昨晩のドル円の動き

こんにちは、天野愛菜です。

昨日のドル円。
blogには「ドル買いからドル売り」と書きました。
欧州時間になって設定レンジ上限107.85円を上抜けて、上限・第1ターゲット106.93円を付けた後、バランスライン106.80円下まで下落。
そこまでは予想通りでした。

しかし早出の米国勢が参入してきた日本時間の午後7時過ぎ。
ドル円相場にわずかな変化が始まりました。
バランスライン106.80円と106.81円<Pivot 1H・Key>付近を下支えに、設定レンジ上限106.85円を試し始めました。

上値を試すわけですから、当然押し戻されます。
午後9時3分。再び、バランスライン106.80円まで下落。
これはローソク足のヒゲが伸びてのピッタリ。

ということは、米国時間は「ドル買いなの?」と、わたしのなかでモヤモヤが始まりました。
上限・第1ターゲット106.93円付近でもみ合い。

午後10時30分。
米国株価3指数は反落スタート。
ドル円無反応。

午後11時。
カンファレンスボード雇用情勢指数
結果:111.00  前回:110.70
ここでドル円は上限・第2ターゲット107.00円まで上昇。

しかし午後11時20分。
米ミネアポリス連銀総裁発言がヘッドラインニュースで配信
「米国経済は、多くのリスクに直面している。どの程度利下げするべきはわからない」。
ここで、上限・第1ターゲット106.93円まで下落。
しかし利下げ幅に含みを持たせたにもかかわらず、午前0時、上限・第1ターゲット106.93円から上昇を開始しました。

大きな力が動きはじめました。

FRBパウエル議長の挨拶

そして午前2時過ぎ、FRBパウエル議長の発言。

パウエル議長の発言は、米国テレビ局KUED制作のドキュメンタリー<現代連邦準備制度の父>での初演挨拶。
主人公は、米国ユタ州出身で、1934年から1948年までFRB議長を務めた「マリナー・エクルズ」。

LIVE中継されたパウエル議長の挨拶のなかでわたしが注目したところはー

「第二次世界大戦中、FRBは国債の低金利ペグ(固定)を維持することに同意して、財務政策の管理を財務省に事実上譲渡しました。低金利は政府が戦争に資金を提供するのを助けましたが、戦争が終わった後、インフレが急増しのです。それはしばらくして沈静化しましたが、朝鮮戦争で再びインフレが急上昇しました。1951年に、マリナーは他の理事会メンバーを率いて低金利ペグ(固定)の取り決めを明確に断ち切り、現代のFRBの基礎を築きました。その年の連邦準備制度と財務省の合意によって、政府の債務管理を金融政策から切り離し、FRBの独立性のもとで高インフレと闘い、経済にとって最適状態に導くために短期金利を設定しました。」というものでした。

つまりトランプ大統領の「利下げ」圧力に屈したら、今はいいかも知れないけれど、将来は超インフレになる恐れがある。
だからFRBは政権とは一線を画して、金融政策に臨みます。
ーということが、言外にありました。

その後の急騰は

中国商務省の話として、午前2時30分の報道によって急騰。
「米国と一部合意する準備がある」
「来年にかけてより困難な問題を解決するためのタイムスケジュールを準備する用意がある」

でもねこの話は、FOXニュースが流したのですが、中国時間で真夜中の午前1時半に中国商務省は発表なんてしていないし、米中次官級協議の進捗状況もわからないなかでの報道。

海外トレーダーさんたちは、「FOXが株式取引の終盤になって株価上昇を目論んだフェイクニュース。」とさっそく書き込みがありました。

FOXはトランプ政権を擁護しているから、さもありなん。

残念なことに、このときわたしは「傍観者」でした。

昨日のトレード 利益41銭

☆達成ターゲット/上限・第4ターゲット上

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は106.85円。下限は106.67円。

上限越えのターゲットは
106.93円、107.00円、107.09円、107.20円。
下限越えのターゲットは
106.60円、106.54円、106.48円、106.39円。

設定レンジ内のバランスラインは、106.80円。

―――欧米時間―――
1回目 16:23
上限・第1ターゲット106.93円→バランスライン106.80円。「売り」13銭。

2回目 18:05
設定レンジ上限106.85円→バランスライン106.80円。「売り」5銭。

3回目 23:00
上限・第1ターゲット106.93円→上限・第2ターゲット107.00円。「買い」7銭。

4回目 23:56
上限・第1ターゲット106.93円→上限・第3ターゲット107.09円。「買い」16銭。

2019/10/08(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.40円。下限は107.20円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
107.46円、107.58円、107.65円、107.74円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
107.12円、107.00円、106.93円、106.77円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、107.30円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日のドル円。上昇期待はあります。

海外トレーダーさんたちの上値目標は、上限・第4ターゲット107.74円。
9月28日と10月1日に米国勢が付けた「高値」。

「21:30 米国 9月 卸売物価指数(PPI)」しだいですが、わたしの狙いは、107.74円までは買いで、そこからは売り。

昨日のトレードは低調でしたので、今晩のすべてを米国勢に賭けます。(笑)。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

昨日から体調がよくなくて、今日は午前中から検査。終わったのが午後2時。
週末の外泊がいけなかったのかな。
更新が遅くなってごめんなさい。

沖縄はまだ夏の空。
戦闘機の編隊飛行の飛行機雲でしょうか?

今日は、頑張ります!

天野 愛菜(まな)