こんにちは、チーム・ヴァーゴンです

昨日までこの愛菜のblogを担当していた8番目が、急遽ロサンゼルスに出張してしまったので、今日は私、6番目が代打の代打で登場です。

私は猪八戒先生グループでは、主に欧米のクレジット市場の動向調査・分析を担当していますが、為替では26種類の各通貨ペアをインターバンク市場で観察して、逆相関で動くペアを探して、愛菜の大得意な「サヤ取り」をしているメンバーに伝えたりしています。
普段と違う動きをする通貨を主体とする国には何かあるわけで、クレジット市場分析にも大変に役立っています。

さて今日のblogは、8番目が出発する前に
「blogのヘッドは、愛菜の原油価格の考察があるから楽です」
と言っていたのですが、そのデータが入ったUSBを8番目が持って行ってしまったので、後日のお楽しみにしてください。

昨日はニューヨークダウが、引け値で20,000ドルを割り込みました。
以前であれば、安全資産といわれていた日本円と米ドルは引き合いながら動きましたが、現在の日本円は米ドルと対等というより、米ドルを希求する動きが強くなっています。

昨日のドル上昇の構図は簡単でした。

原油先物価格のWTI原油が24%を越える急落。
史上最低価格の20ドルが視野に入ってきました。

終値で、S&P500のエネルギーセクターはマイナス14.3%。金融セクターはマイナス8.9%。

エネルギー産業の将来不安が、エネルギー産業に多額の資金を貸し付けている金融の債権回収不安へとつながり、株を売った資金は米国の債権市場に流れて、利回りは上昇して、ドル円は「ドル高」で推移しました。

ここで今後のトレードをする上で、頭の隅においていただきたいことは、
米国金融業界は、エネルギー産業に貸し付けた資金は、証券化という手法を使って「クレジット市場」で全世界にばらまいているので、すでに貸し付けた資金は回収済みということ。
この場合の証券化とはハイイールド(投資不適格)債のことをさしますが、これらとローン担保証券(CLO)などを合わせて、米国にいる私たちは「ジョーカー」と呼んでいます。

債権や証券は「借用書」のことです。
「借用書」ですから満期と利子があります。
社債でいえば、社債の利子の方が、株式の配当より優先して支払われるので、一般的には「債券の方が、株式に比べてリスクが低い」ということになりますが、ハイイールド(投資不適格)債はその逆で「デフォルト(債務不履行)」の危険がはるかに高いのです。

ハイイールド債がデフォルトを起こしても、米系ファンドはすでに資金は回収済み。
多額の「ジョーカー」を持っているのは日本の金融機関。

であれば、「日本円よりも米ドルだね」と世界中の投資家が考えています。
そのことを、どうか覚えておいてください。

今日の私は、日本時間で午前9時から午前10時まで、愛菜式トレードを行いました。

1回目 9:30
108.24円<Pivot 1H・Key>→108.50円<Pivot 1H・R1>。「買い」26銭。

2回目 9:53
108.50円<Pivot 1H・R1>→109.49円<Pivot 1H・R3>。「買い」99銭。

30分で1円25銭の利益。

愛菜のトレードは、プロのインターバンク市場での売買と違って手数料が発生しないので、プロから見たら幼稚邪道なのですが、でもこのblogの読者の方には大いに参考になると信じています。
「広告収入は、トレードしているからいらない。」と愛菜がいうので、このblogにはGoogle広告を設定していないので、もう何年も毎日書き続けてますが、検索順位は50位前後です。
ですから愛菜は
「砂に埋もれているわたしを見つけてくれた方には感謝。だからね、必ずFXでお金持ちになってもらうんだ。」といつも意気込んでいます。
しかしその愛菜の欠点は、大雑把なこと。
ですから意味不明な発言や解説もありますが、その点はお許しいただき、今後とも宜しくお願い申し上げます。

2020/03/20(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は109.49円。下限は107.98円です

ターゲット

⑤110.35円 <適応型移動平均・転換線>
④110.18円 <2/27 設定レンジ・下限>
③110.00円 <大台>
②109.85円 <適応型移動平均・転換線>
①109.68円 <2/28 設定レンジ・上限>

◆ 109.49円 設定レンジ・上限
108.85円 <Pivot Day・R1>
108.65円 <3/18高値>
108.50円 <3/13高値>
108.16円 <FR=28.6>
◆ 107.98円 設定レンジ・下限

①107.86円 <Horizon Line>
②107.73円 <Horizon Line>
③107.59円 <適応型移動平均・転換線>
④107.52円 <3/16 設定レンジ・上限>
⑤107.36円 <適応型移動平均・転換線>

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

昨晩は急激な債権利回りの上昇がありました。
そこで市場が終了したあと、米国の市場関係者が集まって議論されたのが、FRBが長期金利を抑制する「イールドカーブ・コントロール」(YCC)の導入に踏み切る可能性でした。
これは株式市場に債権市場から資金を戻すことにつながって、結果として「ドル高」が抑制されます。
この話は月曜日から出ていたのですが、今日は木曜日。今週実行するならば今日がベストですし、そうでなくてもこの噂が広まるだけで、ドル円は下降曲線を描いていきます。

しかし金融業界としては、株式・債券、原油、金市場の下落で、10兆ドルを越える追い証(マージン・コール)があるらしく、どうしてもさらにドルを調達しなければならない理由もあります。
このこともドル需要を高めて、ドルの全面高を導いています。

FRBと米国金融界はお互いに補完しながら動いているので、「イールドカーブ・コントロール」(YCC)を導入しないまでも、その可能性を示唆する「要人発言」が今晩あるかも知れません。
そうなれば、ドル売りです。

それでは、愛菜と違って我々が一番苦手な今日のトレード戦略ですが、そろそろ調整局面に入ってもおかしくないので、私は、「売り」目線と考えます。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

確かこの写真は、アメリカから帰国した私たちの奥方さまご一行を軽井沢へ連れていってくれたときのもの。
いつもは、ミニスカとピンピールなのに愛菜にしては珍しい。

ちょっと太めの愛菜ですね。

 

今日も、頑張りましょう。

天野 愛菜(まな)チーム・ヴァーゴン

追伸
このblogを書き始めてから5時間が経過しました。
不慣れだったことを、どうぞご寛容ください。