こんにちは、天野愛菜です。

今週の注目の経済指標は、
今日・1日の米ISM製造業景気指数3日のADP雇用者数とISM非製造業景気指数からの、メインイベントの「5月・米国雇用統計」です。

現在の経済指標の結果は、前年同月対比での悪化は当然なので、最近の為替は、数値の「度合い」で振幅します。
ですからここ最近では、結果が悪くても上昇していく傾向が増えています。

わたしたちとって大切なことは、経済指標の結果よりも、どう動くかということ。
いままでは、経済指標をあらかじめ分析して「指し値」のポジションを作って待ち構えていたりしていましたが、それも最近ではちょっと怖くなってきました。

今、わたしが実践していることは、相場の格言にある
「二度に買うべし 二度に売るべし」

相場は自分の思い通りには動かないから、まずは「打診」して、それが予想通りであったら、本格的に売買をする、という意味ですが、この格言には、エントリーのチャンスは2回ある、ということも教えてくれています。

ですからわたしの最近のトレードでは、初動ではエントリーしないようにしています。

また別の格言には「売るべし 買うべし 休むべし」とありますが、今のわたしは
「売るべし 買うべし 急がぬべし」です。

人並みにやっていたのでは、人並みの結果しか得られません。
波乱万丈の相場の昨今では、胴元さんたちのカバー取引、ストップロス狩りも散見されます。
ですから直近の平均値で動くインディケーターには、狂いが生じます。

そんなときだからこそわたしは、相場の大きな流れを見失うことなく、トレードしていきたい、と思っています。

さぁ今日から6月です。
心新たに頑張っていきましょう、ね。

今週のドル円に影響のありそうな経済指標

6/1 (月)

16:55 ドイツ 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:00 ユーロ 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:30 英国  5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
22:45 米国  5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
23:00 米国  5月 ISM製造業景況指数

6/2 (火)
経済指標は、特にありません。

6/3 (水)
16:55 ドイツ 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:00 ユーロ 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:30 英国  5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
21:15 米国  5月 ADP雇用統計
22:45 米国  5月 サービス部門・総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)
23:00 米国  5月 ISM非製造業景況指数(総合)

6/4 (木)
・中国・天安門事件から31年
21:30 米国  前週分/新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数
     ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見

6/5 (金)
21:30 米国  5月 雇用統計

先週金曜日(29日)のトレード 利益1円21銭

☆達成ターゲット/下限・第2ターゲット、上限・第2ターゲット

先週金曜日(29日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.70円。下限は107.37円

ターゲット

⑤108.29円 <3/30 高値>
④108.01円 <Pivot Day・R2(欧米式)>
③107.94円 <5/27 高値、Horizon Line>
②107.90円 <5/28 高値>
①107.82円 <Pivot Day・R1(欧米式)>

◆ 107.70円 設定レンジ・上限 <Pivot Day・Key(欧米式)>
B.L① 107.65円 <NYクローズ、(107.67円<一目均衡表(日足)・転換線)>
B.L② 107.56円 <5/28 安値、Horizon Line>
B.L③ 107.50円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
◆ 107.37円 設定レンジ・下限 <Pivot Day・S2(欧米式)>

①107.32円 <5/22 安値>
②107.16円 <Pivot Day・S3(欧米式)>
③107.03円 <一目均衡表(日足)・基準線>
④106.86円 <5/15 安値>
⑤106.72円 <一目均衡表(日足)・雲下限>

―――日本時間―――

1回目 9:28→13:58
107.65円<B.L①(NYクローズ)>→107.16円<下限②・Target>。「売り」49銭。

この日は、朝からドル円相場は重たい雰囲気でした。
前日の全人代で制定された「香港の国家安全法」の中国の強引さに市場はリスク回避。
日本では中国を非難するような報道はありませんが、英国などは「返還時の約束を中国は守れ」と激怒り。中国は世界を敵に回してしまった様相です。
更に中国は10時15分。堂々と人民元安誘導。多少の遠慮もありません。

