こんにちは、天野愛菜です。

今週のテーマは、「中国の唯我独尊」です。
中国は、「香港に国家安全法適用」する方針を協議。「台湾介入」も辞さない強硬姿勢。

中国の富裕層=共産党員の9800万人。
それでも日本に比べると凄い人数ですが、他13億人の不満が沸騰しています。
「香港」「台湾」に関する事柄で、人民の不満をそらす作戦ですが、これは大変に危険な賭けです。

アメリカがトランプ政権になってから、中国共産党の苦悩が始まりました。
中国経済の源泉である輸出。←うまくいかない。
南沙諸島の航路封鎖あるいは航行料徴収。←実現出来ない。
日本の尖閣諸島の中国による実効支配戦略も、日本の海上保安庁と自衛隊、米軍の鉄壁防衛の前には、←為す術がない。
一帯一路に連なる国々の人民元流通。←実行できない。

最近では
今まで「観光」と「貿易」の両輪圧力で言うことを聞かせていたドイツ、英国、オーストラリアが、コロナの影響で「観光」の脅しがまったく効かなくなって効果半減。反旗を翻してきた。
コロナ問題で、サプライチェーンが他のアジア国に流れ始めている。
コロナ後の医療覇権を目指し中国は、第一段の医薬品の原料輸出統制をしたが、それが各国で原料を製造する流れになってしまった。
先進国では、日本だけが中国の統制下にあるが、そのような中で安倍首相が「中国からサプライチェーンを他国に移す支援」を発表し、中国共産党による日本企業支配が危うくなってきた。
米国のハーバード大学教授を年収2億円で買収し技術搾取をしていたことが発覚し逮捕されたが、同様の情報提供者の逮捕・拘留が世界中で始まっている。

わたしが思いついた海外で報道されているニュースだけでもこれだけあるのですから、中国共産党は実際には追い詰められていることに間違いはありません。

オバマ政権のときは、アジアのことでいえば、南沙諸島の実効支配計画を黙認。日本国民の精神性にダメージを与える戦略のひとつである慰安婦財団を作るときには、直接オバマ大統領が日本に圧力を掛けました。
中国にとってオバマ民主党政権は頼もしい存在でした。
しかし、今のトランプ政権は金で頬を叩けない。中国共産党の言うことをきかない。
ああ懐かしの民主党…という思いでしょう。

しかし中国共産党は、それでも怯むことなく世界覇権を目指していきます。
それが今回の全人代でより明確になってきます。

今週のことでいえば
ホワイトハウスのシニアアドバイザーであるハセット氏がこの週末、
「香港の国家安全法案に関し、中国への経済的懲罰を精査している」と発言したことを受けて、対する中国の反撃からはじまります。
全人代で「香港に国家安全法適用」を国の立法権として成立させることを明確にしたので、ここでアメリカをはじめとする世界の圧力に屈服すれば、習近平政権の命脈は尽きてしまうことから成立は確定的ですが、それが「いつか」で為替の動向も変わってきます。
「香港の国家安全法案」の成立から、アメリカの経済的懲罰の概要でも噂で流れれば、ドル安となっていきます。

今週のドル円は、そのようなことが底流にあって動いていきます。

今週、ドル円に影響を与えそうな経済指標

今週は5月分の経済指標が注目されています。

5/25 (月)
・米国 Memorial Day(戦没者追悼記念日) 休日
・英国 Spring Bank Holiday 休日
15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、改定値)

5/26 (火)
22:00 米国 3月 ケース・シラー米住宅価格指数
23:00 米国 5月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)/4月新築住宅販売件数

5/27 (水)
23:00 米国 5月 リッチモンド連銀製造業指数

5/28 (木)
・中国・全国人民代表大会閉幕
21:00 ドイツ 5月 消費者物価指数(CPI、速報値)
21:30 米国  1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)

5/29 (金)
18:00 ユーロ 5月 消費者物価指数(HICP、速報値)
21:30 米国  4月 個人消費支出(PCE) /個人所得
22:45 米国  5月 シカゴ購買部協会景気指数
23:00 米国  5月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
24:00 米国  パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
        ■主催:グリスウォルド経済政策研究センター(web経由)

