こんにちは、天野愛菜です。

昨日は、設定レンジ内のバランスライン 106.42円 <Pivot Day・S1(欧米式)>が上値となって下落。こちらのランチが終わってから上昇という状況となって、わたしの当初の目論見であった「押し目買い」は、目覚し時計が鳴ってチャートを見たときには終わっていました

 

ところでわたしが揶揄していた「4月 ADP雇用統計」。
結果は -2023.6万人 でしたが、為替市場は無反応。
一緒にトレードしていたディーラーさんたちは「アホか!」

そもそもADP雇用統計とは、Automatic Data Processing社が、自社で給与計算を請け負っている約406,000の民間企業の従業員約2400万人の実際の給与データから賃金分析をおこなって、顧客企業に雇用環境も含めた結果を提供することが基本業務です。
それがいつの間にか、2日後の米国の雇用統計の参考になるかも知れないということで、注目を集めました。

昨日のblogで、「基本、ADP雇用統計は、米国労働省発表の雇用統計を推察する上では、まったくアテにならないのですが、イベント的な楽しみがあります。」と書きましたが、顧客向けに出す本来の業務からすると、計算している総数が約2400万人なので、昨日の-2023.6万人では、ADPが契約している企業の大半の雇用が喪失したことになります。

「ADPは何を血迷ったか。NASDAQに上場している自社株評価を上げるために、ADP雇用統計を全米雇用統計の先行指数にしたいのか? 今回は計算方法を変えことが見え見え。」
それで「アホか!」という発言になったらしいです。

 

今日は明日の雇用統計を控えて、ポジション調整に入る可能性があります。

明日の「4月 非農業部門雇用者数変化(前月比)」は
日本サイトの予想は、-2100.0万人。
米国の市場コンセンサスは、-2185.3万人。

現時点で、わたしが知っているファンドの予想を書いておきます。ご参考までに。
・JPモルガン         -2000.0万人
・モルガン・スタンレー   -2200.0万人
・ドイツ証券         -2300.0万人

昨日のトレード 利益1円

☆達成ターゲット/下限・第2ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は106.56円。下限は106.20円。

ターゲット

⑤106.91円 <4/15 Horizon Line>
④106.86円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
③106.76円 <5/5 設定レンジ上限>
②106.68円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
①106.61円 <5/6 Horizon Line>

◆ 106.56円 設定レンジ・上限
B.L① 106.50円 <5/5 Horizon Line>
B.L② 106.42円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
B.L③ 106.36円 <4/29 安値、Horizon Line>
◆ 106.20円 設定レンジ・下限

①106.12円 <Pivot Day・S3(THV)>
②106.05円 <適応型移動平均・転換線>
③105.99円 <Pivot Day・S3(欧米式)>
④105.82円 <3/17 安値>
⑤105.69円 <3/17 設定レンジ下限>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します

―――日本時間―――

1回目 7:20
106.55円<6:20 Trend Line>→106.20円<Pivot Day・S2(欧米式)>。「売り」35銭。

―――欧米時間―――

2回目 17:38
106.42円<B.L②>→106.27円<Pivot 1H・S1>。「売り」15銭。

3回目 19:35
106.31円<Pivot 1H・Key>→106.07円<Pivot 1H・S3>。「売り」24銭。

4回目 22:30
106.14円<Pivot 1H・Key>→106.05円<下限②・Target>。「売り」9銭。

5回目 23:38
106.16円<Pivot 1H・R1>→106.05円<下限②・Target>。「売り」11銭。

6回目 2:01
105.99円<下限③・Target>→106.05円<下限②・Target>。「買い」6銭。

2020/05/07(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は106.29円。下限は105.98円です

ターゲット

⑤106.83円 <Pivot Day・R2(欧米式)>
④106.61円 <5/6 Horizon Line>
③106.50円 <5/5 Horizon Line>
②106.44円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
①106.36円 <4/29 安値、Horizon Line>

◆ 106.29円 設定レンジ・上限
B.L① 106.22円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
B.L② 106.11円 <適応型移動平均・転換線>
◆ 105.98円 設定レンジ・下限

①105.83円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
②105.69円 <3/17 設定レンジ下限>
③105.62円 <Pivot Day・S2(日欧米共通)>
④105.50円 <節目>
⑤105.37円 <適応型移動平均・転換線>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

EUの財政出動で揉めに揉めているユーロに対して、日本円は全面高。

ドイツ連邦憲法裁判所が5日に
「ECBは3カ月以内に金融政策が適法である根拠を示す必要がある」との判断を下したこともユーロの重し。
昨日も、欧州時間は弱含み。
これがドル安円高の要因になっています。

テクニカルでは、左斜めからの下降トレンドラインや移動平均線が上値を押さえています。
上昇には、何かの切っ掛けがほしいところです。

ユーロで揉めている原因は、借金の多い国がドイツにそのツケを回そうとしていて、当然抵抗するドイツ、といういつもの構図があるわけです。
そこでドイツが条件付きで多少でも容認する要人発言があったり、無策でドケチな欧州委員会がイタリア国債に対して、何らかの手立てを講じる話が出てくれば、ドル円も上昇します。

今日のわたしのトレードは、1時間足の遅行スパンがローソク足を抜けるまでは、下限・第3ターゲット105.62円<Pivot Day・S2(日欧米共通)>を下値と考えて「売り」目線です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

風が強い春空。
初春に比べても、空の色が明るくなってきました。
地上のコロナウィルスも、吹き飛ばしてほしいな。

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)