常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

対中制裁はアメリカ国民の総意

こんにちは。天野愛菜です。

私が毎日読ませていただいているReal Clear Politicsのコラムですが、その調査報告によると、このところトランプ大統領の支持率は急上昇。

対中貿易赤字に対する発言が始まった頃は、アメリカのメディアや世界中に拠点を配するグローバル企業は中国を擁護するような姿勢で、アメリカ国民もトランプ大統領の一種のパフォーマンスと捉えていた向きが大勢でした。

しかしトランプ大統領の度重なる発言から、中国による知的財産権の侵害という「アメリカが培ってきた技術が中国に奪取」されている実態が明らかになるにしたがって、アメリカ国民は「中国になめられている」と感じて、中国に対する嫌悪感が増大していきました。

今やメディアもグローバル企業も、国民を無視出来ない状態になってきています。

中国は世界一の巨大マーケット

メディアは中国政府から「中国に関する情報の発信を禁止」されたら困るし、グローバル企業は「何とか中国で利益を得たい」と考えているので、中国に対する批判は控えていますが、今やアメリカ国民の意向は無視出来なくなっています。

7月26日。フェイスブックの株価が約19%も下落し、時価総額の1,200億ドル(13兆4,500億円)を失ってしまいました。

日本でも解説付きで報道されましたが、アメリカでは「フェイスブックが中国で事業を展開する」との情報が事前に漏れたことが原因、というコメントが散見されます。

対中制裁の布石

トランプ大統領は、中間選挙の予備選がない絶妙のタイミングで米ロ首脳会談を行いました。

ところがアメリカメディアの報道もあって国民からは無視というか反発がありました。

日本のメディアは実際にトランプ大統領に同行して取材をしていたわけではなくて、アメリカのメディアから情報を買って流しているだけですから、同じようなことしか報道していませんが、大切なことは米ロ首脳会談の前にNATOの首脳会談に臨んでいたトランプ大統領の興味深い発言です。

「現在の潜在的な脅威は海洋領土を拡張し、周辺諸国の港湾を軍港化している中国である。」と。

中国に経済を依存している各国はノーコメントでしたが、同じようなことをトランプ大統領はプーチン大統領にもいいました。

トランプ大統領の本当の目的は「中国包囲網」

ロシアにとっても経済を中国に依存している上に、イラン問題については中国と連携している立場なので、おいそれとトランプ大統領の発言に同調することは出来ませんでしたが、トランプ大統領がプーチン大統領と会って、「中国に妥協するつもりはない、」と直接述べたことは大きな布石でした。

今週からまた予備選が始まります。

今ではトランプ大統領というよりは、超党派で議会が国民の気持ちを忖度して対中強硬路線に邁進しています。

トランプ大統領と会談を終えたユンケルEU委員長は、

「EUは中国に対する知的財産権についてはアメリカと共同歩調をとる」

と記者会見で述べました。

多額の貿易と圧倒的な資金量で中国に平伏していた世界が、トランプ大統領に出現によって少しずつ変化してきています。

EUの同意を得たトランプ大統領は、中間選挙に向けた過激な発言が増えてくるでしょう。

そしてこれからの為替相場も、大きく変動する可能性があります。

今週のドル円相場

今週の為替相場は、堅調なアメリカ経済を背景としたドル高と言われていますが、はたしてそうなのかな、と私は思っています。

先週金曜日のドル円相場について、私は「ドル安」とブログに書かせていただきましたが、FX業者さんや経済アナリストの方々は「ドル買い」を推奨されていました。

結果はドル安になりましたが、私の予測は今日という超短期的な側面であって、日足で見て110.00円が高値にならない限りは、短期的には「ドル高」の方向で間違いありませんが、そこは為替相場。

今週もさまざまな要因に乱高下が予測されます。

ポイントをまとめてみました

今週のドル安要因は、イランの経済制裁の問題、対中貿易関税の発動の問題、人民元安に対する要人発言、トランプ大統領のドル高牽制発言

ドル高の要因は、中国がアメリカへ妥協するかのような発言、新興国通貨の安定、9日の日米新貿易協議(FFR)初会合の好印象、テクニカル重視への回帰です。

 

