こんにちは、チーム・ヴァーゴンです。
突然のことですが、愛菜が体調不良で1週間ほどお休みをいただきますので、私たちが代わってみなさまのトレードをサポートさせていただきます。
私たちは愛菜の仲間であり、愛菜のトレード手法を熟知しております。
しかしドル円における日々の相場観にいたっては、私たちも愛菜の意見に従っていたので、愛菜ほどはっきりと「買い」「売り」を断言出来るかわかりませんが、私たちがトレードしているドルベースの通貨ペアから考察したドル円の「見立て」をお伝え出来れば幸いと考えております。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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愛菜の「ドル円/今日の設定レンジ」は、毎日午前7時から午前11時半の間の、ドル円の高値・安値で設定されます。
開始時刻の午前7時からは、日本市場が開場する2時間前を目安に、対日本市場向けの米国勢の動きが活発化してきます。
この時間の値動きは、米国株式相場に対してリアルタイムに影響を与えないことから、米ドル本来の意向が示されると言われています。
そして世界最大規模の先物取引所であるシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物取引が開始されます。
日本時間:午前8:00(夏時間の場合は午前7:00)
終了時間を午前11時半としている理由は、午前11時半からは、日本の金融当局などがその日の株式市場の前場や為替の調整に動くので、除外しています。
設定レンジの時間帯では、午前8時半頃までは米国勢の動向がメインで、その後は午前8時50分の日本の経済指標、午前9時からの日本の株式市場の開場、午前9時55分の銀行仲値、午前10時15分中国人民元基準値、午前10時30分中国市場開場などがあり、日本を中心としたアジア、オセアニア圏の経済事情が反映されます。
そういった意味からも、日本市場の午前中の高値・安値は、欧米勢も重要視しています。
愛菜のトレードは米国では拡張型手法と言われていて、設定レンジを基準にした広がりに利益を追求しますが、米国のディーラーは前日の高値安値の中心価格から利益を考える基準価格値手法を主に採用しています。
どちらの方法が優れているかには議論の余地がありますが、愛菜の手法はどちらかというと、15分単位トレードでスキャルピングを基に小さく何度も利益を稼ぎ出していることに特徴があります。
また愛菜のターゲットの設定値は、Pivot、Horizon Line、節目の高値安値、過去に攻防線が繰り広げられた適応型移動平均線の標準偏差を、前一週間の日々の値幅を平均化して算出しています。
ターゲット価格の1銭余手前で反行することがありますが、これは値幅を平均化する際に、小数点3桁以下の四捨五入による誤差です。
これからの1週間、トレードは愛菜の設定レンジを基に行い、愛菜が大切にしている季節感をお伝えしたい写真は、愛菜が作り置いて掲載していない画像をお届けしたいと思っています。
何分わたしたちは、ニューヨークに在住している関係で、blogの更新時間が遅れることがあるかも知れません。
その点は、あらかじめご容赦願いたく、お願い申し上げます。
先週金曜日(21日)のトレード 利益1円62銭
☆達成ターゲット/下限・第3ターゲット
先週金曜日(21日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は112.18円。下限は111.92円。
上限越えのターゲットは
112.23円、112.28円、112.39円、112.48円。
下限越えのターゲットは
111.80円、111.70円、111.59円、111.40円。
設定レンジ内のバランスラインは、112.05円。
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―――日本時間―――
1回目 14:26
111.99円<Pivot 1H・Key>→111.93円<Pivot 1H・S2>。「売り」6銭。
※誰が仕掛けたか、調整売りのフライング。
2回目 16:18
111.96円<Pivot 1H・Key>→111.49円<Pivot 1H・S2>。「売り」47銭。
※日本勢による本格的な調整売り。
日本の株式市場に影響が出ないように閉場後を狙いました。
さすが、日本の金融当局です。
―――欧米時間―――
3回目 17:19
111.61円<Pivot 1H・S1>→111.97円<Pivot 1H・R2>。「買い」36銭。
※欧州勢の買い上げ。これは通常の動きです。
4回目 22:30
111.96円<Pivot 1H・Key>→110.48円<直近安値>。「売り」48銭。
※米国が動き出しました。早速、欧米勢の調整売りが開始されました。
このような大きな流れのなかでの次の上昇は、午前1時前のロンドンフィキシングと考えると余裕を持ってトレードが出来ます。
5回目 0:05 「ロンドンフィキシング狙い」
110.48円<直近安値、Horizon Line>→110.73円<直近高値、Horizon Line>。「買い」25銭。
