こんにちは、天野愛菜です。

今晩は「雇用統計」。
「雇用」にまつわる直近のデータをまとめておきます。

9月19日発表
■雇用統計算出基準 新規失業保険申請件数
結果:20.8万件 予想:21.3万件 前回:20.6万件

■雇用統計算出基準  失業保険継続受給者数
結果:166.1万人 予想:167.2万人 前回:167.4万人

10月1日発表
■9月 ISM製造業景況指数 【雇用】
結果:46.3 予想:― 前回:47.4

10月2日発表
■9月 ADP雇用統計 (前月比)
結果:13.5万人 予想:14.0万人 前回:15.7万人

10月3日発表
■9月 チャレンジャー人員削減数 (前年比)
結果:-24.8% 予想:―% 前回:39.0%

■ISM非製造業景況指数 【雇用】
結果:50.4 予想:― 前回:53.1

前回の雇用統計の前データは、ISMだけが「悪化」でした。
他の結果はよかったんです。
しかし「急落」。

そして今回は、雇用統計算出基準日・12日が含まれる週の「新規失業保険申請件数」と「失業保険継続受給者数」以外は全滅。
しかもこのふたつの指標はよく修正されることから、誤差を見込むと「よい」とはいえないのです。

そして今日の予想値は、他の経済指標データ数値が「悪化」を示しているのに、前回の結果よりも「よい」という予想。

予想値よりも結果が悪ければ「ドル安」に振れるわけですから、海外トレーダーさんの間では、「下げ誘導」と言っています。

21:30 9月 非農業部門雇用者数変化(前月比)
結果:-万人 予想:14.5万人 前回:13.0万人

今日のドル円の動き

そこで今日のドル円の動きは「売り」一辺倒かな、と思うと、海外トレーダーさんはそうは考えていません。

「雇用統計」の発表までは、上値が重い展開。発表後は「急落」からの「上昇」と読んでいます。

その理由はふたつあって、
今回の「雇用統計」の結果で「利下げ」圧力をかけて、世間に米国経済の悪化を印象付けて後、下がり過ぎているドルを調整。
もうひとつは「米国10年債利回り」が下がり過ぎているので、ここでも調整が必要というものです

この予測は、ナーバスな要人発言や報道がこれから出ないことが前提です。

さてどうなるのでしょうか。

昨日のトレード 利益1円29銭

☆達成ターゲット
/下限・第4ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.20円。下限は107.02円。

上限越えのターゲットは
107.33円、107.41円、107.53円、107.60円。
下限越えのターゲットは
106.95円、106.79円、106.67円、106.54円。

設定レンジ内のバランスラインは、107.13円。

―――欧米時間―――
1回目 17:39
設定レンジ上限107.20円→106.05円(一昨日の底値)。「売り」15銭。

ここでのエントリーは、価格が<Pivot 1H・Key>の下、そして1分足チャートの遅行スパンがローソク足をしっかり下抜けたから。

2回目 19:03
設定レンジ上限107.20円→106.87円(Pivot 1H・S3)。「売り」33銭。

5分足と15分足の移動平均線(21)がしっかり下降。
そして15分足チャートでローソク足が、移動平均線(21)で跳ね返ったのでエントリー。
それと設定レンジ上限107.20円の存在も大きかったです

3回目 23:00
設定レンジ下限107.02円→下限・第4ターゲット106.54円。「売り」56銭。

一瞬のもみ合いがあっても、すべての時間足とすべての移動平均線が下降。
発射台は107.05円。
スプレッドが上に行った瞬間でエントリー出来ました。
決済は、106.48円の底をつけて戻ったところです。
わたしにとっては理想的なパターンでした。

4回目 23:11
下限・第4ターゲット106.54円→下限・第2ターゲット106.79円。「買い」25銭。

1日の「ISM」のときは、「米国10年債利回り」の戻りはありませんでしたが、今回は23:05の時点で、上昇に転じました。
安心の買い。
決済は、106.80円から戻ったところでした。

2019/10/04(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は106.92円。下限は106.75円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
107.01円、107.10円、107.19円、107.29円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
106.68円、106.55円、106.48円、106.27円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、107.89円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日のわたしの戦略は、「雇用統計」までは動けば「売り」追随。

そして「雇用統計」で急落したら、設定レンジやターゲットからの「売り」。
ただしこれは、「約定」しない可能性が大。
スプレッドもかなり広くなりそうですから、昨日の「ISM」のようにはいかないかも。
そして転じる上昇には「愛菜の経済指標トレード」で挑戦です。

不穏な話では、「雇用統計」の悪化は、採用の応募者が減っていることと、平均時給を維持もしくは上げているため。
つまり「急騰」もあり得るということ。

ということで価格の上方には、最初から「愛菜の経済指標トレード」で網を張っておきます。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

週末は外泊。カゴの鳥からの解放。
いまからちょっと楽しみです。

今週もありがとうございました。
明日とあさってが、お子様の運動会という方がいらっしゃるようです。
保護者競技で転ばないでね。

八ヶ岳の農家さんから届きました。
でも120kg。
宅配便のおじさんが「これ、どうすんだ?」
いつも大胆なぶーちゃん。アリガト…。

今週もありがとうございました。
よい週末をお過ごしください。

天野 愛菜(まな)