常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

昨日午後6時の高騰。

ムニューシン米財務長官に同行して、バーレーンで取材をしていたCNBCのハドリー・ギャンブル氏の発信。

ムニューシン米財務長官が「米中貿易取引は90%完了していると言った」というもの。

昨日の相場観が一瞬にして崩れてしまいました。

 

スイス系のニュースベンダーからの速報は、午後5時58分

わたしは「これ伝聞でしょう?本人は交渉していないじゃん。」と思っていたのに、107.50円に徐々に近づいていくではありませんか。

「うぁ、上がる!」

そして上昇に向かうための瞬間下落。

「取引ロットを修正するから、わたしに3秒ちょうだい!」。

そしてー

1回目 18:00
設定レンジ上限107.45円→107.71円(Pivot Day・R2)。「買い」26銭。

 

上限・第2ターゲット107.65円には難なく到達。

わたしの頭のなかは「あくまで伝聞でしょう?」でいっぱいだったので、そこで決済しようとも考えたのですが、勢いもあるし上方に(Pivot Day・R2)。

ダメなら107.60円で決済と心に決めて、心機一転。

このタイミングでエントリーした、と思うことにしました。

そして5分後、めでたく「決済」できました。

 

エントリーしそびれた人たちの悲鳴が聞こえてきます。

「再トライのチャンスをちょうだい。お願い下がって!」

 

でも機関投資家の方々は決済しない。

こういう場合で大きく下落するのは、機関投資家の方々が買いポジションを精算し始めた場合だけ。

わたしがお金持ちで小心者でなかったら、週末までポジションキープしたい状況でした。

今日の予想に反して上昇したので機関投資家の方々は、他の通貨や株式や債券を見合って、今後の展開を再構築するための時間を取るだろうと考えて、わたしは夕食&バスTime。
わたしが考えても大勢に影響はないし…。(笑)。

 

そして3時間後の午後9時。
第3ターゲット107.75円付近。
ほとんど動いていない。
機関投資家の方々は、どこかにいってしまいました。

 

さて、どうしたものかなぁ…。

とりあえず様子見と、モニター画面のひとつをテレビにチェンジ。

Dlifeの「シカゴP.D.(チャイナタウンの闇)」。

まさにタイムリーな題名よね、となんだかおかしくなりました。

Dlifeは、BS放送で主にアメリカのシリーズドラマを放映していますが、日本語の吹き替えを担当している声優さんが見事です。

わたしのトレードスタイルは、一度エントリーしたら長いときは数時間でもキープしているので、その間でスピードラーニングを流して聞いていたり、歌詞にとらわれないようにクラシックを聞いていたりします。

なかでもDlifeは、映像を見ていなくても声優さんの台詞を聞いているだけで満足できるのです。
(ちょっとDlifeの宣伝。)

結果として、昨日のエントリーは3回だけ。
朝は病院に行ったりしたので、早めに切り上げました。

相場に方向感がないときは、たとえ伝聞であったとしても、ささいなことで動いてしまう昨日のお話でした。

 

睡蓮。
心が穏やかになります。

昨日の主な経済指標の結果

15:00 ドイツ
7月 GFK消費者信頼感調査
結果:9.8 予想:10 前回:10.1

20:00 米国
MBA住宅ローン申請指数 [前週比]
結果:1.3% 予想:――% 前回:-3.4%

21:30 米国
5月 耐久財受注 [前月比]
結果:-1.3% 予想:-0.1% 前回:-2.3%
5月 耐久財受注・輸送用機器除く [前月比]
結果:0.3% 予想:0.1% 前回:-0.1%

昨日の主な要人発言

バーキン米リッチモンド連銀総裁
「今年の利下げ自体が、必要かどうかわからない」

ブラード米セントルイス連銀総裁
「今月中の利下げを主張する。今動くべきときだ」

ロス米商務長官
「トランプ米大統領の中国に対する関税は、はったりではない」
「米国はファーウェイに対して、国家の安全保障に大きな懸念がある」

トランプ米大統領
「中国製品への追加課税は、25%ではなく10%にする」
「私にはFRB議長を降格、解雇する権限はあるが、それについて発言したことはない」
「他国は通貨安を導いているが、米国は米連邦準備理事会(FRB)のせいで(通貨安に)できない」
「FRBの政策は狂っている」

