常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

108.40銭で始まった今週のドル円。

今日の正午までの
上値は、7/10午前9時の108.99円
下値は、昨日7/11正午の107.87円。

およそ一日で値幅は1円12銭

上下とも日本時間。
ありがたい一週間に恵まれました。

海外のトレーダーさんからは
「愛菜、今週もお疲れ様でした。」というメールが今朝、すでに何通か来ていました。
「あれぇ? 今日はトレードしないの?」と返信すると
「今週はどの通貨も動いてくれて、予算の達成は完了したから今日はぼちぼち。ヘタに動いて損失は出したくない。」という返事。

そして
「日本市場は休みだけど、来週月曜日の中国GDPは欧州でも関心が高いから、しっかりトレードしなさいね。」とドイツ人。
いつもより5時間早めに出社するそうです。
中国のGDPはお手盛りがあるから、そのあたりを考慮してトレードすること、と注意が添えられていました。

今日の中国の貿易収支は、午前11時発表という噂があって、わたしも待ち構えていましたが、今もって音沙汰なし。
しびれを切らした「売り」が先ほどありましたが、今日の展開はどうなるのでしょうか。

 

どのくらい髪伸びた?とご質問。
自撮りで手ぶれ…。

昨日の主な経済指標の結果

8:50 日本
前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
結果:2971億円 予想:――億円 前回:5143億円
前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
結果:1922億円 予想:――億円 前回:585億円

13:30 日本
5月第三次産業活動指数(前月比)
結果:-0.2% 予想:-0.1% 前回:0.8%

15:00 ドイツ
6月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
結果:0.3% 予想:0.3% 前回:0.3%
6月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
結果:1.6% 予想:1.6% 前回:1.6%

21:30 米国
6月消費者物価指数(CPI)(前月比)
結果:0.1% 予想:0.0% 前回:0.1%
6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
結果:1.6% 予想:1.6% 前回:1.8%
6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
結果:0.3% 予想:0.2% 前回:0.1%
6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)
結果:2.1% 予想:2.0% 前回:2.0%
前週分新規失業保険申請件数
結果:20.9万件 予想:22.0万件 前回:22.2万件
前週分失業保険継続受給者数
結果:172.3万人 予想:――万人 前回:169.6万人

昨日の主な要人発言

中国商務省報道官
「ファーウィイに対する制裁が解除されれば、米中関係は健全な進展が見込まれる」

トランプ米大統領
「メキシコは素晴らしい、しかし中国には落胆している」
「中国は約束した、すぐに購入するといっていた農産品を買っていない」
「中国がその約束を守って、農産品を買い始めることに期待している」

パウエルFRB議長
「リブラ(Facebookの仮想通貨)に対する懸念が高まっている」
「貿易摩擦は米経済見通しの重し」
「貿易摩擦はサプライチェーンの不確実性を高めている」
「雇用とインフレの関連性はどんどん弱くなっている」
「金融政策は市場が期待しているほどの緩和的ではない」

バーキン米リッチモンド連銀総裁
「企業信頼感と投資についてはかなり良好だ」
「雇用市場は歴史的な強さでインフレ見通しは安定的」
「利下げについて決断しなければならないのであれば、ゆっくり動くより早く動くほうがよい」

ボスティック米アトランタ連銀総裁
「6月米雇用統計は米労働市場の健全性を示したものだ」
「ダラス連銀の市場分析ではインフレが目標値に近づいていることを示している」

クォールズFRB副議長
「米国経済は強い状態だが、明らかにいくつかのリスクが顕在する」

ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
「米経済が短期的にリセッションに陥る可能性は低い」
「FRBは金利調整の準備が必要と考える」

昨日のトレード 利益89銭

○下限、上限とも第1ターゲットまで

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.44円。下限は108.00円。

上限越えのターゲットは
108.50円、108.57円、108.72円、108.83円。
下限越えのターゲットは
107.90円、107.80円、107.63円、107.53円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.35円、108.20円。

思惑どおりの展開になってくれれば、自信を持って「エントリー」できるという昨日のトレードでした。
ターゲットのような目標をあらかじめ決めておけば、「そこまで到達できるかどうか」という分析に集中できます。
短い時間足の移動平均線に頼り過ぎてしまうと、往々にして早めの決済になってしまいがちです

