こんにちは、天野愛菜です。

早いもので今晩はFOMC。頑張りましょうね。

昨晩、午前0時59分の急落

米国・「ロイター通信」による
「米高官の話として、合意書の作成がAPEC後の米州首脳会談に間に合わない可能性」から。

一方の中国・「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は
「トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が、チリで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が閉幕する17日に会談し、「第1段階」の合意書に調印する見通し」と報道。

どっちなんだろう?

海外在住の中国人アナリストの分析

海外に在住している中国人アナリスト(匿名)は

「中国では、究極の根回し会議といわれている第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)が開催中であることから、反体制・旧主派江沢民一派に加担しているロイターが、習近平体制に加えた一撃」と分析しています。

「4中全会での主要議題は当然経済問題で、習近平政権は米中通商協議の第一弾がまとまる前提で海外投資と輸出が伸びて「景気回復」するという根回しで今回の4中全会は開催されたので、昨晩のロイター通信の報道でその前提が崩れたことになる。」と。

米国債保有残高

2017年6月に米国債保有残高で外国勢首位の座を日本から中国が取って代わりましたが、実は今年6月に日本がまた首位に返り咲いたのです。

保有残高
第一位 日本・1兆1300億ドル
第二位 中国・1兆1100億ドル

中国は、米国に対して脅しのネタだった米国債を売らなくてはならないほど(我々が米国債を売ったら米国経済は崩壊するぞ!)、経済の減速が顕著なんです。

そういうこともあって中国政府内の旧主派は、米中通商協議が暗礁に乗り上げてさらに中国経済が減速することを期待しています。
昨日のロイターの報道は4中全会に対するナーバスなメッセージで旧主派を勢いづかせるためだった、とこれは米国のスタングレーさんというコラムニストが会員サイトで発信していました。

今晩のFOMC

アメリカ経済は底堅いから、FRBの利下げも予防的措置という文言になっています。
しかし世界経済競争という観点からすれば、トランプ大統領のいうように本格的な利下げをして市中資金を活性化させる必要があります。

メールでのお問い合わせに
「利下げをすれば、ドル安になるのにどうしてドル高になるんだ?」とありました。
それはトランプ大統領のいうように、利下げをすればアメリカ企業が資金調達をしやすくなって、ひいてはアメリカ経済が強くなっていくと予想されるからです。

今晩のFOMCは、利下げの打ち止め感がでなければ、最終的にはドル高になります。

昨日のトレード 利益74銭

☆達成ターゲット/下限・第2ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は109.02円。下限は108.93円。

上限越えのターゲットは
109.06円、109.12円、109.23円。
下限越えのターゲットは
108.86円、108.80円、108.72円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.98円。

―――欧米時間―――

1回目 15:45
108.98円<バランスライン>→108.86円<下限・第1ターゲット>。「売り」12銭。

2回目 17:35
108.86円<下限・第1ターゲット>→108.93円<設定レンジ下限>。「買い」7銭。

3回目 18:55
108.86円<下限・第1ターゲット>→108.93円<設定レンジ下限>。「買い」7銭。

4回目 20:00
108.93円<設定レンジ下限>→108.86円<下限・第1ターゲット>。「売り」7銭。

5回目 21:02
108.86円<下限・第1ターゲット>→108.98円<バランスライン>。「買い」12銭。

6回目 22:35
108.98円<バランスライン>→108.90円<Pivot 1H・R1>。「売り」8銭。

7回目 23:05
108.90円→108.98円<バランスライン>。「買い」8銭。

8回目 1:00
108.80円<下限・第2ターゲット>→108.93円<設定レンジ下限>。「買い」13銭。

2019/10/30(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.89円。下限は108.81円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.98円、109.05円、109.18円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.75円、108.68円、108.58円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、108.84円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日注目の経済指標は
「21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)」
「27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表」
「27:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見」

米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)については、前回値よりも悪いが、市場予想値の1.6%よりも少しだけよい1.7%とアトランタ連銀の「GDPNow」が予想。
ドル円は上昇、もしくは下がっても元の位置かな。

FOMC後のドル円は、最初は大振れ予想と海外トレーダーさんたち。
上値目標は、愛菜ターゲットのはるか上、109.33円。
下値目標は、107.77円です。
どっちにしても値幅が広くて怖い展開。

今日のわたしは、ボリンジャーバンドの±2σが40銭以上の値幅になってからトレード開始です。
イメージは下がってからのしっかりした上昇です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

今日の午後はお昼寝タイム。
夕食&早めのお風呂からのトレード開始のつもりです。

モズ…でしょうか?
そういえばちょっと前に『MOZU』という少し怖い刑事ドラマがありましたね。

今日はしっかりと相場についていきましょう、ね。

天野 愛菜(まな)