こんにちは、天野愛菜です。

先週のドル円の動きを見ていてわかったこと。
海外に資金や資産を有する国内企業が、リスク回避に動き始めたことでした。

安倍首相が108兆円の緊急経済対策を打ち出して、わたしは凄い!やったー!なんて喜んでいましたが、一週間も経たずして「まやかし」が判明。
実際は16兆円あまりで、しかもあくまでも予算措置であって、実際には機能するかわからない代物でした。

30万円の現金支給といっても、それは「国民生活を保証するためではなくて、やってるよ、という形式レベル」。
中小企業を支援するといっても、従来とまったく変わりがない保証協会の審査経由。
万が一借りられても、来年からは利払い発生。いままでだって半年間は据え置きだったから、それが半年延びただけ。

今の日本国には、国民目線を感じません。
だいたい70歳代の政治家が、50代の公務員の手玉に取られているようでは、情けない。

今のまま「外出はするな、でも保証はしないよ。」では、アメリカの政策に比べたらゴミみたいな日本の国民に対する考え方や仕打ちが、ネットユーザーの怒りを醸成し、その動きが、大きなうねりとなって、明治維新以来の日本の根幹が揺らいでいくでしょう。
その矛先は、今日の日本統治機能で恩恵を得ている公務員と大手企業と左傾煽動マスコミに向かうでしょうが、いずれにしても日本は、混乱の端緒がはじまったのかも知れません。

そのような危機感が、大手企業にはあるから、資金の日本還流に血眼になっているのでしょうか。

今週、ドル円に影響を与えそうな経済指標

4/13 (月)
・国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季会合(~19日)

4/14 (火)
・3月 中国貿易統計(発表時間・未定)
・IMF世界経済見通し・世界金融安定報告
・日中韓と東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳によるテレビ会議
・先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議

4/15 (水)
・ゲオルギエワIMF専務理事がIMF・世銀の春季総会でテレビ会見
・20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議
・韓国総選挙

21:30 米国 
3月 小売売上高
4月 ニューヨーク連銀製造業景気指数

22:15 米国
3月 鉱工業生産

23:00 米国
4月 NAHB住宅市場指数

27:00 米国
米地区連銀経済報告(ベージュブック)

4/16 (木)
・国際通貨金融委員会(IMFC)
・IMF・世銀の春季総会本会議

21:30 米国 
3月 住宅着工件数/3月 建設許可件数
4月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
前週分 新規失業保険申請件数
前週分 失業保険継続受給者数

4/17 (金)
・4月の月例経済報告(関係閣僚会議終了後、内閣府)

11:00 中国
1-3月期 四半期国内総生産(GDP)
3月 小売売上高
3月 鉱工業生産

18:00 ユーロ圏
3月 消費者物価指数(HICP、改定値)

23:00 米国 
3月 景気先行指標総合指数

2020/04/13(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.52円。下限は108.00円です

ターゲット

⑤109.06円 <4/9高値>
④108.94円 <Pivot Day・R4(THV)>
③108.80円 <適応型移動平均・転換線>
②108.73円 <4/8 押し目基点、Pivot Day・R2>
①108.60円 <4/10高値>

◆ 108.52円 設定レンジ・上限
B.L① 108.41円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
B.L② 108.30円 <Horizon Line>
B.L③ 108.21円 <4/10安値>
B.L④ 108.16円 <FR=50.0/106.93円⇒109.38円>
B.L⑤ 108.05円 <Pivot Day・S3(THV)>
◆ 108.00円 設定レンジ・下限

①107.95円 <Pivot Day・S2>
②107.84円 <1/3安値>
③107.75円 <3/27安値>
④107.68円 <FR=61.8/101.17円⇒111.71円>
⑤107.50円 <2/28安値、節目>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

テクニカルは下降です。
ファンダメンタルズは、いろいろと好感されることが言われていますが、そうなのかな?

今日は、イースターマンデー。
主要アジア市場(オーストラリア、ニュージーランド、香港)と欧州市場(ドイツ、スイス、フランス、英国)が休場。
ですから、動意はないでしょう、とコメント多数。

金曜日も動意が少ないと言われていましたが、108.32円<下限・第1ターゲット>まで売り込まれました。
(わたしは居候先のネット環境が整わず、トレード出来ず。)

アメリカの2兆ドル規模の「インフラ投資」が決定していなくて、日本は今のところ米国債を買えとは言われてはいない模様なので、ドル買い圧力はまだ先かな、と思っています。

今日の米国勢の思惑は、108.52円<設定レンジ・上限>を越えたら「買い」参入と言われています。そうなると、108.73円<上限・第2ターゲット>が視野に入ります。

わたしの今日のトレードは、108.73円<上限・第2ターゲット>までは「売り」。
それを越えたら、こわごわ「押し目買い」で挑戦です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

花ニラ。英語では「Spring starflower(星形)」。
夢を感じるのは英語の方かな。
春になると群生して咲いています。
葉っぱを噛むと、まさしくニラの味と香りがします。

今週も、宜しくお願い致します。
疲れていたら、早く休んでくださいね。

天野 愛菜(まな)