常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒
「英国連邦王国」加盟国
こんにちは。天野愛菜です。
今、世界経済にとって大きな問題のひとつに英国の「EU離脱」があります。
今年の初めに、私はロンドンに滞在していました。
日本に戻ってきてから気になっているのが、英国では盛んに言われていた「英国連邦王国の共栄」という話が、グローバルメディアも日本国内メディアも報道していないことです。
「1月9日のBlog⇒」に書きましたが、ナイト用の濃いメイクとコルセットに苦しめられてドレスアップしてバレエの観劇にいった際、「パルテレ」には英国連邦王国に属するお客様が招待されていました。
かつて英国の植民地で現在は独立国となっていますが、それでも英国のエリザベス女王が各国の国王となっていることもあって、たとえそれが儀礼的であったとしても、英国との強い結び付きになっているのです。
そこで英国辞典に記されている現在の「英国連邦王国」に属する国を列挙します。
・カナダ/カナダ国王=エリザベス2世
・オーストラリア/オーストラリア国王=エリザベス2世
・ニュージーランド/ニュージーランド国王=エリザベス2世
・ジャマイカ/ジャマイカ国王=エリザベス2世
・ソロモン諸島/ソロモン諸島国王=エリザベス2世
・バハマ/バハマ国王=エリザベス2世
・パプアニューギニア/パプアニューギニア国王=エリザベス2世
・ツバル/ツバル国王=エリザベス2世
・アンティグア・バーブーダ/アンティグア・バーブーダ国王=エリザベス2世
・バルバドス/バルバドス国王=エリザベス2世
・ベリーズ/ベリーズ国王=エリザベス2世
・グレナダ/グレナダ国王=エリザベス2世
・セントクリストファー・ネイビス/セントクリストファー・ネイビス国王=エリザベス2世
・セントルシア/セントルシア国王=エリザベス2世
・セントビンセント・グレナディーン/セントビンセント・グレナディーン国王=エリザベス2世
英国を入れると、16ヶ国が「英国連邦王国」の加盟国となります。
先日、「英国連邦王国」のオーストラリアの貿易相が発言。
英国が「合意なきEU離脱」した場合には、2国間貿易の早期締結を目指す、と表明しました。
他の「英国連邦王国」も追随すると言われています。
日本もそしてアメリカや中国も、英国がEUに残留している以上は締結できない2国間貿易協定を締結することになっています。
トランプ大統領はメイ首相に、「とっととEUから離脱したらいい。アメリカはただちに2国間貿易を締結するから。」と昨年の米英首脳会談でいいました。
思いのほか、英国の支援国が多いことに注目です。
欧州委員会の妥協
話は少しそれますが、このことはEUエリート集団の官僚機構・「欧州委員会」としては看破できないこと。
このBlogでも何度も書いていますが、欧州委員会としてはドイツに次いで「金のなる木」の英国に離脱されたら困る、ことが本音。
欧州委員会の調整で大統領になったフランスのマクロン大統領は、昨年秋口から「黄色いベスト運動」で窮地に立たされ、ドイツのメルケル首相も欧州委員会のいいなりになって100万人もの難民を受け入れた現在の状況に今は後悔。
さらにドイツにとっては経済の立て直しにと目論でいたフランスの鉄道会社の統合を欧州委員会に拒否されて、「国民から選ばれた政治家の上に君臨する者たちの弊害」とメルケル首相が政治集会でいうほどお腹立ち。
首相の任期を待たずに辞任するのではないか、思われているくらいです。
今のEU内部では欧州委員会に対する不満がくすぶっているのです。
そのような背景があって、英国のEU離脱の条件闘争では、さすがに「欧州委員会」も英国に折れるしかないだろう、欧米の市場関係者は考えています。
そのタイミングはいつか、というと3月29日の離脱期限の直前、と読んでいます。
「英国連邦王国」加盟国と欧州委員会の動向には、オーストラリアの貿易相の発言があっただけに今週は注意が必要です。
先週金曜日(15日)の主な経済指標の結果
22:30 米国
2月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
結果:8.8 予想:7 前回:3.9
⇒数値的には高くないのですが、市場が予想している状態より「良い」ということです。
1月 輸入物価指数 [前月比]*
結果:-0.5% 予想:-0.1% 前回:-1%
1月 輸出物価指数 [前月比]*
結果:-0.6% 予想:-0.1% 前回:-0.6%
23:15 米国
1月 鉱工業生産 [前月比]*
結果:-0.6% 予想:0.1% 前回:0.3%
⇒部門別で見ると「自動車」の落ち込みが顕著。
1月 設備稼働率
結果:78.2% 予想:78.7% 前回:78.7%
24:00 米国
2月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
結果:95.5 予想:93 前回:91.2
⇒消費者の購買意欲は、1月よりも改善していました。
先週金曜日(15日)のトレード 利益47銭
○上限・第1ターゲットまで
先週金曜日(15日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は110.55円。下限は110.26円。
上限越えのターゲットは
110.63円、110.70円、110.86円。
下限越えのターゲットは
110.18円、110.10円、109.98円。
★
———-欧州時間———-
1回目 17:15 「愛菜の3MAトレード」1・5・15分足
設定レンジ下限110.26円→上限・第1ターゲット110.63円。「買い」27銭。
———-米国時間———-
2回目 22:45
110.60円→110.40円。「売り」20銭。
今週のドル円に影響を与えそうな経済指標
※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。
2月18日(月曜日)
米国 休場(プレジデントデー)<ワシントン誕生日>
日本 統計不正問題・集中審議(衆議院予算委員会)
8:50
日本 12月機械受注(前月比)
日本 12月機械受注(前年同月比)
2月19日(火曜日)
米国 「ウォルマート」決算
英国 英国労働市場調査
18:00
ユーロ圏 12月経常収支(季調済)
ユーロ圏 12月経常収支(季調前)
18:30
英国 1月失業保険申請件数
英国 1月失業率
英国 12月失業率(ILO方式)
19:00
ドイツ 2月ZEW景況感調査(期待指数)
ユーロ圏 2月ZEW景況感調査
ユーロ圏 12月建設支出(前月比)
ユーロ圏 12月建設支出(前年同月比)
24:00
米国 2月NAHB住宅市場指数
2月20日(水曜日)
日本 石油製品価格調査
日本 1月主要コンビニ売上高
8:50
日本 1月貿易統計(通関ベース、季調前)
日本 1月貿易統計(通関ベース、季調済)
16:00
ドイツ 1月生産者物価指数(PPI)(前月比)
21:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
24:00
ユーロ圏 2月消費者信頼感(速報値)
翌4:00
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
2月21日(木曜日)
日本 1月全国スーパー売上高
日本 1月全国百貨店売上高
8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
13:30
日本 12月全産業活動指数(前月比)
16:00
ドイツ 1月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
ドイツ 1月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
16:45
フランス 2月企業景況感指数
フランス 1月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比)
フランス 1月消費者物価指数(CPI、改定値)(前年同月比)
フランス 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
フランス 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
17:30
ドイツ 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
ドイツ 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
–
18:00
ユーロ圏 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
ユーロ圏 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21:30
ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数
米国 2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
米国 12月耐久財受注(前月比)
米国 12月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)
米国 2019・7-9月期業種別国内総生産(政府機関一部閉鎖の影響)
23:45
米国 2月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
米国 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
米国 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
24:00
米国 1月中古住宅販売件数(年率換算件数)
米国 1月中古住宅販売件数(前月比)
米国 1月景気先行指標総合指数(前月比)
翌1:00
米国 週間石油在庫統計
2月22日(金曜日)
日本 竹島の日
日本 探査機「はやぶさ2」小惑星(りゅうぐう)着陸・試料採収
8:30
日本 1月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
日本 1月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
日本 1月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
16:00
ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)
ドイツ 10-12月期国内総生産(GDP、改定値、季調前)(前年同期比)
17:30
香港 1月消費者物価指数(CPI)(前年比)
18:00
ドイツ 2月IFO企業景況感指数
19:00
ユーロ圏 1月消費者物価指数(HICPコア指数、改定値)(前年同月比)
ユーロ圏 1月消費者物価指数(HICP、改定値)(前年同月比)
翌0:30
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
2019/02/18(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.58円。下限は110.46円です
ターゲット
設定レンジの上限を越えたらー
110.64円、110.70円、110.79円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたらー
110.41円、110.35円、110.27円をターゲットとします。
※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。
「ドル円/今日の設定レンジ」下に位置する移動平均線(75)が機能
20190218_1uy_p「ドル円/日足」上に位置する移動平均線(75)が機能
20190218_duy_p愛菜の実戦トレード 今週と今日の攻略法
先週の金曜日。米中通商協議の進展に期待して米国株価は上昇。
しかしドル円の上昇は、それほどでもなかったです。
為替市場は株式市場と違って、エコノミストの方々の煽動にはなかなか応じません。
最近のドル円は、経済指標の悪い結果に反応する傾向です。
今週は明日19日に米国小売大手「ウォルマート」の決算が発表されます。
先週急落した「小売売上高」の悪い結果に、米国商務省は発表して1時間後に「これは間違いない」と異例のコメントを出したくらい市場は、いまだに疑心暗鬼。
それが本当かどうか、の判断が明日の「ウォルマート」の決算発表で判断されます。
今週のドル円は、「ウォルマート」が世界中に拠点を持っていることから為替市場にも動意があるとされていて、発表後に落ち着いた価格が今週の基準値となります。
今日のドル円。アメリカ市場がお休みなので、小動きを想定して上下で狙っても10~20銭。往復でも30銭くらい取れればいいかな、という感じで挑みます。
金曜日の「愛菜の実戦トレード」でも書きましたが、1時間足チャートの移動平均線(75)がしっかり機能しています。
今日の私の戦略は、「買い」であれば設定レンジ下限や移動平均線(75)、下限ターゲットを付けてから。
そして「売り」の場合は、設定レンジ上限か先週金曜日の高値の110.64円や上限ターゲットから参入してみます。
抜けたら追随です。
※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。
※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。
今の沖縄は曇りで23度。
北風もあって少し肌寒い…。
お天気と同じで、ドル円もはっきりしません。
今週も頑張りましょう、ね。
天野 愛菜(まな)