———-日本時間———-
1回目 11:45
設定レンジ下限108.00円→下限・第1ターゲット107.90円。「売り」10銭。

2回目 12:20
下限・第1ターゲット107.90円→設定レンジ下限108.00円。「買い」10銭。

———-欧米時間———-
3回目 15:55
設定レンジ下限108.00円→バランスライン108.20円。「買い」20銭。

4回目 21:30
108.11円(Pivot 1H)→108.30円。「買い」19銭。
※「愛菜の3MAトレード」1分足で決済

5回目 21:47
バランスライン108.20円→バランスライン108.35円。「買い」15銭。
※相場の格言「二度に買うべし。二度に売るべし。」のいつもの展開。
安心の買いパターン。

6回目 1:12
バランスライン108.35円→設定レンジ上限108.44円。「買い」9銭。

7回目 1:40
設定レンジ上限108.44円→上限・第1ターゲット108.50円。「買い」6銭。
※米国ダウ平均株価が最高潮。そこで頑張ってみましたが…。あれれ。

今日の午後から来週月曜日の午前中で、ドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

7月12日(金曜日)
中国 6月貿易収支(米ドル)
中国 6月貿易収支(人民元)

13:30
日本 5月設備稼働率(前月比)
日本 5月鉱工業生産・確報値(前月比)
日本 5月鉱工業生産・確報値(前年同月比)

15:00
ドイツ 6月卸売物価指数(WPI)(前月比)

18:00
ユーロ圏 5月鉱工業生産(前月比)
ユーロ圏 5月鉱工業生産(前年同月比)

21:30
米国 6月卸売物価指数(PPI)(前月比)
米国 6月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
米国 6月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 6月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)

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7月15日(月曜日)
日本 休場(海の日)

11:00
中国 6月小売売上高(前年同月比)
中国 6月鉱工業生産(前年同月比)
中国 4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前期比)
中国 4-6月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比)

愛菜の経済指標・用語解説

中国・貿易収支

輸出額(国内に入ってきた金額)から輸入額(国外に出て行った金額)を差し引いたもの。
輸出額が輸入額を上回れば貿易黒字、反対に輸出額が輸入額を下回れば貿易赤字ということです。
発表は、中国税関総局 (General Administration of Customs)。

米ドルと人民元で、それぞれ発表されます。

日本・鉱工業生産・設備稼働率

日本の製造業の動きから日本の景気を判断する統計です。
FXでは「鉱工業生産」と「設備稼働率」とわけてとらえますが、
経済産業省はー
「鉱工業指数(IIP)・鉱工業指数(生産・出荷・在庫、生産能力・稼働率)、生産予測指数」として以下の区分で発表し、そのなかに「鉱工業生産」と「設備稼働率」が含まれています。
「鉱工業指数」⇦鉱工業生産
「製造工業稼働率指数」⇦設備稼働率
「製造工業生産能力指数」

なかでも「鉱工業指数」は、「生産」「出荷」「在庫」「在庫率」「製造工業生産予測調査」にわかれていて、「生産」「出荷」「在庫」「在庫率」は<指数>と、<低下業種・上昇業種>、2ヶ月後の生産計画を表す「製造工業生産予測調査」では、<指数>と<上昇業種>の詳細がわかります。

鉱工業指数の基準値は、2015年を100としています。
対象月の翌月末日頃に速報値、それから約2週間後に確報値が発表されます。

ドイツ・卸売物価指数(WPI)

WPIは、Wholesale Price Indexの略。
ドイツの卸売業者によって販売された商品の価格を指数化したものです。
発表は、ドイツ連邦統計局。

消費者物価指数よりも卸売物価指数の方が景気への反映が早いので、現状や見通しの景況感、インフレ率、消費動向を予測する材料。
ドイツはEU経済を牽引していることもあって、予想値との乖離が大きいとドル円にも影響があります。

ユーロ圏・鉱工業生産

鉱工業製品を生産する事業所における生産の状況等(数量・重量・金額等)を集計し「指数」として毎月公表します。
鉱工業製品には、鉄鋼、一般機械、電気・精密・輸送用機器、繊維工業品、紙・パルプ製品、医薬品など数多くの品目があり、この鉱工業生産指数によってユーロ圏における生産活動の包括的な水準がわかります。
発表は、ユーロスタット(Eurostat)=欧州委員会統計局です。

