こんにちは、天野愛菜です。

今晩から米国大統領選挙の当日分の投票が始まります。

そして投票の締め切り時刻は、
日本時間の明日4日水曜日、東海岸では午前9時。西海岸では午後1時です。

この間に、出口調査の速報が入り乱れます。
米国のトレーダーさんたちがいうには
「大手メディアは、早い段階でトランプ大統領に敗北宣言させるために、実際の調査は無視して、バイデン候補の優勢を伝える」と分析しています。
この段階でウォール街は、恣意的に株高・ドル高誘導を仕掛けるそうです。

そして相場が荒れ始めるタイミングは、大手メディアの出口調査ではなく、早めに開票結果の出るフロリダ州、ノースカロライナ州、アリゾナ州などの激戦州の開票速報から、といわれています。

そこでバイデン候補が有利となって、トランプ大統領側が敗北を認めると、ポジティブ・サプライズで大きく株高・ドル高になりますが、そういうシナリオは全くありません。
翌日から、各地で郵送投票結果の真偽を巡る訴訟がはじまり、前々から準備している暴動が勃発します。

そうなると形式的には、12月14日の「選挙人投票日」が注目されますが、これは前例を見ると連邦最高裁が中止を命じます。
そして「憲法修正第12条・下院における決選投票」が発動されるのです。

現在の下院は民主党が過半数を占めていますが、この「下院における決選投票」は、「各州で1票ずつ」という規定なので、そこから算出すると、共和党が26票、民主党が22票、同点2票となって「トランプ大統領の再選」という結果が導き出されます。

ここまで書くと「そこまでするか?」という疑問が出て来ますが、トランプ大統領なら「そこまでする!」といわれているのです。

こうなると「米国売り」。
底の見えない「ドル売り」が始まります。
そのようなシナリオが想定されている以上、わたしは「売り」目線でトレードを組み立てていきます。

そうそう、さっき聞いた話では、上院で共和党が過半数を取れなければ、法案も通過出来ないので、トランプ大統領は実業家に戻る、というオフレコ発言もあるそうですから、上院議員選挙の結果にも注目していましょう。

昨日の「設定レンジ&ターゲット」概況図

20201102_str

★到達ターゲット

104.95円 <上限④・Pivot SR・R3>

★昨日、記載ターゲット(抜粋)

104.95円 <上限④・Pivot SR・R3>
104.90円 <上限③・Pivot Day・R1(欧米式)>
104.85円 <上限②・Pivot SR・R2>
104.78円 <上限①・一目均衡表(日足)・転換線>
◆ 104.76円 <設定レンジ上限、Pivot SR・R1> 
104.74円 <B.L①・10/30 高値、Horizon Line>
104.66円 <B.L②・Pivot SR・Key>
104.64円 <B.L③・B.B -1σ (日足)>
◆ 104.56円 <設定レンジ下限、Pivot SR・S1>

2020/11/03(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は104.80円。下限は104.67円です

ターゲット

105.75円 <上限⑫・10/21 高値、Horizon Line>
105.61円 <上限⑪・B.B +1σ (日足)>
105.49円 <上限⑩・9/23 高値>
105.33円 <上限⑨・Pivot Day・R3(欧米式)>
105.18円 <上限⑧・一目均衡表(日足)・雲下限>
105.14円 <上限⑦・Pivot Day・R2(欧米式)>
105.07円 <上限⑥・一目均衡表(日足)・基準線>
105.05円 <上限⑤・10/26 高値>
104.97円 <上限④・Pivot Day・R1(欧米式)>
104.95円 <上限③・昨日高値>
104.92円 <上限②・Pivot SR・R3>
104.86円 <上限①・Pivot SR・R2>

◆ 104.80円 <設定レンジ上限、Pivot SR・R1> 
104.77円 <B.L①・Pivot Day・Key(欧米式)>
104.73円 <B.L②・Pivot SR・Key>
◆ 104.67円 <設定レンジ下限、Pivot SR・S1>

104.60円 <下限①・Pivot Day・S1(欧米式)、Pivot SR・S2>
104.54円 <下限②・一目均衡表(日足)・転換線、Pivot SR・S3>
104.46円 <下限③・昨日安値>
104.41円 <下限④・Pivot Day・S2(欧米式)>
104.33円 <下限⑤・10/21 安値>
104.35円 <下限⑥・適応型移動平均・転換線>
104.23円 <下限⑦・Pivot Day・S3(欧米式)>
104.13円 <下限⑧・B.B -2σ (日足)>
104.02円 <下限⑨・10/29 安値、Horizon Line>
103.71円 <下限⑩・適応型移動平均・転換線>
103.64円 <下限⑪・B.B -3σ (日足)>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※Pivot SR=Pivot Setting Rangeの略。設定レンジ確定時のPivot値
※B.B=ボリンジャー・バンドの略
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します。

※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

20201103_1uy_p

ポイント

今日の上値メドは、
105.18円 <上限⑧・一目均衡表(日足)・雲下限>
105.14円 <上限⑦・Pivot Day・R2(欧米式)>

下値では
104.46円 <下限③・昨日安値> をクリアーブレイクすれば
104.02円 <下限⑨・10/29 安値、Horizon Line> が視野に入ってきます。

欧州勢は新型コロナウイルス感染拡大「第2波」のロックダウンを受けて、ユーロ売り・ドル買い傾向なので、一旦は上値を試した後から、下降トレンドに入るかな、って思っています。

わたしは上限ターゲットからの「売り」戦術です。

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください

*花手箱 クレオメ・風蝶草(フウチョウソウ)*
クレオメ。和名では風蝶草(フウチョウソウ)といいます。
たくさんの蝶々が、風と戯れているような花姿です。
夕方に花が開いて、翌日のお昼前には閉じてしまいます。一日花。
だから別名、酔蝶花(スイチョウカ)。
数ある花言葉のなかでわたしが好きなのは、
「想像したほど悪くない」。
なんとなく前向きな気分になりませんか。

今日は、米国大統領選挙関連のヘッドラインニュースに注意しながら、
じっくりとチャート全体を見て、頑張っていきましょう。

天野 愛菜(まな)