こんにちは、天野愛菜です。

午前9時。日本の株式市場の開場。
それに合わせて、ドル円は日本の経済を担って動き始めます。

数分動いてから逆の動き。9時20分前後に第2波。
そして9時50分から、9時55分の銀行仲値に向けた動き。←これは追随
10時15分ー人民元 ←前日比と1ドル7.0人民元と比較
10時30分ー上海市場 ←前日比と日経平均を見比べ
調整局面
11時30分~45分後からの機関投資家の「買い」

わたしの午前中のトレードは、こんな大雑把な時間区分でやっています。

アメリカ本土の時差

話はそれますが、ここでアメリカ本土の時差を書いておきます。

日本時間・12月11日(水曜日) 午前9時の場合(米国は冬時間)

東部時間・10日(火曜日) 午後7時 ニューヨーク・ワシントン・アトランタ・他
中部時間・10日(火曜日) 午後6時 ダラス・シカゴ・ミネアポリス・他
山岳部時間・10日(火曜日) 午後5時 ソルトレイクシティ・フェニックス・他
太平洋時間・10日(火曜日) 午後4時 ロサンゼルス・サンフランシスコ・ラスベガス・他

オセアニア時間の開場後から動くことがあると、「オーストラリアやニュージーランドの人たちが頑張っているなぁ」と思うかもしれませんが、日本時間の午前6時は、米国の太平洋時間に位置する人たちにとっては、前日の午後1時。ランチタイムが終わって、「さぁ頑張るぞぉー」の開始時間になるのです。
そしてその人たちから、「愛菜、今日も頑張った。これから家に帰る。」などどメールがあるのが、だいたい日本時間の正午くらい。

この時間から日本時間の午後10時、東部時間で午前8時。
ニューヨークで活躍する早出の人たちから「愛菜、おはよー。」のメールが来るまでは、普段ならアメリカ人の気配は感じません。

ここでは何が言いたかったかというと、
今日の午前9時前。噂では太平洋時間に位置する米国西海岸のファンドが買い上げたそうです。
長くなって、スミマセン。

午前中のちょっとした急落

9:35 ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)
「我々が合意するのは中国次第。」
がきっかけでした。

しかし米中通商協議の主導権が、中国にあるかのように思われては「マズイ」と思ったのか、

9:50 ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)
「15日の対中追加関税を延期させるかは大統領の決定事項だ」
「その決定はまもなくされるだろう」

ドル円は上昇。
銀行仲値108.78円に向かったものの、しかしその手前の108.77円で失速。
ナバロ米大統領補佐官の発言は、このわたしだって思いました。
「不透明感が増しただけ。」と。

1回目 9:37
108.74円<昨日の上限・第1>→108.66円<昨日の設定レンジ・上限>。「売り」8銭。

FOMC後のドル円

本日のメインイベント
28:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
28:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

ざっくりいうと「利下げ」はないでしょう、と考えているアナタにわたしも同感です。

そして利下げはないのだから、米国10年債利回りが上昇してドル円も上昇、という評論家先生方のご意見はありますが、わたしはちょっと違うのです。

米国主要株価を見ていると、現在高値圏で推移しています。
このことは、いつ調整局面に入ってもおかしくない状況。
そして今回のFOMCで「利下げ」がないならば、ここから調整=売りと考えます。

そうなるとドル円は利回りと相関するというより、株価下落に合わせてリスク回避の「円高」に引っ張られてもおかしくないかな、という思いが膨らんでいます。

前回9月のドット・プロット(金利予測分布図)では、2020年末の適正金利水準について17名のうち「8名が金利据え置き」、「9名が利上げを想定」。
今回のドット・プロットで9名以上の方が利上げを想定した場合は、「円高」になるのでは、とも思っています。

正午現在、ドル円も日経平均、アジア株式も身動きが取れなくなっています。
米中通商協議に関する発言で、右往左往させられる流れは継続中。

来週の今頃は、どんなになっているのだろう、と妄想を楽しみながら今日も頑張ります。

昨日のトレード 利益42銭

☆達成ターゲット/上限・第1ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.66円。下限は108.52円。

上限越えのターゲットは
107.74円、108.82円、108.90円。
下限越えのターゲットは
108.45円、108.36円、108.28円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.60円。


―――欧米時間―――
1回目 17:40
108.66円<設定レンジ・上限>→108.52円<設定レンジ・下限>。「売り」14銭。

2回目 20:28
108.52円<設定レンジ・下限>→108.74円<上限・第1ターゲット>。「買い」22銭。

3回目 0:01
108.60円<バランスライン>→108.66円<設定レンジ・上限>。「買い」6銭。

2019/12/11(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.85円。下限は108.66円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.93円、108.99円、109.10円、109.19円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.59円、108.50円、108.42円、108.33円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、108.75円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今晩はFOMCがあるので、いつもならその前に発表される経済指標は「スルー」気味なのですが、ここまで動かないドル円にとって「取りあえず行ってみようかぁー」というのが、

22:30 米国 11月 消費者物価指数(CPI)

よほど市場予想と乖離しない限りは、元の位置か、半値まで戻るパターン。
海外トレーダーさんたちは、自分の希望・願望でエントリーして、為替を動かしてから勝負する、と言っています。
動けば、プロの人たちの本気モード・スキャルピングに、わたしたちは太刀打ち出来ません。
その場合、5~10分くらいして、80ティックチャートや1分足チャートで価格が停滞したら、発射台に向けてエントリーしておこぼれに預かるしかありません。

今日はFOMCから株価急落が言われているので、その前に米中通商協議の進展報道やトランプ大統領のツィートがある、と噂されています。
「15日の対中追加関税を延期」だけで、リスク選好になるか心配しています。

今日のトレード戦略は「売り」主体。
ポジティブな報道があっても、高値からの「売り」。
「買い」は全時間足で3MAが上昇している場合だけにします。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

数少ないわたしの周辺でも、風邪の症状が出てきています。
うつらないように気をつけましょう。……。
(風邪の方、失礼しました。わたしの場合は、メリーと8番目です。4人中2人。)

昨日もお散歩に行きました。井の頭公園。
曇りの日は、雨の音もないから寂しいけれど、木々の色づきに安心しました。

今日も頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)