こんにちは、天野愛菜です。

関東地方の方々にとっては、台風12号が東寄りにずれて、大雨や暴風の危険が弱まってチョット安心。
一方で、九州や中国地方では雷雨・洪水の恐れがあるとかで、十分にご注意ください。

昨日のトレード戦略の変更

ユーロは、22日のパネッタ欧州中央銀行(ECB)専務理事による「ユーロ高牽制発言」以来頭打ちになっていて、更に昨日は、サービス業PMI・速報値が好不調の分岐点である50.0を、フランス(47.5)・ドイツ(49.1)・ユーロ圏(47.6)が共に割り込み、ユーロ売りドル買い が進みました。

そして23時過ぎ。
パウエル米FRB議長の下院特別委員会での証言内容が22日と同じとわかると、ドル円ははっきりと上昇開始

昨日のわたしの誤算は、まさかのサービス業PMI・速報値の50.0割れ。
この段階で、戻り売りを諦めて、押し目買いに転向しました

世界を漂流する中華マネー

先日のblogでも書きましたが、そもそも米中対立によって、金融制裁が本格的になって米国内の資産凍結を恐れる中国投資家が、米国からユーロに資産を移し始めてから、ユーロ高になっていきました。

EU・中国首脳会議では、習近平中国共産党総書記(米国では、今はそう呼んでいます)は、共同記者会見にも応じなかったくらい、打ちのめされました。

EUは、中国共産党には支配されたくない、といいましたが、この「ユーロ高牽制発言」も、ユーロは、「中国の資金で、経済を支配されないと宣言」した、と欧米ファンドは解釈しました。

実際の米国内の中国人の金融資産の額はわかりませんが、スイスの銀行にある中国共産党の幹部100人の合計預金が1200兆円あるとスイスの財務省が米国に報告したことから推測すると、米国内資産は最低でもその3倍、3600兆円 といわれています。

中国政府という名前を使ってはいますが、実際は中国共産党が支配しているその国は、コロナ禍でも、個人を救済する資金を一切出さず、大洪水を意図的に起こしても、その被害を一切補填せず、地方政府が欲得で大規模マンション群を建設するために、人民の住居や農地を破壊することはいとも簡単にする。
言論統制や人民監視は当たり前。
海外では、中国人民は中国という監獄に入っている と言っています。

つまり、どのような仕組みで出来るかわかりませんが、中国が対外貿易で儲けた資金は、中国人民が恩恵を受けることなく、9800万人の中国共産党の党員で分配している ということです。
中国共産党員の平均資産は10億円。
習近平中国共産党総書記は100兆円。
日本の人口の8割ぐらい人が海外旅行をして爆買い、そして投資。
やっぱりその影響力は大きい…。
それらを含めて、中華マネーは為替を通じて世界を浮遊しています。

米国の要人発言で、一喜一憂、右往左往

そのようななか、米国政府が中国に対して少しでも好意的な発言をすると、中国共産党の党員は安心して米国に資金を移してきます。

昨日のパウエルFRB議長の発言は、前日と同じであったことから、ムニューシン米財務長官が、「中国は農産物購入を履行しようとしている」と前日、中国に好意的に発言したことも継続だな、って考えた中国共産党員。
それだったら少し売った米国債だけど、買い戻そうか。ーということで、昨晩の米国5年債入札は、結果で最高落札利回りは0.275%と絶好調でした。

中国という共産党の団体組織は、実態は見えないけど、でも巨大な実態として存在していることは確かです。

現在の人民元は、中国銀行が保有する米ドル資産を根拠として発行することになっています。言うなれば米ドル本位制。

ですから中国は、基本的にはアメリカに刃向かってはいけないのですが、政治家2代目の習近平中国共産党総書記には、それが理解出来ていないことを、欧米の国際金融支配層が理解したからこそ、現在は強烈な圧力を中国に掛けているのです。

中国が発信する事柄は、単なる戯言で為替相場はあまり動きませんが、中国に対する米国の発言は「本気」です。
ですからそれを受けて、中華マネーは世界を駆け巡ります。

そんなことを考えながらトレードしていると、動かないドル円を見ていても飽きないです。

昨日のトレード 利益75銭

☆達成ターゲット/上限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は105.20円。下限は104.89円。

ターゲット

105.53円 <上限⑥・Pivot SR・R3>
105.48円 <上限⑤・一目均衡表(日足)・基準線>
105.44円 <上限④・9/16 高値>
105.38円 <上限③・Pivot Day・R2(欧米式)>
105.35円 <上限②・Pivot SR・R2>
105.29円 <上限①・7/30 高値、8/31 安値>

◆ 105.20円 <設定レンジ上限、Pivot SR・R1> 
105.18円 <B.L①・Pivot Day・R1(欧米式)>
105.14円 <B.L②・一目均衡表(日足)・転換線>
105.07円 <B.L③・昨日高値、Pivot SR・Key>
105.00円 <B.L④・大台>
104.92円 <B.L⑤・Pivot SR・S1>
◆ 104.89円 <設定レンジ下限>

