こんにちは、天野愛菜です。

トレーダーさんって、せっかちな方が多いので、
昨日の動きを見て、ドル円のボラティリティは低下するのか?というより、
低下してしまうのか? という不安の声があちらこちらから聞こえてきます。

極端な変動は、目も痛くなるし眠れないほど疲れてしまうので、「ちょっと待ってよ。」となりますが、
昨日のように、設定レンジ内で終始してしまうと、それもそれで「ちょっと待ってよ。」です。
ここには、ボラティリティを心配するよりも、自分のことしか考えていない自分勝手な愛菜がいるのです。(笑)。

昨日の動きは、欧米勢のドル円への参入が少なくて、ドル買いもドル売りも日本勢のひとり舞台だったといわれています。

今日も上限ターゲット付近には、日本の輸出企業の「売り」が多く控えていると、5番目が言っていました。
そして、「ドル買いは109.50円超が視野に入らないと、欧米勢は参入しないだろう」という見立てです。

明日に向けた「OPECプラス」の動向で、少しだけボラティリティが高まってほしいな、って思っています。

昨日のトレード 利益97銭

☆達成ターゲット/設定レンジ内

昨日は、3時間余りのトレードでした。
そして設定レンジ内の動きで終始した一日となりました。
日本の「緊急事態宣言」もあって、大きく動いてくれることを期待していたのですが、残念でした。

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は109.27円。下限は108.71円。

ターゲット
⑥110.08円 <2/13高値>
⑤109.88円 <FR=61.8/111.71円⇒106.93円)>
④109.65円 <1/24高値、Horizon Line>
③109.59円 <Pivot Day・R2(THV)>
②109.50円 <節目><109.51円=Pivot Day・R1(欧米式)>
①109.38円 <4/6高値、Horizon Line>

◆ 109.27円 設定レンジ・上限
B.L① 109.08円 <4/6 設定レンジ上限>
B.L② 108.98円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
B.L③ 108.84円 <4/6 押し目>
◆ 108.71円 設定レンジ・下限

①108.66円 <Pivot Day・S1(THV)>
②108.59円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
③108.50円 <節目>
④108.44円 <FR=38.2/106.93円⇒109.38円>
⑤108.34円 <適応型移動平均・転換線>
⑥108.18円 <4/3 Horizon Line>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点

―――欧米時間―――

1回目 20:57
108.98円<B.L②>→108.89円<Pivot 1H・S1>。「売り」7銭。
※昨日の拮抗点からの「売り」。

2回目 21:26
108.89円<Pivot 1H・S1>→108.82円<Pivot 1H・S2>。「売り」7銭。
※1回目に早まって決済してしまった、続きになりました

3回目 21:40
108.84円<B.L③>→109.08円<B.L①>。「買い」24銭。
※(108.82円⇒108.91円⇒)108.84円からの「押し目買い」。

4回目 22:31
108.94円<Pivot 1H・Key>→109.06円<Trend Line>。「買い」12銭。
※米国10年債利回り0.754%⇒0.760%へ上昇。

5回目 22:47
108.94円<Pivot 1H・Key>→109.06円<直近高値>。「買い」12銭。
※レンジの下値の「指し値」にヒット。

6回目 23:13
108.98円<B.L②>→108.84円<B.L③>。「売り」14銭。
※ここまでの時間でユーロドルは、ユーロ買い・ドル売りが進行していました。
しかしドル円は、ドル買い・円売り。
そして23時を過ぎてから、ユーロとドルのもみ合い。
いつ均衡が崩れるか分からない状況でした。
先行したのはドル円。上値ががっちり押さえ込まれていて、買い気配が後退。
するとユーロドルは上昇気配。ユーロ買い・ドル売り。
その流れがドル円に波及して、ドル売りが開始されました。

7回目 23:57
108.87円<Pivot 1H・S2>→109.08円<B.L①>。「買い」21銭。
※ロンドンフィキシング・トレード。

2020/04/08(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.83円。下限は108.50円です

ターゲット

⑤109.37円 <4/6高値、Horizon Line>
④109.27円 <4/7高値>
③109.14円 <4/7戻り売り基点、Horizon Line>
②109.08円 <4/6 設定レンジ上限>
①108.98円 <Pivot Day・Key(欧米式)>

◆ 108.87円 設定レンジ・上限
B.L① 108.73円 <Horizon Line>
B.L② 108.67円 <4/7安値、Horizon Line>
B.L③ 108.61円 <適応型移動平均・転換線>
◆ 108.50円 設定レンジ・下限

①108.44円 <FR=38.2/106.93円⇒109.38円>
②108.34円 <Pivot Day・S3(THV)>
③108.26円 <適応型移動平均・転換線>
④108.20円 <4/4 Horizon Line>
⑤107.99円 <Pivot Day・S4(THV)>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の午前9時半から1時間ほどのドル円の上昇は、日本勢のいつもの力技。
他国の機関投資家は追随しなかった模様。
上海が開場したので、中国人に後追いしてほしかった…。

今日の難しさは、108.98円<上限・第1ターゲット>から上には「売り」、
そして108.50円<設定レンジ下限>から下には、「買い」が控えていること。

そうは言っても「トレードしなければ、タダの人」になってしまうので、
基本的にはテクニカルが表している「下降トレンドライン」を見ながら、今日は「戻り売り」作戦。
上方からの「売り」にも挑戦してみます。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

すみれ。
すみれ<ビオラ<パンジー、という大きさの順番です。
アメリカの花言葉は、「あなたのことで頭がいっぱい」。
だから「Violet」という単語で、<初恋の切なさ>を表現したりするそうです。

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)