昨日のトレード 利益50銭

○上限・第4ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.45円。下限は107.10円。

上限越えのターゲットは
107.53円、107.65円、107.74円、107.80円、107.89円。
下限越えのターゲットは
107.03円、106.95円、106.88円、106.76円、106.65円。

設定レンジ内のバランスラインは、107.32円、107.20円。

———-欧米時間———-
1回目 18:00
設定レンジ上限107.45円→107.71円(Pivot Day・R2)。「買い」26銭。

2回目 21:18
上限・第3ターゲット107.74円→上限・第2ターゲット107.65円。「売り」9銭。

3回目 0:40
上限・・第2ターゲット107.65円→上限・第4ターゲット107.80円。「買い」15銭。

 

 

今日の午後から明日の午前中で、ドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

6月27日(木曜日)
米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)
ドイツ 6月消費者物価指数(CPI、速報値)

18:00
ユーロ圏 6月経済信頼感
ユーロ圏 6月消費者信頼感(確定値)

21:00
ドイツ 6月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比)
ドイツ 6月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年同月比)

21:30
米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
米国 1-3月期四半期GDP個人消費・確定値(前期比)
米国 1-3月期四半期コアPCE・確定値(前期比)
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数

23:00
米国 5月住宅販売保留指数(前月比)
米国 5月住宅販売保留指数(前年同月比)

***********************************

6月28日(金曜日)
日本 G20首脳会議(大阪・~29日)
日本 5月鉱工業生産・速報値
米国 5月個人消費支出(PCE)

8:30
日本 5月失業率
日本 5月有効求人倍率

8:50
日本 5月鉱工業生産・速報値(前月比)
日本 5月鉱工業生産・速報値(前年同月比)

愛菜の経済指標・用語解説

ユーロ圏・消費者信頼感指数

ユーロ経済圏で生活する約24,000世帯から、向こう一年間の経済の見通しを調査し、それを集計、指数化したもの。
発表は、欧州委員会。

・家計の財務状況の見通し
・生活している国の経済状況の見通し
・失業率
・預貯金の可能性
―などの項目を調査します。

発表は毎月20日前後に速報値。
それから1週間後に改定値が発表されます。

為替相場への影響は、速報値>改定値。

ドイツ・消費者物価指数(CPI)

消費者物価指数は、経済用語ではCPI(Consumer Price Index)。
消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。
発表機関は、ドイツ連邦統計局。
ユーロ圏最大の経済大国ドイツの消費者物価指数は、欧州中央銀行(ECB)の金融政策に大きく影響を与えます。

米国・国内総生産GDP

米国内で生産されたモノやサービスなどの金額の合計。
「GDP」とは、Gross National Productの略。
個人消費や設備投資などの内需と、輸出に伴い発生する外需で構成される指標。
発表は、米国―商務省経済分析局(BEA)。

GDPには単に生産額を足し合わせただけの「名目GDP」とインフレやデフレの影響を除いた「実質GDP」があります。
為替相場で注目されるのは実質GDPの方。

米国のGDPには、四半期が終了し発表される時期によって、速報値・改定値・確報値があります。GDPは単独の統計ではなく、雇用統計、など各種の統計データから算出されます。
したがって、速報値や改定値を算定する段階で最新の結果が公表されていない場合には、それらが反映されません。
速報値…四半期が終了してから約1ヶ月後に、出揃っている統計結果から算出。
改定値…四半期が終了してから約2ヶ月後に発表。その間の経済指標も加味されます。
確報値…四半期が終了してから約3ヶ月後に発表。改定値に出揃った統計加え、さらに検証して発表されます。

市場の注目度は、速報値>改定値>確報値。

新規失業保険申請件数

失業者が初めて失業保険給付を申請した件数の集計。
発表は米労働省雇用統計局。
毎週集計したものを翌週の木曜日に公表します。
週次指標なので、景気先行性指数として用いられています。
先行性は、おおむね3ヶ月。
40万人を下回っていれば、雇用環境は良好と考えます。
とくに雇用統計の基準日である12日を含む週の結果は注目度が高くなります。

