自分のトレード方針はくずさない方がいい

人間の心理とはおもしろいもので、長い記事を読んでいても、その中で自分にとって興味があること、自分の考えを肯定してくれている内容だけが印象に残ります。
まして著名な方の言葉なら間違いないと信じてしまいます。

経済分野での話は、全体をよく読んでみると、どっちに転んでも「私のいうことは正しかったでしょう」といえる布石が要所に仕込まれていません?
そんな気がしてなりません。(笑)。

昨日のFX界では著名な方々の見立て

日本時間の今朝方発表されたFOMCの政策金利について、昨日はプロの方々がたくさんコメントをしていました。その結果―。

「利上げは間違いなく実施されるでしょう。」
―これは当たり。

その後の
「ドル円は114円まで近づくでしょう。」
―まったくの大はずれでした。

昨日の場合、私にとって大事なのは政策金利が上がるかどうかよりも、相場がどちらに動くか、ということでした。

経済指標の発表の時、私は

午後10時半に発表された米・消費者物価指数が予想値より悪くてドル円は下落しました。予想値を出したプロでさえ見通しが甘かったということで、アメリカの個人投資家にとってはドルの上昇に対する期待に水を差された気持ちを抱いたのではないかな、と思いました。

そこで、いろいろと悩んだ末に午前2時半にはベッドイン。

今日起きてからチャートをみると、ストップが狩られてどんどん下落していった様子がみて取れました。

実は、このところドル円があまり動かなくて思うような利益を取れていなかったので、昨日はイチかバチかで「買い」で入ろうと思っていたのですが、結果的にはエントリ-しなくてよかったです。

相場の流れに身をまかせ

私が猪八戒先生の教えをいただいてからは、大きな変動が予想される経済指標の発表まえには、ポジションを決済しています。

以前は、5分足のボリンジャーバンドの±3σに指し値を置いたり、25銭で逆指し値をおいたり、いろいろなことをしていました。

当然、うまくいって50銭や最終的には1円ほどもいただいたこともありますが、結果的には思惑通りの展開になったとしても、発表直後に激しく上下に振られてストップに掛かったり、トータルで考えると損していました。

昨日のFOMCの政策金利発表に対する専門家の方々は、ほとんど「買い」を推奨されていました。
やっぱりトレードは相場の流れに沿うべきであると実感しました。

人生も相場も、決して未来はわからないものだ、ということを、これからも忘れないでトレードしていきたいと思います。

昨日のトレード

22時を過ぎて、アメリカ勢の参入後設定レンジの下限を越えてから「売り」でエントリー。
113.00円あたりで底値が堅くてドタバタしましたが、午前2時までの間でなんとか合計で20銭の利益を出すことが出来ました。

昨日のチャートです。

20171213

ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.81円。下限は112.46円です。

朝6時台にアメリカの個人投資家軍団がつけた安値112.48円を下に越えるかどうか。
あるいは日本が頑張って上げた112.79円のトライとなるかですね。

とりあえずは午後10時までは高みの見物。それから出陣です。

それにしても寒いですね。風邪には気を付けてくださいね。愛菜。