こんにちは、天野愛菜です。

先々週のblogで、マンハッタンから移住しました、と書きました。
そして今いる居候先は、マンハッタンから車で2時間弱のイーストハンプトン。
コロナとは、ほぼ無縁の地。

こちらでの正直な感想を、ひと言でいえば、「平和」。
近くの公園では家族連れが遊んでいたり、カップルで日光浴をしていたり、ジョギングで汗を流していたりと、賑わいすら感じます。
そしてスーパーに行っても、みなさんはいつも通り、1週間分のお買い物。
特に買いだめなんてしていません。
マスク姿? 見かけない…。

そして何よりもコロナ騒ぎのなか違和感を覚えたのが、先週はネット環境のこともあって、マンハッタンにある猪八戒先生のオフィスでトレードしていましたが、在宅規制が緩んで出社して来るみなさんの表情が明るいこと。
コロナのことは話題にはなっていますが、自分たちが罹るとは思っていない。

こういう表現はいけないのかも知れませんが、コロナに感染しているその多くはホームレスの人たちといわれています。
ニューヨーク市の発表によると、市内のホームレス・路上生活者は60,000人強。
今年1月末日の米国内のインフルエンザの罹病者は2200万人で、死者1万2000人と発表があるので、実際は、インフルエンザなのかコロナなのかわからないのが実情のようです。

さて為替の話題ですが、猪八戒先生のオフィスのあるビルは、入居者がファンドの会社だけなので、最上階にあるレストランでは、売買の情報交換で盛り上がっていました。
聞いた話をまとめると、現在進行形で進められている事業方針は、「ドルを他の通貨に換えて貯め込むこと。」
全世界の通貨を目的としていて、日本円もその例外ではありません。

「日本では、安全通貨のドル、リスク回避のドルと言われているよ。」と話に加わると、
「確かに日本経済は、4-6月期のGDPはマイナス25%とか大胆な予言もあるけど、そこまで行かなくても、どのみち日経平均株価は再度下落するよ。だから我々は二番底狙いで今のうちから円を仕込んでおくんだ。」

「こんな状況で投資して怖くないの?」
「愛菜さぁ、今は金融危機か?違うだろう。単なるコロナ騒ぎだ。それに乗じて市中にはこれからジャブジャブお金が回りはじめて、そのうち市場にも入ってくるから、これぞまさしく先行投資だ。」
とその人は自分で言って、自分で笑ってた。

別の人は、
「ドルの調達コストが上がっているから、邦銀は日銀のドル資金供給オペに頼るはずだ。来週(4/20-24日)は毎日やるみたいだから、市場には積極的にドル買いで参入して来ないよ。」
と、タブレットに入っていたデータを見せてくれましたが、計算式が全くわかないのが残念でした。(笑)。

ということで、アメリカのディーラー勢は「円買い」目線なのでした。

今週、ドル円に影響を与えそうな経済指標

4/20 (月)
・日本 3月 貿易統計
21:30 米国 シカゴ連邦準備制度(Fed)全米活動指数

4/21 (火)
・英国 エリザベス女王94歳の誕生日
23:00 米国 3月 中古住宅販売件数

4/22 (水)
22:00 米国 2月 住宅価格指数
23:30 米国 EIA週間原油在庫

4/23 (木)
・EU首脳 テレビ会議

16:30 ドイツ 4月 製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
17:00 ユーロ 4月 製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
17:30 英国 4月 製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数/前週分 失業保険継続受給者数
22:45 米国 4月 製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
23:00 米国 3月 新築住宅販売件数

4/24 (金)
08:30 日本 3月 全国消費者物価指数(CPI)
17:00 ドイツ 4月 IFO企業景況感指数
21:30 米国 3月 耐久財受注
23:00 米国 4月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値

 

先週金曜日(17日)のトレード 利益1円37銭

☆達成ターゲット/下限・第2ターゲット

先週金曜日(17日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.08円。下限は107.65円

ターゲット
⑤108.64円 <Pivot Day・R2>
④108.51円 <4/13 高値>
③108.39円 <適応型移動平均・転換線>
②108.29円 <Pivot Day・R2>
①108.20円 <4/10 Horizon Line>

◆ 108.08円 設定レンジ・上限
B.L① 108.00円 <大台>
B.L② 107.90円 <4/15 設定レンジ上限>
B.L③ 107.74円 <Pivot Day・Key(THV)>
◆ 107.65円 設定レンジ・下限

①107.58円 <適応型移動平均・転換線>
②107.50円 <節目>
③107.25円 <4/15 Horizon Line>
④107.16円 <4/16 安値>
⑤107.00円 <大台>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点

―――欧米時間―――
1回目 19:09
107.90円<B.L②>→107.50円<下限②・Target>。「売り」40銭。

2回目 21:47
107.50円<下限②・Target>→107.30円<Pivot Day・S1>。「売り」20銭。

3回目 23:01
107.37円<Pivot 1H・Key>→107.56円<Pivot 1H・R2>。「買い」19銭。

4回目 23:56
107.45円<Pivot 1H・R1>→107.56円<直近高値>。「買い」11銭。

5回目 1:00
107.50円<下限②・Target>→107.65円<設定レンジ・下限>。「買い」15銭。

6回目 2:05
107.58円<Pivot 1H・Key>→107.45円<0:38 Horizon Line>。「売り」13銭。

7回目 2:43
107.42円<Pivot 1H・S2>→107.61円<2:04 Horizon Line>。「買い」19銭。

2020/04/20(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.89円。下限は107.47円です

ターゲット

⑤108.38円 <4/6 高値・安値>
④108.19円 <4/9 安値、Horizon Line>
③108.08円 <4/17 高値、設定レンジ上限>
②107.97円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
①107.94円 <4/17 Horizon Line>

◆ 107.89円 設定レンジ・上限
B.L① 107.64円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
◆ 107.47円 設定レンジ・下限

①107.43円 <適応型移動平均・転換線>
②107.32円 <3/2 安値>
③107.26円 <適応型移動平均・転換線>
④107.19円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
⑤106.93円 <4/5 安値、Horizon Line>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

先週金曜日のドル円は、上昇を試しつつも上値が設定レンジ上限108.08円に阻まれました。
WTI原油価格の終値が、18.18ドル(▼8.51%)。日本の原油関連企業は、日本円をドルに換える必要性が薄れて円高。
「FRBが債権購入額を減額」の報道(3:00)で、米国10年債利回りが0.61%から0.66%に上昇するも、ドル円は上昇への反応はなし。
産油国が、自国経済の下支えのために、米国内で保有している債権や株式を売って現金化しているという噂が流れて、その米ドルをいつ売って自国通貨に換えるか、米国勢は虎視眈々。
FRBによる量的緩和拡大。
米経済指標の下方傾向。
コロナが発端となって米中対立再燃リスク。

ファンダメンタルズも、「円高」傾向を表しているのではないでしょうか。

今日のアメリカ勢は「高値からの売り狙い」らしいです。
プロの方々は「売り」が好きですし、月曜日は動けば乗る的な要素が多いので、
今日のわたしも設定レンジ下限を下抜けたら「戻り売り」、設定レンジ上限を上抜けたら、上限ターゲットに引きつけてからの「売り」で狙ってみます

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

ツツジはツツジなのですが、ぼんぼりのように花だけが一束になって咲いていました。
しかもデカい!
茎の部分を長めに切って、花瓶に挿して鑑賞出来るように、お花屋さんでも売っています。

 

今週も、宜しくお願い致します。

天野 愛菜(まな)