こんにちは、天野愛菜です。

昨日は、23:00の「ISM製造業景況指数」が、blogでお伝えしていた「ネガティブサプライズ」となってドルは急落。

はじめは「いざ、利下げへ」の大合唱で下押し圧力のオンパレードでした。
その後普段でしたら、戻りを試すところが、23:35にトランプ大統領の発言が伝わりました。

「米政策金利は高すぎる。強いドルが米製造業に打撃を与えている」と。

これがトル高牽制になって、下方で停滞となりました。

そして迎えた日本時間。
日本勢としては買い上げたいところですが、じわりじわりと進めるしかない状態です。

昨日のトレード 利益1円36銭

☆達成ターゲット
/上限・第2ターゲット・下限・第4ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.22円。下限は108.03円。

上限越えのターゲットは
108.34円、108.43円、108.48円、108.59円。
下限越えのターゲットは
107.95円、107.87円、107.74円、107.65円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.18円。

―――日本時間―――

1回目 9:31
108.07円(Pivot 1H・Key) →108.26円(Pivot 1H・Key)。「買い」19銭。

決済した時間は13:46。19銭に4時間15分も掛かってしまいました。
blogで書いた通り、5分足チャートの移動平均線(21)が迫ってきたので、近くにあったPivotで決済しました。
13:30に豪中央銀行の政策金利の発表があって、1.00%→0.75%へ。
中国市場が開いていたら、大きな変動もあったのかな、と思っていました。

2回目 14:12
108.20円(15分足・移動平均線21)→上限・第2ターゲット108.43円。「買い」23銭。

このトレードは途中で下落しましたが、結果オーライ。
15分足・移動平均線21が上昇していたので、損切りしないですみました。
爆上げしたのが、16:15くらいからで、上限・第2ターゲット108.43円に向けて一瞬のヒゲ。
このトレードにも時間が掛かりました。

―――欧米時間―――

3回目 20:19
設定レンジ上限108.22円→上限・第1ターゲット108.34円。「買い」12銭。

1時間足・移動平均線(21)は上昇。そしてよくあることですが、価格は15分足・移動平均線(21)の下にありましたが上昇中。
この場合、迷わず「買い」エントリーです。

4回目 21:17
108.27円(Pivot 1H・S1)→上限・第2ターゲット108.43円。「買い」16銭。

5分足の適応型移動平均線に乗ったところです。
米国時間になると値幅が大きくなって、早めのリカクや損切りしてしまうので、午後8時過ぎからは、適応型移動平均線をよく見ています。

5回目 22:31
上限・第1ターゲット108.34円→上限・第2ターゲット108.43円。「買い」9銭。

上昇中の15分足・移動平均線(21)が108.33円。ここで「買い」エントリーでもよかったのですが、安全を期して上限・第1ターゲット108.34円で「買い」。
「23:00 米国 9月 ISM製造業景況指数」の前で決済出来てよかったです。
このままISMに突入したらどうしょう、と少し焦っていました。

6回目 23:00
設定レンジ上限108.22円→下限・第4ターゲット107.65円。「売り」57銭。

blogで書いた「ネガティブサプライズ」
「愛菜の経済指標トレード」では、上限・第4ターゲットに「売り」をおいていただけでした。
その理由は、「米国10年債利回り」が21:49に1.750%をつけてから下降していたのです。
それなのに5回目のドル円は上昇。明らかにおかしな動きです。
相場のプロの方々は「絶対に売りを確信している」と思って、発射台から20銭下の設定レンジ上限108.22円に「売り」ポジションを作っておいたのでした。
決済した下限・第4ターゲット107.65円は、ぴったりだったでしょう。

余談ですが…。
日本の経済ニュース番組の傾向として、米国の経済指標の予想は「よく」いうことが多いです。
それは安心して日本株を買ってもらいたいから。
何よりも、日本市場は開いていない時間だから、とくに責任ないし…。

2019/10/02(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.78円。下限は107.64円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
107.87円、107.98円、108.12円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
107.55円、107.48円、107.35円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、107.74円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

トランプ大統領の昨日のツィートが、ISM製造業景況指数の悪化をFRBの政策の責任にしたことで、市場はトランプ大統領に対して嫌悪感を抱いてしまいました。

製造業の不振は、お得意様の中国が報復関税をかけていることが大きな原因。
中国は対ドルで人民元安に誘導して追加関税分を相殺しているけど、トランプ大統領にはそれが出来なくてイライラ状態。

そこを斟酌する人が増えてくれば、ドル安。そうでなければドル高。
市場のトランプ大統領への信任が問われる今日の為替相場になります。

今日注目の経済指標は
「21:15 米国 9月 ADP雇用統計」
前回値が19.5万人で、予想値が14.0万人。

海外トレーダーさんたちは、「そこまで低い予想なの? ドル高誘導?」と囁いていますが、昨日のISM製造業景況指数の「雇用部門」が、前回値47.4から今回値46.3に悪化していました。
そこを踏まえると、今日は絶対にスクエアーで臨みます。

世界一の巨大ファンドである日本のGPIFが、円安方向に舵を切ったとされています。
ここも今日のポイントです。

上値で意識されている価格は108.00円。
それをうわ抜けると、昨日と同じ、108.43円の攻防戦となります。

そうはいうものの、今日は欧米時間になってからの「売り」と「戻り売り」に追随したい、と思っています。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

昨日の昼間のダラダラとしたドル円を見定めて、沖縄に戻ってきました。
病院からは外出許可を出してもらっての東京行きで、日曜日には帰るから、なんて言っていたので、院長先生から怒られました。

もう、病院は飽きた…。

みんなで笑っているように見せてくれるコスモスが好き。

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)