104.80円 <下限①・Pivot Day・Key(欧米式)>
104.72円 <下限②・Pivot SR・S2>
104.61円 <下限③・Pivot Day・S1(欧米式)、Pivot SR・S3>
104.55円 <下限④・適応型移動平均・転換線>
104.50円 <下限⑤・節目>
104.44円 <下限⑥・B.B -2σ (日足)>
104.41円 <下限⑦・昨日安値>

1回目 15:50 「売り」
105.14円 <B.L②・一目均衡表(日足)・転換線>
104.92円 <B.L⑤・Pivot SR・S1>
*22銭。

2回目 18:01 「売り」
105.07円 <B.L③・昨日高値、Pivot SR・Key>
104.92円 <B.L⑤・Pivot SR・S1>
*15銭。

3回目 20:37 「買い」
105.00円 <B.L④・大台>
105.20円 <設定レンジ上限、Pivot SR・R1>
*20銭。

4回目 23:18 「買い」
105.20円 <設定レンジ上限、Pivot SR・R1>
105.38円 <上限③・Pivot Day・R2(欧米式)>
*18銭。

2020/09/24(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は105.48円。下限は105.28円です

ターゲット

105.96円 <上限⑧・Pivot Day・R3(欧米式)>
105.87円 <上限⑦・8/5 高値>
105.84円 <上限⑥・適応型移動平均・転換線>
105.81円 <上限⑤・9/15 高値>
105.70円 <上限④・Pivot SR・R3>
105.66円 <上限③・Pivot Day・R2(欧米式)、B.B MA21 (日足)>
105.59円 <上限②・Pivot SR・R2>
105.49円 <上限①・昨日高値、Pivot SR・R1>

◆ 105.48円 <設定レンジ上限、一目均衡表(日足)・基準線> 
105.47円 <B.L①・Pivot Day・R1(欧米式)>
105.39円 <B.L②・Pivot SR・Key>
105.30円 <B.L③・Pivot SR・S1>
◆ 105.28円 <設定レンジ下限>

105.21円 <下限①・適応型移動平均・転換線>
105.17円 <下限②・Pivot Day・Key(欧米式)、Pivot SR・S2>
105.12円 <下限③・一目均衡表(日足)・転換線、Pivot SR・S3>
105.06円 <下限④・B.B -1σ (日足)>
105.00円 <下限⑤・Pivot Day・S1(欧米式)>
104.94円 <下限⑥・Horizon Line>
104.89円 <下限⑦・昨日安値>
104.82円 <下限⑧・適応型移動平均・転換線>
104.72円 <下限⑨・Horizon Line>
104.68円 <下限⑩・Pivot Day・S2(欧米式)

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※Pivot SR=Pivot Setting Rangeの略。設定レンジ確定時のPivot値
※B.B=ボリンジャー・バンドの略
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します
※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください。

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

・今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

17:00
ドイツ 9月 IFO企業景況感指数

21:30
米国 前週分 新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数
23:00

23:00
米国 8月 新築住宅販売件数
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
   ■上院・銀行委員会
英国 イングランド銀行(BoE) ベイリー総裁、発言

27:00
米国 ニューヨーク連銀 ウィリアムズ総裁 発言

・設定レンジ&ターゲット・Pivot サマリー

正午時点でのドル円の価格は、105.41円。
午前中は、105.49円 <上限①・昨日高値、Pivot SR・R1>を抜けられず、もどかしい状況のまま、午後に突入しました。
しかし、まだ諦めていません。

このままいけば
105.66円 <上限③・Pivot Day・R2(欧米式)、B.B MA21 (日足)> が上値第1目標です。

一方のドル売りは
105.00円 <下限⑤・Pivot Day・S1(欧米式)> が鉄壁の守り。
104.94円 <下限⑥・Horizon Line>から下には、支持線にはならずとも下値メドとなる日足安値が存在しています。

・今日の戦略

現在、海外トレーダーさんたちがメールで教えてくださるのが、「日本の輸出企業のドルから日本円への転換が、これから始まる。」というものです。。
つまり、ドル売り円買いが待っているから気を付けなさい、ということです。

そして米国の追加景気対策が、国民を犠牲にしてでも選挙に勝つという共産党みたいな民主党の戦略で事実上停止した状態。
ここで株価を急落させて催促相場を作り、トランプ大統領に大統領令を出させやすくしよう、という動きがあるのも確かです。

ですからわたしは、どうしても「売り」戦略で相場に挑んで、間違っているな、って思ったら「買い」に転換するしか今は戦術が立てられないのです。
ということで、「売り」目線です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

ナデシコ(ダイアンサス)。
春に咲く花のようにピンク色をしていますが、耐寒性が強いので、これから晩秋までが旬です。
秋と言えば「紅葉」で、上ばかり見てしまいますが、大地の近くでもキレイなお花はたくさん咲いています。
(撮影:ルイアさん)

 

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)