→107.60円(Pivot 1H・S2)。「売り」19銭。

4回目 21:48
107.72円(Pivot 1H)→107.65円(Pivot 1H)。「売り」7銭。

5回目 23:30
設定レンジ下限107.64円→下限・第3ターゲット越え107.37円。「売り」27銭。

今日の午後から来週月曜日の午前中で、ドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

6月21日(金曜日)
日本 5月全国消費者物価指数(CPI)
米国 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)

16:30
ドイツ  6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
ドイツ  6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)

17:00
ユーロ圏 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
ユーロ圏 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)

22:45
米国  6月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
米国  6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
米国  6月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)

23:00
米国  5月中古住宅販売件数(年率換算件数)
米国  5月中古住宅販売件数(前月比)

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6月24日(月曜日)
午前中
ドル円に影響を与えそうな経済指標の発表はありません。

愛菜の経済指標・用語解説

購買担当者景気指数(PMI)

「PMI」(Purchasing Manager’s Index)とも言われ、製造業・建設業とサービス部門などに分けて、企業の購買担当者に直接調査した結果をもとに算出された指数。
購買担当者は、現在の生産量・在庫や受注残をもとに数ヶ月先の景気を予測して「仕入れ」を行うので、市場は近い将来の景気動向を占う「先行指数」として注目。
購買担当者景気指数(PMI)の「速報値」は当月下旬に概要値、「改定値」は翌月初旬に確定値と発表されますが、とくに「改定値」は月初めに政府機関が発表する同種のデータに先行して発表されるので、市場の注目度は高いと言えます。
米国・EU・イギリス・ドイツなどは、英国民間調査会社・マークイット(Markit)、
中国は、中国のディアの財新(Caixin)が、マークイットと共同で調査したものを発表します。
なお中国においては、中国国家統計局が発表するPMIは大手国営企業、財新(Caixin)が発表するPMIは、中小企業を主な対象としていることに注意が必要です。
また財新(Caixin)は、「速報値」の発表はしていません。
そして日本では、同様の指数は「日銀短観」で発表されます。

米国・中古住宅販売件数

1ヵ月間で中古住宅が販売成立した件数を公表します。
この数値はアメリカ全土を調査対象にしていることと、一戸建て住宅、マンション、アパート、コンドミニアム、共同組合の売却取引など含まれ、中古住宅販売の総需要ともいえるデータです。
発表は、全米不動産協会(NAR)。

中古住宅の方が、新築住宅より市場規模が大きいので、住宅指標としてもっとも注目されています。また建設資材だけでなく家電や家具などの消費に影響を与えるので、個人消費と景気全体の景況が判断されます。

ドル円の変動に大きく影響します。

2019/06/21(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.37円。下限は107.12円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
107.46円、107.55円、107.65円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
107.06円、106.99円、106.89円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、107.21円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」テクノカルは売り

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「ドル円/日足」上限107.80円 下限107.20円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

米国10年債利回りの低下やファンダメンタルズを考えると、今日もわたしは「戻り売り」作戦。
昨日も「売り」だけでした。

ただトレーダーの方が意識しているバランスライン107.21円や107.46円前後まで上昇してからの下落など、今日は大きく動く可能性があるので、しっかり1時間足チャートみていないと、方向性を間違ってしまいそうです。

今、わたしの心の声が、アメリカ時間になったら「買い」はどうでしょう、と囁いているんです。
まぁ、状況次第ですけど…。

「設定レンジ&ターゲット・Pivot」を見定めて、トレードを組み立てます。
設定レンジ内ではバランスラインと、1時間Pivot重視です。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です

 

神経をチャートに集中するときは集中して、今日も頑張りましょう、ね。

今週もありがとうございました。
よい週末をお過ごしくださいませ。

天野 愛菜(まな)