常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

今週、大きな振れが期待出来そうな「経済指標」をあえていえば-

6月27日(木)
21:00 ドイツ 6月消費者物価指数(CPI、速報値)

6月28日(金)
18:00 ユーロ圏 6月消費者物価指数(HICP、速報値)

ドル円の動きは、ユーロドルの動き次第。
ユーロドルとドル円が逆相関になれば大きく動きます

 

ファンダメンタルズの要因ではー

・イラン情勢(本日経済制裁発動とのトランプ大統領のツィッター)

・パウエルFRB議長の講演(6月26日・火曜日)

・米中首脳会議(6月28日・金曜日)

ファンダメンタルズだけで見ると、米中首脳会談の前日までは「ドル安」でその後は、利下げの思惑とを見合いながら「ドル高」基調。

 

いずれにしても利下げは、確定的要因とメディアは報じています。
そしてその下げ幅が、-0.5とか-0.25などと今では議論されるようになっていて、パウエルFRB議長にはプレッシャーです。

利下げがあれば国債から資金が株式市場に向かうので、株式市場の底上げを狙う経済メディアの論調は激しさを増していますが、実際に利下げはなくても、その思惑だけで「ドル安」。
今週は、「ドル安・円高」を警戒しながらのトレードになるのでしょう。

富士山の五合目だよ。

 

先週金曜日(21日)の主な経済指標の結果

16:30 ドイツ
6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:45.4 予想:44.5 前回:44.3
6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:55.6 予想:55.4 前回:55.4

17:00 ユーロ圏
6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:47.8 予想:48 前回:47.7
6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:53.4 予想:52.9 前回:52.9

22:45 米国
6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:50.1 予想:50.4 前回:50.5
6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:50.7 予想:51.0 前回:50.9
6月 総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
結果:50.6 予想:―― 前回:50.9

23:00 米国
5月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]
結果:534万件 予想:525万件 前回:521万件
5月 中古住宅販売件数 [前月比]
結果:2.5% 予想:1.2% 前回:0.0%

先週金曜日(21日)の主な要人発言

米政府当局者(ニューヨークタイムズ紙報道)
「トランプ米大統領は、イランへの軍事攻撃を承認したが、数時間後に発動は撤回した」
「 一部の施設を攻撃対象に態勢を取ったが、指令が撤回されたためミサイルは発射されなかった」

クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長
「過去6-8週間で不確実性が高まった」
「我々は持続的な拡大のために適切な行動をとる」

先週金曜日(21日)のトレード 利益1円11銭

○下限・第1ターゲット/上限第3ターゲット

先週金曜日(21日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.37円。下限は107.12円。

上限越えのターゲットは
107.46円、107.55円、107.65円。
下限越えのターゲットは
107.06円、106.99円、106.89円。
設定レンジ内のバランスラインは、107.21円。

———-日本時間———-
1回目 13:50
設定レンジ下限107.12円→下限・第1ターゲット107.06円。「売り」6銭。

2回目 14:31
設定レンジ下限107.06円→バランスライン107.21円。「買い」15銭。

———-欧米時間———-
3回目 15:14
バランスライン107.21円→上限・第1ターゲット107.46円。「買い」25銭。

4回目 16:55
上限・第1ターゲット107.46円→設定レンジ上限107.37円。「売り」9銭。

5回目 17:46
設定レンジ上限107.37円→上限・第2ターゲット107.55円。「買い」18銭。

6回目 22:53
限・第1ターゲット107.46円→下限・第3ターゲット107.65円。「買い」19銭。

7回目 0:23
下限・第3ターゲット107.65円→上限・第1ターゲット107.46円。「売り」19銭。

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

6月24日(月曜日)

14:00
日本 4月景気先行指数(CI)・改定値
日本 4月景気一致指数(CI)・改定値

17:00
ドイツ 6月IFO企業景況感指数

 

6月25日(火曜日)
日本 日産株主総会

8:50
日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
日本 5月企業向けサービス価格指数(前年同月比)

22:00
米国 4月住宅価格指数(前月比)
米国 4月ケース・シラー米住宅価格指数
米国 4月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)

23:00
米国 6月リッチモンド連銀製造業指数
米国 5月新築住宅販売件数(年率換算件数)
米国 5月新築住宅販売件数(前月比)
米国 6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

26:00
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
■経済見通しと金融政策の見直し(ニューヨーク)

 

6月26日(水曜日)
米国 米民主党の大統領選候補者討論会

15:00
ドイツ 7月GFK消費者信頼感調査

18:15
英国 カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
■英国・財務省委員会

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:30
米国 5月耐久財受注(前月比)
米国 5月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)

 

6月27日(木曜日)
米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)
ドイツ 6月消費者物価指数(CPI、速報値)

8:50
日本 5月小売業販売額(前年同月比)
日本 5月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

18:00
ユーロ圏 6月経済信頼感
ユーロ圏 6月消費者信頼感(確定値)

21:00
ドイツ 6月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比)
ドイツ 6月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年同月比)

21:30
米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
米国 1-3月期四半期GDP個人消費・確定値(前期比)
米国 1-3月期四半期コアPCE・確定値(前期比)
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数

23:00
米国 5月住宅販売保留指数(前月比)
米国 5月住宅販売保留指数(前年同月比)

 

6月28日(金曜日)
日本 G20首脳会議(大阪・~29日)
日本 5月鉱工業生産・速報値
米国 5月個人消費支出(PCE)

