こんにちは、天野愛菜です。

昨日のblogでは次のように書きました。

テクニカルは上昇。
109.80円を上抜けるまでは、細かく「売り」がメイン。109.30円を下回れば、底値からの「買い」でいきます。

午前0時の「ISM」までのトレードは、本当に細かな「売り」でした。
4銭とか6銭の利益で、まるでスキャルピング・トレードのようでした。

本格的な動きは、「ISM」から。
発表直後は、109.30円を下回れば、底値からの「買い」でいくつもりでしたが、アメリカ発と中国発のヘッドラインニュースで、この日の戦略変更を余儀なくされました。

0:00 11月 ISM製造業景況指数
結果:48.1 予想:49.2 前回:48.3
👉堅調ではありませんでした。ゴメンナサイ
ここでわたしは下がったところからの「買い」ポジションを模索していましたが、次のヘッドラインニュースが流れてきました。

■0:15 『グローバル・タイムズ』
「第1段階合意には、関税撤廃が必要。」
👉ISMの結果がよくなったので、戻り阻止を狙ったように米国向けに発信。
当然「売り」参入。
👍109.32円<下限・第2ターゲット>→109.13円<下限・第3ターゲット>。「売り」19銭

■0:35 ロス米商務長官
「中国が第1段階に合意しなければ、トランプ米大統領は対中関税を引き上げるだろう」
👉今回は米国も意を決したように反応。
実際は少し戻っていて、わたしは109.30円あたりから「買い」と思っていましたが、再度「売り」参入。
👍109.24円<Pivot Day・S2>→109.00円<ジャスト価格>。「売り」24銭。

■1:45  コンウェイ米大統領顧問
「年末までに中国と合意することは可能であり、米中の『第1段階』通商合意は書面化されている」
👉どうしたことでしょう。上昇鈍し。下げ止まった、ということでした。
👍109.05円<ヘッドライン速報>→109.15円<Pivot 1H・R1>。「買い」10銭。

 

今日はドル円に大きく影響を与える経済指標はないので、引き続きヘッドラインニュースへの警戒が必要です。

昨日のトレード 利益1円15銭

☆達成ターゲット/下限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は109.72円。下限は109.50円。

上限越えのターゲットは
109.79円、109.92円、110.00円。
下限越えのターゲットは
109.41円、109.32円、109.13円。

設定レンジ内のバランスラインは、109.66円。

―――日本時間―――

1回目 9:00
109.53円<Pivot 1H・Key>→109.66円<先週金曜日の高値>。「買い」13銭。

2回目 10:24
109.66円<先週金曜日の高値>→109.72円<Pivot 1H・R1>。「買い」6銭。

―――欧米時間―――

3回目 18:26
109.66円<バランスライン>→109.62円<Pivot 1H・S1>。「売り」4銭。

4回目 20:14
109.63円<Pivot 1H・Key>→109.53円<Pivot Day・Key>。「売り」10銭

5回目 22:10
109.54円<Pivot 1H・Key>→109.48円<Pivot 1H・S2>。「売り」6銭。

6回目 23:28
109.59円<Pivot 1H・R2>→109.50円<設定レンジ・下限>。「売り」9銭。

7回目 0:19
109.32円<下限・第2ターゲット>→109.13円<下限・第3ターゲット>。「売り」19銭。

8回目 0:43
109.24円<Pivot Day・S2>→109.00円<ジャスト価格>。「売り」24銭。

9回目 1:45
109.05円<ヘッドライン速報>→109.15円<Pivot 1H・R1>。「買い」10銭。

10回目 2:13
109.15円<Pivot 1H・R1>→109.01円<Pivot 1H・R1>。「売り」14銭。

2019/12/03(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は109.14円。下限は108.95円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
109.20円、109.28円、109.35円、109.48円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.87円、108.80円、108.70円、108.57円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、109.02円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の上昇期待は「実需筋の買い」と、他力本願のファンドさんの声チラホラ。

中国からのナーバスな発言がない限りは、今日は「押し目買い」戦術です。

上値は、109.50円<OP3日NYカット>の手前まで行けば上出来と言われています。
「売り」トライは、設定レンジ・下限を下抜けてからが無難です。

昨日トランプ大統領が発信した関税問題

「ブラジルとアルゼンチンから輸入している鉄鋼とアルミニウム関税を課すと表明」。
といっても、ツイッター。

しかしブラジルのボウソナロ大統領は、トランプ大統領との会談を要請。
アルゼンチンのシカ生産労働相は、ロス商務商務長官との面談を要請。
ちょっとアタフタ。

日本では、為替誘導によって農産物を中国に輸出しているから、と報じられています。
しかしトランプ大統領が言いたいのは、ブラジルとアルゼンチンの鉄鋼・アルミメーカーのなかで中国資本に支配されている企業が、中国製品を迂回して米国に輸出していることへの警告。

実はこの関税引き上げ問題で、米国が両国に圧力を掛けて、
中国からの鉄鋼・アルミ製品が、米国に迂回輸出できなくなったり、
両国からの農産物が中国に入ってこなくなると、これもまた中国政府に取って大問題

とくに中国人が好んで食べる豚肉の価格がこの秋、年初の2倍になってしまって、地域によっては配給制。
このままでは来年の旧正月を迎えられない、という共産党員からの声が上がってきているのです。

ここでのポイントは、一般市民からではなく共産党員からの声なんです。
中国政府は共産党で、一般市民の生活なんてどうでもよくて、全国に9000万人いる共産党員の生活向上が至上課題。
それでも9000万人もいるのでもの凄い勢力ですが、その共産党員の生活すら圧迫されはじめてきているということ。

その点を踏まえて、搦め手で攻めている米国政府に対して、中国政府がどのように対応してくるか、が今日の為替にとっての課題です。

スイスbank系のヘッドラインニュースには、
「昨晩の『グローバル・タイムズ』が発信した<第1段階合意には、関税撤廃が必要>は、中国政府の見解ではなく、あくまでそのメディアの願望である。」と中国高官が述べた、とありました。

やっぱり穏便にやろうかな、ということでしょうか。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

大量のスパムが送り付けてくる人?グループ?がいますが
「blog専用のパソコンを使っているから、期待しているデータなんて何もないよ」
と、取りあえず書いておきますね。(笑)。

わたしだって、学習しているのです。

 

ヤクシソウ。
近くの山を散策しても、お花を見つけるのが大変です。
これからは、植物園巡りです。

そんなことはさておき、
今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)