常勝必見の「ドル円／今日の設定レンジ」は毎日更新⇒
こんにちは。天野愛菜です。
昨日は検査入院している病室で、タブレットトレード。
1時間Pivotを見ながらそこそこ利益は取れましたが、後出しジャンケンみたいになるので、
「昨日のトレード結果」は書かないでおきますね。
今晩の注目
カンザスシティー連邦準備銀行（第10地区管轄）が主催する毎年8月に開催される経済シンポジウム、通称「ジャクソンホール」。
日本時間の午後11時からはじまる「パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長」の講演から「利下げ」の動向に関心が集まっています。
株式市場はさらなる「利下げ」の期待感がありますが、昨日はジャクソンホール会議を主催するカンザスシティー連邦準備銀行のジョージ総裁が、ブルームバーグテレビの取材で、パウエルFRB議長と市場を牽制。
「景気減速の見通しがない限り、追加利下げは必要ない。」と。
もともとこの方は利下げに反対。
以前のBlogで書きましたが、理由は明瞭。
「利下げをすれば銀行の収益が減るから。」
アメリカの「連邦準備銀行」といっても、日銀と同じで組織形態は「株式会社」で総裁は代表取締役。
株主が当然いるわけで、たとえばニューヨーク連邦準備銀行の筆頭株主はJPモルガン。
株主の利益を優先する会社としては、利下げで収益を落としたくない。
そんな考え方は至極当然なのです。
そのような事情から、FOMCを二分している勢力が、アメリカの国益重視派と銀行の経営重視派。
パウエルFRB議長は「国益重視派」
アメリカの国益を守るためには、多少の経済的痛みを伴っても「中国との貿易戦争では勝つべきであるから、利下げをして経済的余力を保っていたい」と考えて、前回の利下げ決定の際には、「根回しに奔走した」ことは米国市場関係者の間では周知の事実です。
海外トレーダーさんたちの見立て
そこで今晩の講演内容からのドル円の動きですが、海外トレーダーさんたちの間では、次のように言われています。
「パウエルFRB議長による9月＜利下げ＞の根回しが終わっていないので、今晩の講演では利下げに対する強い意志は感じ取れないだろう。市場ではドル安といわれているが、米系ファンドのドル買い傾向を考えると、＜ドル高＞への警戒は絶対に怠るべきではない。」
日本時間の午後8時には、パウエルFRB議長の講演主旨がメディアに配布されるそうです。
パウエルFRB議長の発言の同時刻に「7月 新築住宅販売件数」が発表されます。
この経済指標も注目されているので、大きく振られる可能性がありますから、要注意のタイミングです。
2019/08/23(金曜日)
ドル円／今日の設定レンジ
上限は106.62円。下限は106.40円です
ターゲット
設定レンジの上限を越えたらー
106.69円、106.77円、106.93円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたらー
106.34円、106.25円、106.18円をターゲットとします。
設定レンジ内のバランスラインは、106.50円です。
※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。
※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ（変動）を考慮していますが、オーバーシュート（行き過ぎた動き）する可能性があることにも注意してください。
※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円／今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください。
「ドル円／今日の設定レンジ」1時間足
20190823_1uy_p愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法
今日の上値の壁は、設定レンジ上限106.62円～106.65円。
設定レンジ上限106.62円を越えても注意が必要です。
その後、ドル円相場で意識されている上値は106.77円。
これを越えたら、第3ターゲット106.93円、107.00円、107.19円が視野に入ってきます。
下値は下限・第2・3ターゲット。
106.00円には、強い買い。
今日はジリジリ上昇してから、ストンと落とされます。
気を付けましょう。
今日のわたしはそれでも「押し目買い」です。
※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。
※欧州勢が参入してくる午後3時～午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。
個人的には体調管理が上手に出来なくて、不甲斐ない一週間でした。
週末はしっかり休んで、来週のトレードには万全を期してのぞみたい、と思っています。
よい週末をお過ごしください。
今週も、ありがとうございました。
天野 愛菜(まな)