8:30
日本 5月失業率
日本 5月有効求人倍率
日本 6月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)

8:50
日本 5月鉱工業生産・速報値(前月比)
日本 5月鉱工業生産・速報値(前年同月比)

14:00
日本 5月新設住宅着工戸数(前年同月比)

15:00
ドイツ 5月輸入物価指数(前月比)
ドイツ 5月輸入物価指数(前年同月比)

17:30
英国 1-3月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
英国 1-3月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
英国 1-3月期四半期経常収支

18:00
ユーロ圏 6月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
ユーロ圏 6月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)

19:00
日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

21:30
米国 5月個人所得(前月比)
米国 5月個人消費支出(PCE)(前月比)
米国 5月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
米国 5月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国  5月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)

22:45
米国 6月シカゴ購買部協会景気指数

23:00
米国 6月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

♥ 愛菜の経済指標・用語解説 ♥(本日と明日の午前中

日本・景気動向指数

(内閣府さんのサイトを掲載:とってもわかりやすいです。)
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/di3.html

発表は、内閣府。
景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済活動での重要かつ景気に敏感に反応する指標の動きを統合することによって、 景気の現状把握及び将来予測に資するために作成された指標である。

景気動向指数には、コンポジット・インデックス(CI)とディフュージョン・インデックス(DI)がある。 CIは構成する指標の動きを合成することで景気変動の大きさやテンポ(量感)を、DIは構成する指標のうち、 改善している指標の割合を算出することで景気の各経済部門への波及の度合い(波及度)を測定することを主な目的とする。

従来、景気動向指数はDIを中心とした公表形態であったが、近年、景気変動の大きさや量感を把握することがより重要になっていることから、 2008年4月分以降、CI中心とした公表形態に移行した。 しかし、DIも景気の波及度を把握するための重要な指標であることから、参考指標として引き続き、作成・公表している。 なお、景気転換点の判定にはヒストリカルDIを用いている。

CIとDIには、それぞれ、景気に対し先行して動く先行指数、ほぼ一致して動く一致指数、遅れて動く遅行指数の3つの指数がある。 景気の現状把握に一致指数を利用し、先行指数は、一般的に、一致指数に数か月先行することから、景気の動きを予測する目的で利用する。 遅行指数は、一般的に、一致指数に数か月から半年程度遅行することから、事後的な確認に用いる。

CIとDIは共通の指標を採用しており、採用系列数は、先行指数11、一致指数9、遅行指数9の29系列である(2017年1月分以降、「規模別製造工業生産指数」(中小企業庁)公表休止のため、一致指数において「中小企業出荷指数(製造業)」を採用系列から除外し、10指標から9指標に変更)。 採用系列は概ね景気が一循環(谷→山→谷)するごとに見直しを行っており、現行系列は、第15循環の景気基準日付確定時(2015年7月)に選定された。

なお、景気動向指数は、各経済部門から選ばれた指標の動きを統合して、 単一の指標によって景気を把握しようとするものであり、すべての経済指標を総合的に勘案して景気を捉えようとするものではないことに留意する必要がある。

ドイツ・IFO企業景況感指数

約7000社のドイツ企業を対象に、ドイツ経済の現況と今後6カ月の先行きに対してアンケート調査を実施したもの。
発表は、ドイツの経済・社会調査・政策研究を行う非営利の公的研究機関IFO研究所。
IFOとは、”Information & Forschung”の略称。(Forschungはドイツ語。研究の意)
EU経済を牽引し、もっとも影響力のあるドイツ経済の代表的な経済指数で、ユーロ経済を読み解く上でも大変に重要視されています。

日銀・金融政策決定会合議事要旨

日銀金融政策決定会合議事要旨は、年8回の規制会議後に発表され、国の財政および経済状況に関する要約と規制当局の理事会議事録を含みます。
原則的には金融政策決定会合最終日から3営業日後に公開されます。

発表は、日本銀行

議事要旨には、一致した見解だけでなく他の議論内容も公開されているので、今後の金融政策を分析することに役立ちます。

日本・企業向けサービス価格指数

発表は日本銀行。
日銀統計のなかの「物価関連統計」に属します。

以下の6に大類別されています。
①運輸・郵便
②諸サービス
③情報通信
④広告
⑤リース・レンタル
⑥不動産

日本のサービス産業の景況感がわかります。

 

2019/06/24(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.40円。下限は107.27円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
107.48円、107.58円、107.65円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
107.17円、107.10円、107.04円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、107.35円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」テクニカルは戻り売り

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「ドル円/日足」上限107.80円 下限107.04円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

午前中の15分足チャートは、上下にヒゲがビュンビュン。
細かく狙うしかありませんでした。
上値が重い…。

今日の経済指標は、以下のふたつしかありません。

「14:00 日本 4月景気動向指数」は、消費税を上げるかどうかの7月1日の「日銀短観」予測につながって、

「17:00 ドイツ 6月IFO企業景況感指数」は、ユーロ圏の追加緩和をするかどうかのひとつの要因になります。

 

今日のわたしの基本戦略は、見定めて5分足チャートの高値からの「売り」。
下限ターゲットを叩いたら、「買い」に転向。
「設定レンジ&ターゲット・Pivot」を見定めて、トレードを組み立てます。
設定レンジ内ではバランスラインと、1時間Pivot重視です。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

今週は行ったり来たりの展開になりそうですが、慌てないでじっくりと攻めていきたいと思っています。

今日も、頑張りましょう。

天野 愛菜(まな)