先週金曜日(22日)のトレード 利益72銭

☆達成ターゲット/下限・第2ターゲット

先週金曜日(22日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.76円。下限は107.55円。

ターゲット

⑥108.29円 <3/30 高値>
⑤108.18円 <Pivot Day・R2(欧米式)>
④108.08円 <5/19 高値、Horizon Line>
③108.00円 <大台、Pivot Day・R1(欧米式)>
②107.92円 <適応型移動平均・転換線>
①107.85円 <5/21 高値、Horizon Line>

◆ 107.76円 設定レンジ・上限
B.L① 107.67円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
◆ 107.55円 設定レンジ・下限

①107.50円 <節目、Pivot Day・S1(欧米式)>
②107.46円 <5/21 安値、Horizon Line>
③107.41円 <一目均衡表(日足)・転換線>
④107.33円 <5/20 Horizon Line>
⑤107.26円 <Pivot Day・S2>
⑥107.15円 <Pivot Day・S2(欧米式)>

―――日本時間―――
1回目 13:00
107.55円<設定レンジ・下限>→107.33円<下限④・Target>。「売り」22銭。
※「WTI原油先物7月限下落」「香港株下落」のヘッドラインニュースからドル売り。

―――欧米時間―――
2回目 16:13
107.34円<Pivot 1H・S1>→107.50円<下限①・Target>。「買い」16銭。

3回目 18:23
107.50円<下限①・Target>→107.43円<Pivot Day・S1>。「売り」7銭。

4回目 20:46
107.46円<下限②・Target>→107.55円<設定レンジ・下限>。「買い」9銭。

5回目 23:40
107.60円<Pivot 1H・Key>→107.46円<下限②・Target>。「売り」14銭。

6回目 0:00
107.46円<下限②・Target>→107.50円<下限①・Target>。「買い」4銭。

2020/05/25(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.77円。下限は107.55円です

ターゲット

⑤108.37円 <Pivot Day・R3(欧米式)、(108.41円<一目均衡表(日足)・雲上限)>
④108.08円 <5/19 高値、Horizon Line、(108.10円<Pivot Day・R2(欧米式))>
③108.00円 <大台>
②107.92円 <適応型移動平均・転換線>
①107.84円 <5/22 高値、Horizon Line

◆ 107.77円 設定レンジ・上限
B.L① 107.63円 <NYクローズ>
B.L② 107.59円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
◆ 107.55円 設定レンジ・下限

①107.50円 <節目>
②107.41円 <一目均衡表(日足)・転換線>
③107.33円 <5/22 安値、(107.35円<Pivot Day・S1(欧米式))>
④107.16円 <適応型移動平均・転換線>
⑤107.08円 <Pivot Day・S2(欧米式)、(107.03円<一目均衡表(日足)・基準線)>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します
※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください。

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日は米国と英国が休日。

今日のドル円の
上値抵抗線は、107.84円<上限・第1ターゲット>。
下値支持線は、107.33円<下限・第3ターゲット>。

午前中の107.65円付近での停滞は、売り買い拮抗というより、市場参加者が少ないことが原因のようです。

今日は先週金曜日(22日)と同様に方向感が出にくい状況。
深追い注意の日。
今日のわたしのトレード戦略は、設定レンジを越えてからの第二波狙い。
中国からの報道で動く、新興国・資源国通貨のクロス円を見ながらエントリーします。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

「コケの花」と呼ばれている胞子体です。
コケにはおしべとめしべはなくて、卵細胞と精子が受精して受精卵が出来て繁殖していきます。
わたしは銀閣寺のコケが好きです。

海外では、日本の緊急事態宣言が解除からのドル買いに対して、高値からの「売り」で対処しようといわれています。
また、今週は月末の締めが掛かります。
テクニカルもファンダメンタルズも関係なく動くことがあります。
要注意です。

今週もどうぞ、宜しくお願い致します。

天野 愛菜(まな)