この回でエントリーをする前は、107.70円<Pivot Day・Key(欧米式)>で鉄板天井が敷かれた様子だったので、わたしは107.67円<一目均衡表(日足)・転換線)>を下抜けて、107.65円 <NYクローズ>から安心の「売り」エントリーでした。
15分足チャートの3MA(smoothed+1)を見ていたので、決済までの4時間半は、何もすることはありませんでした。
決済は、迷わず107.16円<Pivot Day・S3(欧米式)>でした。
S3を付けると、相場はもみ合いに転じることが多いからです。
そしてわたしは、決済した30分後の14:30(東部時間午前1時半)にベッドに潜り込みました。

―――欧米時間―――

2回目 21:42→22:52
107.16円<下限②・Target>→107.56円<B.L②>。「買い」40銭。

エントリーは、107.16円<Pivot Day・S3(欧米式)>
「21:30 4月個人消費支出」の結果はよくなかったのに、上昇開始。
さらに、「22:45 5月 シカゴ購買部協会景気指数」も同様。
なので、「23:00 5月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値」の前には、怖くなって決済しました。

3回目 23:21
107.50円<B.L③>→107.82円<上限①・Target>。「買い」32銭。

前回決済後に「押し目買い」のチャンスを狙っていました。
107.50円は、<Pivot Day・S1(欧米式)>
セオリー通りのS1での反転で、決済の107.82円は、<Pivot Day・R1(欧米式)>
この「S1⇒R1」は、Pivotトレードの鉄板です。

ここで先週のトレードは終了。
この後、107.90円<上限②・Target、5/28 高値>まで伸びていきましたが、後悔はなし、でした。

2020/06/01(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.85円。下限は 107.64円です

ターゲット

⑥108.40円 <Pivot Day・R2(欧米式)>
⑤108.29円 <3/30 高値>
④108.09円 <5/19 高値、Pivot Day・R1(欧米式)>
③108.00円 <大台>
②107.94円 <5/27 高値、Horizon Line>
①107.89円 <5/29 高値、Horizon Line>

◆ 107.85円 設定レンジ・上限 
B.L① 107.79円 <NYクローズ>
B.L② 107.71円 <5/29 Horizon Line>
◆ 107.64円 設定レンジ・下限

①107.60円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
②107.53円 <一目均衡表(日足)・転換線>
③107.46円 <適応型移動平均・転換線>
④107.35円 <5/27 安値、Horizon Line>
⑤107.29円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
⑥107.09円 <5/29 安値、Horizon Line>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します
※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください。

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

先週金曜日は、トランプ大統領がローズガーデンでの記者会見で「米中貿易合意に言及しなかった」ことが好感されて、ドル円は「ドル買い」で反応。
そのようなことがあって、今週のドル円市場では、108.09円<上限・第4ターゲット・5/19 高値、Pivot Day・R1(欧米式)>が視野に入ってきました。

しかし今日は注目されている
「23:00 米国 5月 ISM製造業景況指数」があります。
発表後の動きは、先ほども書きましたが、結果の「度合い」で上昇の可能性も否定出来ません。

今日のドル円相場で見込まれている
上値抵抗線は、上④108.09円 <5/19 高値、Pivot Day・R1(欧米式)>
下値支持線は、下⑤107.29円 <Pivot Day・S1(欧米式)>

午前中のトレードでの印象は、下値が堅い。
日本の機関投資家さん方は、「どちらの向かってもいいので、あとは欧米勢にお任せします」って感じです。

今日のわたしのトレードは、設定レンジ上限を上抜けたら、素直に追随。
目先では、上②107.94円<5/27 高値、Horizon Line>を目指して、それからは再検討して挑みます。
設定レンジ下限を下抜けたら、ターゲットに「指し値」おいて上昇期待です。
ターゲットには書いていませんが、107.50円もしっかりとした下値支持線です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

野生のビワ。
詳しくはわからないのですが、日本から寄贈されたらしいです。
そういえば、今年になってまだ食べていないな、と思っていたら
「食べちゃダメだよ。わたしたちのだから」と子供たちに監視されながら撮りました。
顔に出てたかぁ~。

今米国では、白人警察官による黒人男性の暴行死事件への抗議デモのニュースで持ちきりですが、沖縄の基地問題のようにデフォルメされています。
発端は、日本の検察長の定年延長問題と同じで、Twitterを使った大量の偽アカウントによる投稿からでした。
数十人程度の組織化された集団が、世の中を好き勝手に煽動できる危険な現状が起こっています。
困ったこと…。

今週も、どうぞ宜しくお願い致します。

天野 愛菜(まな)