こんにちは、天野愛菜です。

一昨日からカナダのバンクーバーに来ていて、朝方にはニューヨークに向けて出発するので、今日のblogは月曜日にしては短めな内容になりそうです。
金曜日はドル円だけのトレードだったので、そのときの様子を久しぶりに書いてみます。
この日は若干、いじけました。

現状のドル円の値動き

経済指標の悪化に対しては、「もうわかっているし…」的な反応で極端なドル売りには発展していません。
逆に少しでもよい経済指標では、ドル買い傾向が顕著になります。
日本の個人投資家に対して金融機関が推奨している「米国株投資」が順調に推移していることも一因です。

今週は15日・金曜日に中国と米国の「4月小売り売上高」の経済指標の発表があります。
ここに向かって「噂で買い」相場になってもおかしくありません。

対中国姿勢が鮮明になってきています

米国と欧州政府は、コロナ感染拡大の第二波リスクはあるものの、中国政府による「人民犠牲は承知の上での経済最優先の政策」に対して、出遅れることのリスクの方が大きいと判断しはじめています。

さらに、コロナの感染拡大で各国政府がその対応に追われているなか、中国政府は
・国際司法裁判所で違法占拠と判決が下った南沙諸島の実効支配をやめるどころか更に強固にして、その南沙諸島全域に中国行政府の設置。
・日本の尖閣諸島への領海侵犯の激増。
・一帯一路関係国への人民元使用の強要。
・海外企業の買収と海外不動産の購入拡大。
などなど、着実に世界覇権を推し進めていることも、欧米各国の方向転換の背景にあります。

欧州の主要国であるドイツ・英国・フランスも中国対して、反旗を翻しました。
そうすると中国は「武漢であたらな感染者発生」といって、世界を揺さぶります。

この先、そういった意味での「有事のドル買い」が顕著になってくると思われます

今週、ドル円に影響を与えそうな経済指標

5/11 (月)
・フランス 外出制限の段階的な緩和開始
・経済指標は、特にありません。

5/12 (火)
10:30 中国 4月 生産者物価指数(PPI)/4月 消費者物価指数(CPI)
21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPI)

5/13 (水)
・英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、速報値)
21:30 米国 4月 卸売物価指数(PPI)

5/14 (木)
・新型コロナウィルス感染状況 中間評価
21:30 米国 前週分/新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数

5/15 (金)
11:00 中国 4月/小売売上高・ 鉱工業生産
15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、速報値)
18:00 ユーロ 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、改定値)
21:30 米国 4月 小売売上高
5月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:15 米国 4月/鉱工業生産・ 設備稼働率
23:00 米国 5月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値

先週金曜日(8日)のトレード 利益66銭

☆達成ターゲット/上限・第3ターゲット

先週金曜日(8日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は106.46円。下限は106.22円。

ターゲット

⑤106.89円 <5/5 Horizon Line>
④106.81円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
③106.75円 <5/5 Horizon Line>
②106.65円 <5/7 高値>
①106.50円 <5/6 Horizon Line、節目>

◆ 106.46円 設定レンジ・上限
B.L① 106.40円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
B.L② 106.30円 <Pivot Day・Key>
◆ 106.22円 設定レンジ・下限

①106.14円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
②105.98円 <5/7 安値>
③105.74円 <Pivot Day・S2(欧米式)>
④105.65円 <適応型移動平均・転換線>
⑤105.47円 <Pivot Day・S3(欧米式)>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します
※ターゲットの前後で反転することがあります。±1Pipsを意識してください。その後に新しいHorizon Lineが形成されたりします。

―――欧米時間―――

1回目 21:38
106.50円<上限①・Target>→106.65円<上限②・Target>。「買い」15銭。
※「4月非農業部門雇用者数変化(前月比)」は、-2050万人(予想-2200万人)。
「平均時給」の結果が、4.7%(予想0.4%)。
「失業率」の結果は、14.7%(予想16.0%)。
結果、オーライ!
<雇用統計は>しっかりと情報を確認出来て、エントリーは8分後。一度戻ったところで安心の上昇追随。

