こんにちは、天野愛菜です。

昨日のトレードは、blogに書いた通りの「売り」三昧。

それにしても日本のコラムでは、「新型コロナウィルス」が原因でドル安とか言っていますが、アメリカではそんな話はないのです。
WHO(世界保健機関)による新型コロナウイルスへの感染について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の是非は「時期尚早」として見送られたし。

足元の景気不安を隠すように「SARS禍(2002-03年)の再来がある」と騒ぎ立てているのは、日本と中国だけ。
どうしても景気減速を、政府の経済政策の失敗とは言いたくないみたい。
それだから為替もそうだけど、株価の方向も間違ってしまうのかな、って思っています。

しかし経済のこととは別に、水際での感染対策は必要です。
中国では、「新型コロナウィルス」の発生源とされている武漢市の完全封鎖。
それを受けて昨日のアメリカは、武漢からの到着便は、駐機場を離れた場所に移して乗客全員に対して検査を徹底しています。

中国は今日から春節。

日本にも数十万人の方が来日します。
昨日の成田空港は、武漢市民の入国者であっても完全スルー。
なんでも反日マスコミが「武漢市民に対する差別をするな」と言ったそうですが、それで尻込みをする当局もどうかと思いますが、自分たちの保身を優先するのではなく、国民の安全をしっかり守ってほしいな、って思いました。

今、アメリカは本気で中国を潰しにかかっています

例えば中国が国策で開発しようとしている半導体生産事業は、その製造装置をオランダの会社から輸入しようとした際に、アメリカはオランダ政府に圧力をかけて止めさせました。

また集積回路では世界最大手の台湾企業が、中国からの厚遇で工場を建設する話もアメリカが潰しました。

また先日台湾では総統選挙がありましたが、いかに中国政府がコントロール出来る候補を総統にすかるか、そのための中国政府による人心誘導やスパイ活動の全容を、自首して来たとされる容疑者をオーストラリアに亡命させて、その全容を世界に暴露させたのもアメリカでした。

今、香港株も暴落していますが、一番困っているのがファーウェイです。つい先月上場したばかりだから。

そして先日、トランプ大統領が欧州からの自動車の輸入に関税を掛けると脅しました。
その背景にあるのは、欧州、とくに中国と緊密な関係を構築しているドイツの牽制。

中国からの巨額投資で成り立っているドイツ銀行に対する制裁は、昨年から始まりましたが、それによって苦境に立たされたのが、周り回って中国共産党。

ドイツの自動車産業も今では中国人投資家に支配されていますが、もしアメリカが本気でドイツ車に関税をかければ、最終的に疲弊してしまうのが中国人投資家。

そもそもファーウェイ製の5G中継機器を使うかも、とドイツ政府が公式に発言したから、アメリカの虎の尾っぽを踏んでしまったわけですが、アメリカが言いたいことは「早く中国と手を切れ」ということです。

欧米の投資家の人たちは知っています。
今回の米中通商協議の「第一段階の合意」はうわべだけのことと。

 

アメリカに来て、アメリカの事情を肌で感じると、アメリアの本気度がわかります。
共和党も民主党も、アメリカ国民も、敵は中国!と真剣に考えているのです。

昨日のトレード 利益73銭

☆達成ターゲット/下限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は109.83円。下限は109.60円。

上限越えのターゲットは
109.95円、110.09円、110.18円、110.28円。
下限越えのターゲットは
109.48円、109.43円、109.33円、109.18円。

設定レンジ内のバランスラインは、109.75円、109.64円。

―――日本時間―――
1回目 9:50
109.74円<Pivot 1H・Key>→109.62円<Pivot 1H・S1>。「売り」12銭。

―――欧米時間―――
2回目 21:03
109.64円<バランスライン>→109.50円<Pivot 1H・S2>。「売り」14銭。

3回目 21:50
109.60円<設定レンジ・下限>→109.50円<Pivot 1H・S2>。「売り」10銭。

4回目 22:35
109.60円<設定レンジ・下限>→109.48円<下限・第1ターゲット>。「売り」12銭。

5回目 23:28
109.48円<下限・第1ターゲット>→109.39円<Pivot Day・S3>。「売り」9銭。

6回目 23:42
109.43円<下限・第2ターゲット>→109.37円<Pivot 1H・S3>。「売り」6銭。

7回目 0:26
109.43円<下限・第2ターゲット>→109.33円<下限・第3ターゲット>。「売り」10銭。

2020/01/24(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は109.57円。下限は109.44円です
(レンジ幅=13銭)

ターゲット

③109.85円 <昨日の高値>
③109.78円 <Pivot Day・R1>
②109.72円 <12/2、12/13-16、12/19高値、12月間Highライン>
①109.67円 <12/17・12/19高値>

◆ 109.57円 設定レンジ・上限
■ 109.50円 <バランスライン>
◆ 109.44円 設定レンジ・下限

①109.33円 <12/24,25,26安値、適応型移動平均・転換線>
②109.26円 <昨日の安値>
③109.18円 <強いHorizon Line、12/17・12/19高値、109.20円(Pivot Day・S1)>
④109.11円 <1/9安値>

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今晩注目されている経済指標は、中程度ですが
「23:45 米国 1月 製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)」
というか、これしかない…。
基本的には、「改善度合いを確かめたい」という論調が海外でも多いので上昇期待。

今日は再度下値をトライして、底が確認されたら「押し目買い」を狙える日。
全時間足で下値が確認されて、まずは5分足チャートのローソク足の終値が移動平均線(21)を上抜けたら、価格の下にある1時間Pivotやターゲットからの「押し目買い」で今日はトレードしてみます。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

日本食レストランの豚鍋。
お鍋の下が洗面器のように深くなっていて、その下には大量のうどんとお粥。
太るわー。

今週もわたしのblogを読んでくださって、ありがとうございました。
お問い合わせから、いろいろとメールをいただきますが、本当にわたし自身の生きる励みになっています。
本当にありがとうございます。

よい週末をお過ごしください。

天野 愛菜(まな)