常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

久しぶりの長い夏休みでした。
ご無沙汰しておりました。

わたしは猪八戒先生のお遣いが急遽決まって、ベトナムに行きました。
本当は香港に行く予定でしたが、香港デモの影響が懸念されていたので、香港のお客さんがベトナムのハノイまで陸路で10時間をかけて来て下さいました。

香港は中国への「投資の窓口」なので中国にとっては経済の要所。
そこが揉めているので中国政府が心配する理由はわかるのですが、とくにアメリカ、イギリス、カナダ、タイ国などからの中国政府に対する警告にも似た発言の意図が、わたしに理解できませんでした。

そしてメディア報道の違い。
日本のメディアは「デモ問題」、他国のメディアは「安全保障問題」として報道していますが、わたしにはその理由もわからなかったのです。

香港は人口の半分以上が2重国籍取得者

しかし香港の方のお話で納得。

香港の人口は760万人前後で、そのうちの400万人がアメリカ、イギリス、カナダ、タイ国などの2重国籍を取得しているから、中国政府が警察ではなく軍隊を香港に派遣して、デモの鎮圧から「騒乱」にでもなったら、各国とも軍隊を派遣して自国の国籍を持っている人たちを「救出」しなければならない。

そうなったら香港上空に、各国の軍用機が多数飛来することになる。

そしてそのときに、中国軍の一部が各国の「救出」を「挑発」と受け取って、軍用機に向けて一発の銃弾が発射されると、それが大きな戦乱に発展してしまうことを恐れている、ということでした。

 

そんな香港問題に隠された事情を教えていただきながら、ベトナム料理の定番、春巻きやフォー、パイン・セオなどでお腹が膨らみ、中国経済のレクチャーでアタマがいっぱいになりました。

ハノイはムシ暑く、そして街に充満するニオイで、元気になることが出来なかった夏休みでした。

 

ベトナムで売っていた「キティちゃん」
日本円で100円弱でした。

今週の注目されているイベント

8月19日(月曜日)
18:00 ユーロ圏 7月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)

8月22日(木曜日)
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
20:30 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨

8月23日(金曜日)
08:30 日本 7月全国消費者物価指数
23:00  パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、講演
於:ジャクソンホール会議
23:00 米国 7月新築住宅販売件数

2019/08/19(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は106.47円。下限は106.25円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
106.64円、106.77円、106.85円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
106.18円、106.10円、106.02円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、106.35円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

午前中のトレード。難しかったですね。

いつものパターンは、
午前9時はノートレード。
そして10分前後からエントリー。
そして仲値発表前の午前9時50分には「決済」。
その後は、午前10時15分の「中国人民銀行の人民元取引の基準値」を見てから再開。

15日基準値は7.0268元
16日基準値は7.0312元
19日基準値は7.0365元。

今日の午前中は、結局、午前10時15分からのスタートでした。

1回目 10:15
106.41円(Pivot 1H・R1)→106.27円(Pivot 1H・S2)。「売り」14銭。

 

中国人民銀行は、人民元安の押さえ込みに必死なのがわかります。

ドル円の為替市場は、米中貿易戦争の行方にナーバスになっているということで、基本戦略は売りですが、機関投資家は設定レンジ上限付近から106.77円までが、日米金利差を狙った第1段階の買いと言われています。

その後は、ユーロが対ドルで売られれば、ドル円も吊られて上昇です。

今日の安全トレードは設定レンジ重視です。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

久しぶりのトレードで、勘の戻りが遅い感じ。
少しでも相場から離れてしまうとダメですね。

今週からまたがんばりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

天野 愛菜(まな)