ドル円に直接影響するわけではないのですが、中国と密接な経済協力関係を築きたいドイツとイギリスの要人発言は、ユーロドルを介してドル円に変動をもたらします。

それから気になる報道としては、シリア情勢についての報道が海外では増えてきています。

 

いずれにしても注意深くチャートの動きを見ながらトレードしていきましょう。

先週金曜日(3日)のトレード 利益58銭

「ドル安」予想完璧。下限・第3ターゲットを越えました

**************************************************************
先週金曜日の「ドル円/今日の設定レンジ」
設定レンジの上限は111.78円。下限は111.60円
上限越えのターゲットは、111.93円、112.00円、112.12円
下限越えのターゲットは、111.52円、111.43円、111.30円
**************************************************************

「売り」戦略でトレードしました。

一度「売り」を決済してしまうと、心理的に買い場を探して失敗することが多いので、決済するときは「次も売り」と自分に声をかけていました。

ターゲットが支持線になったり抵抗線になったりしましたが、「愛菜の3MAトレード」で1時間足を見ていると、金曜日は比較的簡単なトレードではなかったでしょうか。

1回目。設定レンジ下限111.60円111.52円(第1ターゲット)。8銭。
2回目。設定レンジ下限111.60円111.43円(第2ターゲット)。17銭。
3回目。第2ターゲット111.43円111.10円(第3ターゲット越え)33銭。

合計で58銭。

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由してしばらくして影響が現れてきたり、発表時の価格が支持線や抵抗線になったりとそれぞれです。

8月6日 (月曜日)
イランに対する経済制裁の一部猶予期限切れ
オーストラリア 休場
カナダ 休場

15:00
ドイツ 6月製造業新規受注(前月比)

 

8月7日 (火曜日)
米国 中間選挙の候補者を選ぶ予備選挙(カンザス・ミシガン・ワシントン・ミズーリ)

8:30
日本 6月全世帯家計調査・消費支出(前年同月比)
日本 7月外貨準備高
日本 6月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年同月比)

13:30
オーストラリア 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表

14:00
日本 6月景気先行指数(CI)・速報値
日本 6月景気一致指数(CI)・速報値

15:00
ドイツ 6月貿易収支
ドイツ 6月経常収支
ドイツ 6月鉱工業生産(前月比)

翌4:00
米国 6月消費者信用残高(前月比)

 

8月8日 (水曜日)
中国 7月貿易収支(米ドル)
中国 7月貿易収支(人民元)

8:50
日本 6月国際収支・経常収支
日本 6月国際収支・貿易収支

14:00
日本 7月景気ウオッチャー調査-現状判断DI
日本 7月景気ウオッチャー調査-先行き判断DI

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

 

8月9日 (木曜日)
日米新貿易協議(FFR)初会合
シンガポール 休場
南アフリカ 休場

6:00
ニュージーランド ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利

8:50
日本 7月マネーストックM2(前年同月比)
日本 6月機械受注(前月比)
日本 6月機械受注(前年同月比)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

10:30
中国 7月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
中国 7月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)

17:00
ユーロ 欧州中央銀行(ECB)月報

21:30
米国 7月卸売物価指数(PPI)(前月比)
米国 7月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
米国 7月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 7月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
米国 前週分新規失業保険申請件数

23:00
米国 6月卸売売上高(前月比)
米国 6月卸売在庫(前月比)

 

8月10日(金曜日)
日本 4-6月期GDP速報値

8:50
日本 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
日本 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(年率換算)
日本 7月国内企業物価指数(前月比)
日本 7月国内企業物価指数(前年同月比)

13:30
日本 6月第三次産業活動指数(前月比)

17:30
香港 4-6月期四半期域内総生産(GDP)(前期比)
香港 4-6月期四半期域内総生産(GDP)(前年比)

