あけまして おめでとう ございます。
     今年も 宜しくお願い申し上げます。

 

年明け早々、1月3日。
米国防総省がイラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を空爆で殺害したと発表。
ドル円は「リスク回避」。ISM製造業景況指数が 47.2 と予想外の悪化で一段安。

そのような中で、今日から日本の機関投資家の方々が本格参入して、今年のドル円相場がスタートしました。

朝の各社の経済コラム、ネットニュースでは、「有事のドル買い」という言葉が散見されました。
たしかに最近はその傾向がありますが、その前提は、戦場がアメリカから離れた中東での場合です。
わたしが気になっているのは、イランの革命防衛隊が、アメリカ国内で潜伏活動しているメンバーに、何度もアメリカ国内でのテロを呼びかけていること。
そして万が一アメリカ国内でテロがあったら、「リスク回避の円高」という流れになります。

ところで欧米のトレーダーさんたちはどう考えているか、というと、
「下値を確認したらドル買い。」
その理由は、原油が上がるから。
そっちかい、って感じです。

今のイランには、アメリカに対抗出来るほどの経済力はない。
イランを後押ししていた中国は、アメリカから釘を刺されているので動けない。
ということで、中東紛争はない。
あってもホルムズ海峡でのタンカー攻撃ぐらいで原油高、と考えています。

ですから「有事のドル買い」ではなくて、「原油需要のドル買い」だそうです

2020/01/06(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.12円。下限は107.77円です
(レンジ幅=35銭)

ターゲット

④108.62円 <先週金曜日の設定レンジ・上限>
③108.54円 <Pivot Day・R1>
②108.39円 <12/10 Horizon Line、適応型移動平均・転換線>
①108.21円 <Pivot Day・Key>

◆  108.12円 設定レンジ・上限
107.91円 <バランスライン>
◆ 107.77円 設定レンジ・下限

①107.71円 <適応型移動平均・転換線>
②107.63円 <適応型移動平均・転換線>
③107.50円 <9/14・9/16安値>
④107.42円 <適応型移動平均・転換線>

 

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

20190106_1uy_p

愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

 

今日の本格的な動意は、アメリカ勢が参入してきてから
午前中の価格帯では、下値を確認したとはまだ言えない感じです。

米国の景況感も、株式相場の専門家がいうほどよくありません。

米中通商協議の第1段階の合意も、精査してみれば、中国にとっては不平等合意。
1月15日の文書署名も、昨年5月と同様にドタキャンがあるかも知れないと囁かれています。

つまりドル高・ドル安、両方の理由に挟まれています。

今日の注意点は、設定レンジ・上限からの再売り圧力。
上値は重く、下値は固く。
今日のわたしのトレードは、上限・下限のターゲットの指し値戦略です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

一昨日ニューヨークから帰国して、時差ボケがまだ治りません。

今日から心機一転、頑張ります。

天野 愛菜(まな)