景況感判断における大きな要素の「生産活動と消費行動」のうちの、生産活動状況が判断される重要な指数です。

米国・卸売物価指数(PPI)

PPIとは、「Producer Price Index」の略です。
米国のPPIにおいては「卸売物価指数」と表記する会社もあれば「生産者物価指数」と表記する会社もあります。
公表している内容の捉え方に違いがあるのですが、要はー
石油・鉄・小麦などの原材料や、中間財と呼ばれる製品を作るための部品などの仕入れ価格や完成品が前月と比べて上がったのか下がったのか、ということです。

このPPI「卸売物価指数」「生産者物価指数」の後に、市場が注目する「消費者物価指数」CPI(Consumer Price Index)、欧州の場合は日本語では同様に「消費者物価指数」ですが表記の異なるHICP(Harmonized Index of Consumer Prices)の発表があります。
卸売物価指数が上がったので、消費者は「買い控え」をしたのか、それでも雇用の安定や賃金の上昇が理由で消費マインドには影響がなかったのか、卸売物価指数は景気動向を知る上での基礎的数値です。

中国・小売売上高

自動車を除いた百貨店やスーパー等の小売・サービス業のサンプリングに基づいた月間売上高の数値です。
発表は中国国家統計局。

中国の個人消費の動向を探るとともに、中国全般の国内消費を推察します。
中国のこの指標は、サンプル抽出に問題があるのではないか、と欧米の専門家から疑われています。

景況感判断における大きな要素の「生産活動と消費行動」のうちの、「消費行動状況」を推察します。

中国・鉱工業生産

鉱工業製品を生産する事業所における生産の状況等(数量・重量・金額等)を集計したものを「指数」として毎月公表します。
鉱工業製品には、鉄鋼、一般機械、電気・精密・輸送用機器、繊維工業品、紙・パルプ製品、医薬品など数多くの品目があり、この鉱工業生産指数によって、中国における生産活動の包括的な水準を推定します。
中国政府による道路や鉄道、港湾などの巨大公共投資がこの指標に反映されます。
また中国の個人投資家による不動産物件投資も鉱工業生産に影響を与えます。

発表は中国国家統計局。

景況感判断における大きな要素の「生産活動と消費行動」のうちの、生産活動状況が判断される重要な指数です。

中国・国内総生産(GDP)

中国内で生産されたモノやサービスなどの金額の合計。
「GDP」とは、Gross National Productの略。
個人消費や設備投資などの内需と、輸出に伴い発生する外需で構成される指標。
発表は、中国国家統計局

国家統計局は、国内で生産されるすべての払い出された財とサービスを考慮に入れた計算方法を取り、行政データ(税務当局、財務省、保険監督管理委員会、中国人民銀行など)収集されたデータに基づいています。(季節調整済み)
香港・マカオ・台湾のGDPのデータは計算から除外されています。

国内総生産は、中国にとって最も重要な経済指標です。

 

2019/07/12(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.60円。下限は108.33円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.72円、108.80円、108.95円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.26円、108.16円、108.05円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、108.50円、108.42円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」やや上昇傾向

20190712_1uy_p

「ドル円/日足」上限108.80円 下限106.80円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

下値で意識されている価格は、下限・第1ターゲット108.26円。
0.5%利下げと市場関係者はあおっていますが、ちょっとムリかな、と思い始めているドル円。

パウエルFRB議長・議会証言を前にして109.00円に届かなかったことも気がかり。

来週月曜日の中国GDPが欧米勢に意識されると、今晩は上下とも動きにくい展開でしょうか。

今日は「設定レンジ&ターゲット・Pivot」とバランスラインを重視。
5分足と15分足チャートの移動平均線(21)と(26)、(75)を見定めて、「愛菜の3MAトレード」で利益を目指します。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

今週のわたしの生活はドタバタしていました。
週末はカラダを休めることに専念しようかな。

そして月曜日は休日ですが、いつもの通り、トレード依存症を発揮します。(笑)。

今週もありがとうございました。
よい週末をお過ごしください。

天野 愛菜(まな)