2回目 23:03
106.65円<上限②・Target>→106.40円<B.L①>。「売り」25銭。
※金曜日のblogで
「上限・第2ターゲット106.65円を上抜けても上限・第3ターゲット106.75円付近まで来ると、さすがに反落警戒感が出て来るのではないでしょうか。」
と書きましたが、106.75円を前にして高値警戒感発生。
戻りが悪くてどうしたの?と思っていましたが、結果は予定通りの下落追随。
しかしこの戻りの悪さが、後の上昇をチャートは教えてくれていました。

3回目 0:20
106.46円<設定レンジ・上限>→106.57円<Pivot 1H・R1>。「買い」11銭。
※前回決済した106.40円<B.L①>を6分間ほど叩いていました。下に抜けるか上昇するかの際でした。結果は上昇。ここは上昇を見届ける感じで6銭上の設定レンジ上限からエントリー。
雇用統計の発射台に戻って、次のステージに移りました。

4回目 3:07
106.60円<Pivot 1H・Key>→106.75円<上限③・Target>。「買い」15銭。
3回目の上昇は、106.63円まで伸びたのでした。結果的には早めに決済して失敗。
上昇トレンドライン、つまり下値支持線にしっかり乗っていたわけなので、決済する理由がありませんでした。
それなのに、マウスを「ポチッ」。自分がイヤになりました。
失敗した後ですぐにエントリーしたら、それが負のスパイラルになるわたし。
上昇の上値を確認して、その後の長い下降時間をチャートで眺めながら、コーヒー飲んで、サンドウィッチを食べて、足の爪にネイルしながら自己反省会。
スカートで膝を立ててネイルしていたので、隣の4番目が「オイ!」、わたし、「知らん!」。

この回の上昇は、1回目のトレードの決済後に、106.75円を諦め切れずにいたことが、反映されました。
しかし高値警戒感がやっぱり作用して106.75円<上限・第3ターゲット>をタッチして下降。
おそらく1回目のときに106.75円を付けていたら、別の展開になっていたのでしょう。

相場って、欲しい物は欲しい、と頑固な子供みたいですね。

2020/05/11(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.01円。下限は106.61円です

ターゲット

⑤107.49円 <5/1 高値>
④107.39円 <Pivot Day・R3(欧米式)、5/1 Horizon Line>
③107.22円 <4/30 高値>
②107.14円 <5/1 Horizon Line、日足・適応型移動平均線>
①107.06円 <Pivot Day・R2(欧米式)、5/4 高値-1>

◆ 107.01円 設定レンジ・上限
B.L① 106.88円 <Pivot Day・R1(欧米式)、5/5 Horizon Line-1>
B.L② 106.75円 <5/8 高値>
B.L③ 106.65円 <適応型移動平均・転換線>
◆ 106.61円 設定レンジ・下限

①106.54円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
②106.41円 <4/30 安値>
③106.33円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
④106.22円 <5/8 安値>
⑤105.98円 <5/7 安値、Pivot Day・S2(欧米式)-2>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します
※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識している価格ですから、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください。

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日は上値を試す展開となっても、
上限・第2ターゲット107.14円<5/1 Horizon Line、日足・適応型移動平均線>付近が岩盤。
いったん退却して上値を目指すとしても、B.L② 106.75円 <5/8 高値>までが下値範囲。
結構広いです。
そのうちネガティブな報道でもあれば、
下限・第5ターゲット105.98円<5/7 安値、Pivot Day・S2(欧米式)-2>までは下値を試していく展開となります。

今日の午前中は、106.60円<5/8安値>設定レンジ下限を付けてからの上昇だったので、今日のトレードは、設定レンジ下限を売り買いの転換点と考えて、「追随」で挑戦します。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

コロラドトウヒ(唐檜)。
日本だと4月頃に新芽が出て、そのあと銀青色が強くなります。
夏は、涼しげな風景を演出してくれます。
まさしくアメリカ・コロラド州のシンボル。
マツ科トウヒ属の常緑針葉樹です。

 

今週も、宜しくお願い致します。

天野 愛菜(まな)