こんにちは、天野愛菜です。

昨日は日本時間の午後8時、東部時間で午前7時から早起きしてチャート・オン。
ナンと、上昇しているではありませんか!

blogに書いていた、「1時間足の遅行スパンがローソク足を抜けるまでは…」がすでに日本時間の午後4時過ぎには完成していました。

ヘッドラインニュースを遡って見ると、
「今週中にも米中通商交渉の担当者が電話協議を行う可能性」とありました。
そういうこと、か。

米中ともに最近は、メディアを通して言い合うだけでしたから、可能性とはいえ何かしらの交渉の土俵が出来るわけですから、確かに前向きな話題でした。
しかし午前0時のロンドンフィキシングを終えると、今日の雇用統計に向けたポジション調整のドル安の流れとなりました。

雇用統計予想・基礎データ

■4月 ISM製造業景況指数【雇用部門】
前回:43.8 結果:27.5(-16.3)

■4月 ISM非製造業景況指数【雇用部門】
前回:47.0 結果:30.0(-17.0)

■4月 非農業部門雇用者数変化(前月比)
結果:☆☆万人 予想:-2200万人 前回:-70.1万人

米国の市場コンセンサスは、-2185.3万人
・JPモルガン         -2000.0万人
・モルガン・スタンレー    -2200.0万人
・ドイツ証券         -2300.0万人
・第一生命経済研究所     -2680.0万人

■4月 失業率
結果:☆☆% 予想:16.0% 前回:4.4%

米国の市場コンセンサスは、16.0%
・JPモルガン        15.0%
・モルガン・スタンレー   17.7%
・ドイツ証券        18.0%
・第一生命経済研究所    18.1%

■4月 平均時給(前月比)
結果:☆☆% 予想:+0.4% 前回:+0.4%

・米国の市場コンセンサスは、+0.3%
・JPモルガン        +0.3%
・モルガン・スタンレー   +0.8%
・ドイツ証券        +1.5%
・第一生命経済研究所    +0.3%

雇用統計後の動きは?

今日の雇用統計の結果で、一番イヤなのが「市場は織り込んでいた」という後付け解釈。
ビックリ仰天しないと急落しない、ということ。

しかしそのビックリ仰天する材料がふたつあって
セントルイス連銀のブラード総裁が6日に
「米国内で最大 4,600 万人が失業する恐れがある。」と警告したこと。
それにともなって現在進行形で、景気回復に疑念が出始めて、債券買いが優勢となって、米債利回りが軒並み低下してきていること。

米国株式市場の空気は、「雇用統計の結果が少しでも悪ければ一気に売っちゃえ。」
そうなると、株を売った資金が国債に回って、利回り低下。そしてビックリ仰天のドル急落となるのです。

しかし、わたしの知り合いの海外のトレーダーさんたちは、
「いやいや株を売った資金の一部は金先物にいくから急落はないな。」
「リスク回避のドル買いと、リスク回避の円買いの綱引きになるから急落はない」
「雇用情勢の悪化は万国共通で米国に限った事ではないから、為替市場は慌てない」
と教えてくれました。

ビックリ仰天がなければ、大きく動くことはないという結論になりました。

さてどうなるでしょうか…。楽しみ!

昨日のトレード 利益73銭

☆達成ターゲット/上限・第4ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は106.29円。下限は105.98円。

ターゲット

⑤106.83円 <Pivot Day・R2(欧米式)>
④106.61円 <5/6 Horizon Line>
③106.50円 <5/5 Horizon Line>
②106.44円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
①106.36円 <4/29 安値、Horizon Line>

◆ 106.29円 設定レンジ・上限
B.L① 106.22円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
B.L② 106.11円 <適応型移動平均・転換線>
◆ 105.98円 設定レンジ・下限

①105.83円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
②105.69円 <3/17 設定レンジ下限>
③105.62円 <Pivot Day・S2(日欧米共通)>
④105.50円 <節目>
⑤105.37円 <適応型移動平均・転換線>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します


―――欧米時間―――
1回目 20:50
106.61円<上限④・Target>→106.44円<上限②・Target>。「売り」17銭。

2回目 22:05
106.44円<上限②・Target>→106.61円<上限④・Target>。「買い」17銭。

3回目 23:55
106.61円<上限④・Target>→106.22円<B.L②>。「売り」39銭。

2020/05/08(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は106.46円。下限は106.22円です

ターゲット

⑤106.89円 <5/5 Horizon Line>
④106.81円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
③106.75円 <5/5 Horizon Line>
②106.65円 <5/7 高値>
①106.50円 <5/6 Horizon Line、節目>

◆ 106.46円 設定レンジ・上限
B.L① 106.40円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
B.L② 106.30円 <Pivot Day・Key>
◆ 106.22円 設定レンジ・下限

①106.14円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
②105.98円 <5/7 安値>
③105.74円 <Pivot Day・S2(欧米式)>
④105.65円 <適応型移動平均・転換線>
⑤105.47円 <Pivot Day・S3(欧米式)>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します
※ターゲットの前後で反転することがあります。±1Pipsを意識してください。その後に新しいHorizon Lineが形成されたりします。

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

 

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

ドル円市場で意識されている上値抵抗線は、上限・第2ターゲットの106.65円。
下値支持線は、下限・第2ターゲット105.98円です。
上限・第2ターゲット106.65円を上抜けても上限・第3ターゲット106.76円付近まで来ると、さすがに反落警戒感が出て来るのではないでしょうか。
下限・第2ターゲット105.98円を下抜けると、景気悪化が鮮明となって下限・第5ターゲット105.47円を目指してもおかしくありません。

今日の雇用統計は、発射台の価格から15銭から35銭の上下のターゲットで「愛菜の経済指標トレード」で「指し値」勝負です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

アバガンサス、です。
日本だと6月に入ってからよく見ます。
ニュースでは、「最近の地球は、地温が上がって来ている。自然災害には気をつけようがないが、備えは万全にしておきましょう」と言っていました。
日本の5月11日の地震説が、アメリカにも伝わっています。
ネットの流布は信じないまでも、備えることは大切ではないでしょうか。

一週間って早いですよね。もう金曜日です。
今週もわたしの大好きな「平穏無事」で過ごせました。

今日も頑張って、よい週末をお過ごしくさい。

今週もわたしの拙いblogにお付き合いくださって、ありがとうございました。

天野 愛菜(まな)