こんにちは、天野愛菜です。

昨日は、WTI原油先物5月限が、1バレル=マイナス40.32ドルまで暴落して、史上初のマイナス価格となりました。
「えっ? 原油を買ったら、お金くれるの?」と、素朴な疑問を発したら、周りにいた人たちが、「愛菜は、相変わらずアホだな。圧倒的に供給・在庫が多くて、需要がそこまで追いつかない、ということ。強いていうなら輸送代金はこっちで持つから引き取ってよ、ということはあるかも知れない。でも今の取引は6月限が中心だから、いうほど慌てていない。」だそうです。

そうは言っても

原油価格の下落によって、ダウ平均株価に寄与度の高いシェブロンやエクソンモービルの業績ダメージから引き起こされる米国株価全体の下落などがありますが、為替市場で大きく危惧されているのが、
①採算ベースが1バレル40~50ドルといわれているアメリカのシェール産業
②国の財政収支が均衡する原油価格が1バレル83ドルであるサウジアラビア

以前のblogでも書きましたが、風が吹けば桶屋が儲かるの逆で、シェール産業がデフォルト危機になると、それらの社債が証券化されたジャンク債を保有するドイツ銀行と、日本の農林中金、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行は、倒産まではしないものの、非常に大きな痛手となります。
そして、MBO(Management BuyOut)などによって業界再編、あるいは外資からのM&A攻勢にさらされることになるかも知れません。
それは昨日のblogで書いた、米国勢の「円買い」要因です。

サウジアラビアは、これも昨日のblogで書きましたが、米国内では密かに言われているサウジマネー2兆ドル規模の現金化からの自国通貨への転換。
これは、ドル売りユーロ買いが発端となって、それがドル円にも波及してきます。

日本時間の朝方、トランプ大統領が
「国家石油備蓄に最大7500万バレル積み増す」
「原油価格の下落は非常に短期的」と発言しました。

それを受けて今晩のドル円は、どうなるのでしょうか。

日本国内のメディアは、米国が敵視している中国と韓国にすり寄るような論陣を張っているし、外出自粛中に野党の国会議員が、アメリカでは考えられない性風俗店に通ったことに寛大だから、今やアメリカは日本に対して、よい感情を持っていません。
ですから「やっぱりオレたちで、金持ってる日本を治めるか。円、買っておくか。」にならなければいいな、って思っています。

昨日のトレード 利益89銭

☆達成ターゲット/設定レンジ内

昨日はblogを書き終えて、東部時間午前1時過ぎ(日本時間午後2時)にはベッドに入ったのですが、ウトウトしたのもつかの間、5番目から電話。
「なに寝てんだ。これだけ原油の話で持ちきりなんだぞ。気合い入れろ。」と、いうことで冷蔵庫から710mlの「モンスターエナジードリンク」を取り出して徹夜モードに入りました。
(わたしが風邪なのを知っていて、恐ろしい人だ。)
たたき起こされてよかった、と思ったのが、blogで書いていた「上限ターゲットに引きつけてからの売り」から昨日のトレードをスタート出来たことでした。
それにしても疲れました。
いつ急落するかわからないので、「売り」でしかエントリー出来ませんでした。

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.89円。下限は107.47円。

ターゲット
⑤108.38円 <4/6 高値・安値>
④108.19円 <4/9 安値、Horizon Line>
③108.08円 <4/17 高値、設定レンジ上限>
②107.97円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
①107.94円 <4/17 Horizon Line>

◆ 107.89円 設定レンジ・上限
B.L① 107.64円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
◆ 107.47円 設定レンジ・下限

①107.43円 <適応型移動平均・転換線>
②107.32円 <3/2 安値>
③107.26円 <適応型移動平均・転換線>
④107.19円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
⑤106.93円 <4/5 安値、Horizon Line>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点


―――日本時間―――
1回目 15:00
107.94円<上限①・Target>→107.69円<Pivot 1H・S3>。「売り」25銭。

2回目 17:37
107.76円<Pivot 1H・Key>→107.61円<Pivot 1H・S2>。「売り」15銭。

―――欧米時間―――
3回目 21:26
107.84円<Pivot 1H・R1>→107.72円<Pivot 1H・S1>。「売り」12銭。

4回目 22:36
107.82円<Pivot 1H・R1>→107.72円<Pivot 1H・S1>。「売り」10銭。

5回目 23:01
107.77円<Pivot 1H・Key>→107.70円<Pivot 1H・S1>.「売り7銭。

6回目 23:33
107.77円<Pivot 1H・Key>→107.62円<Pivot 1H・S2>。「売り」15銭。

7回目 3:24
107.72円<Pivot 1H・R1>→107.67円<Pivot 1H・Key>。「売り」。5銭。

2020/04/21(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.79円。下限は107.50円です

ターゲット

⑤108.19円 <4/9 安値、Horizon Line>
④108.08円 <4/17 高値、Pivot Day・R2(欧米式)>
③108.00円 <大台>
②107.94円 <4/20 高値>
①107.86円 <Pivot Day・R1(欧米式)>

◆ 107.79円 設定レンジ・上限
B.L① 107.72円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
B.L② 107.59円 <4/20 押し目基点>
◆ 107.50円 設定レンジ・下限

①107.43円 <適応型移動平均・転換線>
②107.36円 <Pivot Day・S2(欧米式)>
③107.29円 <4/17 Horizon Line、Pivot Day・S3(THV)>
④107.16円 <4/16 Horizon Line、Pivot Day・S3(欧米式)>
⑤107.04円 <適応型移動平均・転換線>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日は何が起こるかわからないから、昨日同様に「売り」主体でトレードします。
下限・第5ターゲットを越えると、
⑥106.93円<4/5 安値、Horizon Line>、
⑦106.75円<3/18 安値>
が次のターゲットとして控えています。

107.79円<設定レンジ上限>を越えても、108.08円<上限・第4ターゲット>までは「戻り売り」。それを越えたら「買い」で追随してみます。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

カリフォルニア産の新種イチゴ。
日本の苺のように、色つやはありません。
しかーし、キウイ的な甘みがあって美味しいのです。
果肉も固めなので、5日間は持つそうです。

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)