17:30
英国 6月貿易収支
英国 6月鉱工業生産指数(前月比)
英国 6月製造業生産指数(前月比)
英国 4-6月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
英国 4-6月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
英国 6月月次国内総生産(GDP)(前月比)

21:30
米国 7月消費者物価指数(CPI)(前月比)
米国 7月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
米国 7月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
米国 7月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)

翌3:00
米国 7月月次財政収支

 

8月11日(土曜日)
米国 中間選挙の候補者を選ぶ予備選挙(ハワイ)

 

2018/08/02(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.36円。下限は111.20円です

「ドル円/今日の設定レンジ」欧米勢の参入待ち

20180806_1uy_p

「ドル円・日足」上値は重たい

20180806_duy_p

今日のトレード戦略

日本の機関投資家の方々がお盆休みに入る前の、「もう一踏ん張り」という意気込みに乗りたいです。

気になるのは、今晩のイランへの経済制裁の行方。
アメリカは、「イランと取り引きのある銀行のアメリカでの業務に制限を与える」といっているので、そこが金融機関にとっては大問題です。

前者は「ドル高」。後者は「ドル安」です。

 

設定レンジの上限を越えたら、111.42円、111.56円、111.72円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたら、111.10円、110.98円、110.80円をターゲットとします。

設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。

今週は夏休み前の一週間です。

気を抜かずに頑張りましょう。

愛菜は八ヶ岳の自分の家に居場所がなくなっていたので、昨日、沖縄に戻ってきました。

ドイツで仕事をしている兄弟子主宰の真剣なトレード合宿が始まっていて、すでに8人のお弟子さんが滞在中。
今週からはさらに8人が増員。

ー家の中は、まるでパソコンの要塞。

「電気大丈夫?」
「アンペアを上げる工事は終わった。」
「ネットは大丈夫?」
「専用回線を引いた。毎月15万円はするけど速いに越したことはない。」

ー私のお気に入りのベッドは使用済み風。

「なんだかなぁ…。」
「シーツは新品を50枚買って、毎回洗濯して取り替えている。」

ーモノが増えている。

「食器も買った。冷蔵庫も2台。全然涼しくないからエアコンも全部屋に入れた。トイレも風呂も冷暖房完備だ。来週末にはオレの車もくる。愛菜の赤いヤツには恥ずかしくて乗れないからな。イタリア直送の家具、いいだろう。」

 

夏が終わったらまたドイツに帰るのに、この人、お金の使い道がないんだ…と思いました。

 

猪八戒先生から「自分よりも儲かっていない人たちからお金を取ってトレードを教えるなんて言語道断。」と言われているので、このトレード合宿も当然無料で、宿泊費も食事代も取らないので、その分兄弟子はお弟子さんたちに対して遠慮がないからいたってご機嫌。

料理とお掃除担当の奥さんの香織さんも楽しそうでした。

 

兄弟子はすでにご近所さんに(勝手に)挨拶を済ませていたので、私は香織さんと連れだって沖縄のお土産持参で「人の出入りが増えたお詫び」のご挨拶にいきました。

以前書きましたが、ご近所といっても半径500m以内に点在する8軒。

でもみなさんはすでに香織さんの存在は知っていました。

そこが田舎の怖いところ。

毎朝、香織さんが周辺のお掃除をしている姿をみていたからでした。

「愛菜のお姉さん」の正式デビューになりました。

 

今年は八ヶ岳も酷暑だそうです。

その話を聞いて、「愛菜のお姉さん」からは引き止められましたが、同じ暑さなら沖縄の方がいいや、と土曜日の夜は自分の家(!) で一泊して日曜日の午後、羽田発沖縄行きの飛行機に乗りました。

 

兄弟子たちはみんな沖縄にいるマキちゃんのことが心配なので、どうやら私を沖縄に移住させるつもりのようです。

今の兄弟子が帰ったあとも、私の家は他の兄弟子たちの憩いの場兼合宿所になりそうです。

愛菜