※この日は、blogで記載した通りの「調整売り」の日となりました。
ただしこれは、前日分の消化でしかなかったことを考慮に入れる必要があります。
今週、ドル円に影響を与えそうな経済指標
2/24(月)
日本 休場
経済指標は特になし。
2/25(火)
24:00 米国 2月 消費者信頼感指数(Conference Board)
2/26(水)
24:00 米国 1月 新築住宅販売件数
2/27(木)
22:30 米国 1月 耐久財受注
24:00 1月 住宅販売保留指数
2/28(金)
19:00 欧州 2月 消費者物価指数(HICP、速報値)
22:30 米国 1月 個人消費支出(PCEデフレーター)
23:45 米国 2月 シカゴ購買部協会景気指数
24:00 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
2020/02/24(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.68円。下限は111.35円です
(値幅=33銭)
ターゲット
⑤112.44円 <Pivot Day・R2>
④112.17円 <2/21高値、Pivot Day・R2(THV)下>
③111.97円 <Pivot Day・R1>
②111.84円 <適応型移動平均・転換線、FR=61.8>
①111.72円 <Pivot Day・Key、FR=50.0>
◆ 111.68円 設定レンジ・上限
■ 111.45円 <バランスライン>
◆ 111.35円 設定レンジ・下限
①111.29円 <Pivot Day・S1>
②111.23円 <Pivot Day・S1(THV)、FR=00.0>
③111.11円 <2/20直近高値後の押し目>
④111.02円 <Pivot Day・S2(THV)、適応型移動平均・転換線>
⑤110.65円 <Pivot Day・S3(THV)、適応型移動平均・転換線>
ご注意
※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。
※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。
※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。
「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足
20200224_1uy_p愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法
現在米国では、実需筋(対外証券投資や直接投資)によるドルの買い戻しが行われています。
世界的景気悪化に対する早めの手当です。
つまりここで大切となる考察は、現在の米国株価の上昇は、投資家主導というよりも、自社株買い主導であることに理解を向ける必要があります。
本日日本時間、午前中のドル買いも実需筋によるものでした。
このような状況では、投機筋のドル売りで他国債権投資に向かうのが今までの投資行動でしたが、どの国も利回りが低調なので、利益確保が難しい状況になっています。
そこで投機筋は、金への投資を活発化させています。
今までではあり得ない、株高、金高という現象が起きている理由です。
その金の高値メドは、1700ドル付近に設定されています。
この価格で売って利益を確保した後に、新興国やユーロへの再投資という判断がありますが、ここが為替の妙なるところで、愛菜も再三指摘していますが、価格を設定したということは、「売り」の準備を始めたということになります。
足元のドル円の判断は、110円割れからの買い。
米国のディーラーとしては、ここで110.00円から112.00円の幅でレンジ相場に持ち込みたいところで、その高値が確定したところからの「ドル売り」に期待が持たれています。
今、愛菜ならどんな判断をするのだろう、と思って書いていますが、愛菜であれば、当初は一旦の下げからの「買い」「押し目買い」を狙うと推測します。
そして売りへの転向は、111.00円が天井と意識されてからで、
そうなると下限・⑤110.65円 <Pivot Day・S3(THV)、適応型移動平均・転換線>までの戻りが大きな期待値となります。
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※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。
※欧州勢が参入してくる午後4時~午後5時と、アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。
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秋に芽生えて、厳しい冬を越して、春の訪れを教えてくれます。
生まれたばかりの、小さな仏さまが座っていらっしゃいます。
目立たないけど、とっても可愛い花です。
春を連れてきてくれてありがとう、と声を掛けると、幸せが春の風に乗って運ばれて来るそうです。
今週も、宜しくお願い致します。
天野 愛菜(まな)&チーム・ヴァーゴン