また祝日や工場が稼働停止となる夏休みなどの長期休暇、災害などが起因した申請件数の増加もあるので、4週を平均化して数値を分析するのが一般的です。

失業保険継続受給者数

失業者が継続して失業保険給付を受給している件数を集計したものです。
発表は米労働省雇用統計局。
毎週集計したものを翌週の木曜日に、新規失業保険申請件数と合わせて公表。
週次指標なので、景気先行性指数として用いられています。
先行性は、おおむね3ヶ月。
また祝日や工場が稼働停止となる夏休みなどの長期休暇、災害などが起因した申請件数の増加もあるので、4週を平均化して数値を分析するのが一般的です。

米国・住宅販売保留指数

全米リアルター協会(NAR)が発表します。
住宅販売保留指数は、売買契約は終わっているが、引渡しが済んでいない物件数を指数化したもの。
売買契約が終わっているということは、住宅販売件数と同様の意義を持つため、住宅の販売件数と同様に解釈されますが、ドル円が大きく動くことは稀です。

日本・失業率

日本の失業率は、全労働力人口に対する失業者数の割合のことをいいます。
失業者とは、現在就業可能で仕事を探しているが雇用されていない15歳から74歳までの人のこと。
発表は、総務省統計局。

日本・有効求人倍率

有効求人倍率とは、当該月間求職者数に対する当該月間の企業からの求人数の割合。
ひとりの求職者に何社が雇用を希望しているか、という数値。
数値が上がることで景気向上と判断されます。
発表は、厚生労働省。

日本・鉱工業生産・設備稼働率

日本の製造業の動きから日本の景気を判断する統計です。
FXでは「鉱工業生産」と「設備稼働率」とわけてとらえますが、
経済産業省はー
「鉱工業指数(IIP)・鉱工業指数(生産・出荷・在庫、生産能力・稼働率)、生産予測指数」として以下の区分で発表し、そのなかに「鉱工業生産」と「設備稼働率」が含まれています。
「鉱工業指数」⇦鉱工業生産
「製造工業稼働率指数」⇦設備稼働率
「製造工業生産能力指数」

なかでも「鉱工業指数」は、「生産」「出荷」「在庫」「在庫率」「製造工業生産予測調査」にわかれていて、「生産」「出荷」「在庫」「在庫率」は<指数>と、<低下業種・上昇業種>、2ヶ月後の生産計画を表す「製造工業生産予測調査」では、<指数>と<上昇業種>の詳細がわかります。

鉱工業指数の基準値は、2015年を100としています。
対象月の翌月末日頃に速報値、それから約2週間後に確報値が発表されます。

 

2019/06/27(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.03円。下限は107.65円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.10円、108.21円、108.32円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
107.57円、107.47円、107.40円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、107.84円、107.40円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」テクニカルは買い

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「ドル円/日足」上限107.80円 下限107.40円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の目立った経済指標は
「21:30 米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)」

GDPなのですが、確定値でしかも為替では過去の存在の1-3月期
もうすぐ7月だもん。
なのでほとんど動かない。
動いたら「そうなんだ…」と諦める。

 

そうそう米中首脳会談のことですが、はじめは明日28日でしたが、昨晩になって「29日で調整中」とホワイトハウスからオフレコ発言。

オフレコがすぐにネットで広まるのも凄い話ですが、念のためお伝えしておきます。

29日だと、土曜日ですから市場はお休み。

為替も株も債券も「急変がない」ということ。

いい結果になるのなら、<株式相場ファースト>のトランプ大統領なら、明日の金曜日に米中首脳会談をするのにな、という考え方もできるということです。

 

今日の為替も株式も、コメンティターの方々のお話は、視聴者がどうととでも受け取れる内容。
―つまり、わからない。

わたしもわからないけど、でも「売り」からの「買い」戦略。
昨日の急騰で下値があがって、意識されている価格が107.47円。
この価格を意識しながらトレードします。

「設定レンジ&ターゲット・Pivot」と「愛菜の3MAトレード」5分足でトレードを組み立てます。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

昨日の午後はお薬をいただいて寝ていました。
だから体調は万全。

あなたも体調には気を付けて、今日も頑張ってください。

天野 愛菜(まな)