常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

昨日は、トランプ砲の炸裂でドル円は急騰しました。

おもしろかったのは、先週金曜日の腹いせか、午後4時・中国政府の記者会見前の午後3時55分に第一砲。
ダウ平均先物も日経平均先物も急騰しました。

そして昨日のドル円の急騰は合計3回。
その3回とも直前までは下落傾向でした。

よくご質問をいただくのは、「どうして急変についていけたのか」ということですが、これは長年の「勘」も大きく影響しています。

まずは昔話。

わたしが小学生の頃の里親は柔剣道場の所有者で、掃除作業まで請け負っていて、わたしがその担当でした。
そのときの剣道の先生は優しくて、勉強を教えてくれたりおやつをくれたりしましたが、その上、里親が飲みに行って留守のときは剣道まで教えてくれました。

そのときの先生から教えてもらったことは「残心」と「虚心」。
「残心」とは、100%の力で打ち込むのではなく、余力を持って攻めること。
つまり「万が一、相手にかわされたときでも、反転攻勢できる力を残しておく」ということでした。

「虚心」とは、自分の欲望を捨てて、ひたすら相手の動きを感じること。
相手と対峙しているとき、相手がこうしたらわたしはこうするとか、わたしがこう仕掛けて相手がこう動いたらこうするとか考えていると、思考と行動との間に「隙」が出来て、瞬間の動きを見誤ってしまう、ということです。

剣道もそうですが、相場も一瞬先がどう動くかわかりません。

猪八戒先生からは「儲けはあとからついてくる。儲けようとする気持ちが目を曇らすから、
無になって相場を感じるんだ」とよく言われます。

 

しかし相場は剣道と違って、データで判断できるのがいいところ。

ダイバージェンスという言葉をきいたことがあると思いますが、簡単に言えば価格とインディケータの動きが逆行する状況。

そんなときわたしは、長年の相場とのお付き合いから気持ちが悪くなるのですが、その状況をティックチャートでは明確に表示されていることが多いです。

あれだけ激しく動いていたティックが一本の筋になるのです。

1分足チャートでは1本のローソク足ですが、上昇の場合は70ティックチャートでは初動でもローソク足が積み上がっていきます。

わずか1秒にも満たないときがありますが、わたしはその箱がふたつ積み上がってみっつ目からエントリーします。

高値からの逆行も同様にエントリーします。

昨日の急騰した瞬間のわたしの判断は、そんなところにありました。

慣れてくれば誰にでも出来ます。
インディケータやティックチャートの動きに「無意識」に対応出来るようになればいいのです。
考えた上で安心してエントリーするのではなく、無意識でも安心して相場に入ることが出来るようになればいいのです。

自動車を運転しているときの危険回避の、「無意識」の動作と同じです。
自動車の運転と同じです。たくさん相場に入ってください。

 

何度もいいますが、インディケータは過去のデータ集積の結果なので、それだけを頼りにしていてはいつまで経っても勝てません。
しかし相場にはパターンがあって、そのパターンのなかから自分が勝てる状況を一つひとつ積み上げていけば、結果として大きな利益が返ってきます。

 

わたしは小・中学校の卒業証書は教育委員会でもらいました。
やっと巡り会えた素敵な3番目の里親が、いまでいう「高校検定」を受けさせてくれて大学には行きましたが、小・中・高を飛ばしてしまったわたしの人生には人様がいう学歴はありません。

わたしはTGだから昼間の就職が出来なくて、大学を卒業してもバイトでやっていたホステスを延長したので、お客さんには金融関係の人がいたけど、金融関係のお仕事をしたことはありません。(笑)。

でも、こんなわたしでも、こうしてFXで生活が出来ています。

わたしのBlogを読んでくださっているアナタなら、こんなわたしよりも賢明だし、世界事象の分析や、なによりも人とも交流から生まれる「機微」には長けていると思います。
つまり相場で勝つための「聡明さ」「分析力」「判断力」があるわけですから、わたしより相場で勝てる資質には恵まれています。

まずはインディケータの動きから相場に入るのではなく、相場を感じて相場の型(パターン)を習得することを心がけてください。
そうすれば、必ず少しずつ確実に利益を積み上げていけて、大きな「急変」にも、簡単に対応できるようになります。

 

今日はわたしの大切なお友達のお母様の一周忌。
こころから、ご冥福をお祈り申し上げます。

昨日のトレード 利益2円20銭

○上限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は105.38円。下限は104.81円。

上限越えのターゲットは
105.48円、105.65円、105.78円。
下限越えのターゲットは
104.74円、104.62円、104.50円。

設定レンジ内のバランスラインは、105.00円

―――日本時間―――
1回目 11:48
設定レンジ上限105.38円→上限・第3ターゲット105.78円。「買い」40銭。
※トランプ米大統領
「中国から通商協議の再開を望む旨の連絡があった」

―――欧米時間―――

2回目 15:55
設定レンジ上限105.38円→105.87円(Pivot 1H・R1)。「買い」49銭。
※トランプ米大統領
「中国から通商協議の再開を望む旨の連絡があった」

3回目 16:21
上限・第3ターゲット105.78円→105.52円(Pivot 1H・Key)。「売り」26銭。
※中国外務省
「先週末に中国が米国に電話したことを認識していない」

4回目 16:38
上限・第2ターゲット105.65円→上限・第3ターゲット106.78円。「買い」13銭。

5回目 18:52
105.86円(Pivot 1H・Key)→105.73円。「売り」13銭。

6回目 19:03→21:57
上限・第3ターゲット105.78円→106.35円(Pivot Day・R1)。「買い」57銭。
※トランプ米大統領
18:30 「中国への追加関税の延期について可能性が出てきた」
19:45 「我々は、中国と有意義な電話協議を行なった」
20:00 「貿易協議次第では、米企業は中国に留まることになる」
※米国10年債利回り 急騰

7回目 21:58
106.35円(Pivot Day・R1)→106.13円(Pivot 1H・Key)。「売り」22銭。
※今回の決済は失敗。106.00円まで下がることはわかってはいたのですが、ちょっと跳ね上がった106.13円(Pivot 1H・Key)で、ドキドキしてしまってマウスをポチッ。

 

23時台になって、106.03円・Pivot 1H・Keyと1時間足の移動平均線(指数・75)が重なって、もみ合い。

眠くなってしまったので、昨日のトレードはそこで終了しました。

2019/08/27(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は106.15円。下限は105.70円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
106.22円、106.29円、106.38円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
105.62円、105.52円、105.41円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、105.86円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合がので、値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日注目の経済指標は
「15:00 ドイツ 国内総生産」。
ユーロ圏の経済を牽引するドイツ経済の指標が、ユーロ/ドルからユーロ/円、ドル/円へ波及する可能性があります。

だだしアメリカの経済指標ではないので、慌てなくても大丈夫。
2匹目のドジョウを狙うつもりでOKです。

現時点では、ドイツの10年債利回りが日本よりも低下しているのです。
ドイツは中国市場に対する依存度が高かったので、中国経済の鈍化に呼応しているのが理由ですが、そのことがユーロ全体に影響しています。

ユーロ圏の利回りが低下すると、アメリカの利回りも引っ張られて低下。
そしてドル円も下落するという構図です。

今日のドル円の基調は「ドル安」です。
でも、でもわかりません。

昨日と同様に、「トランプ砲」には要注意です。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

今日は急変注意日。
月末の利益確定準備に入るトレーダーさんが多いです。

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)