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2018/01/29(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は109.05円。 下限は108.50円です。

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黒田日銀総裁のダボス会議での発言

先週の26日金曜日は、ダボス世界経済フォーラム(ダボス会議)のパネルディスカッションでの黒田日銀総裁の発言でドル円は急落。108.28円まで安値を更新しました。

「FINALLY CLOSE TO 2% INFLATION TARGET」と発言された「FINALLY」を黒田総裁は「最終的には」と近い将来にはと含みを持たせて話たつもりが、「ようやく」と達成間近みたいに報道されてしまいました。

つまり2%が達成されると、日銀は金融引き締めに動く、と推測されているからです。

私は単なる誤訳ではなくて、円高に進行させたい圧力の意図的な報道であったと解釈しました。

これも一種の「フェイクニュース」でした。

その後ニューヨーク時間が終わる頃に、日銀の報道官が「まだまだ道半ば」と黒田総裁の発言が曲解されたことを受けて発表。

ドル円は持ち直しました。

日本の財務当局は、「ドル高円安」の方向で、欧米の財務当局は「ドル安円高」を模索しているのではないでしょうか。

日本の財務当局の真意

私のような社会の底辺で生息している者には、いくら国や財務当局が、株価やGDPの数値を上げて今は好景気だといっても実感はありません。

株価だって国が買い上げているようなものだし、GDPだって中味をみれば、高齢化社会の象徴みたいなもので「医療費や薬価」に大きく依存しているではないですか。

私たちの生活に直結している本当の内需拡大ではありません。

ですから外需・輸出で国内の経済を支えていかなくてはなりません。

私はそう考えると日本の財務当局の真意である「円安」に賛成です。

だからといって常にドル円を「買い」だけで進めることなんて、欧米との力の差を考えると、とても出来ることではありません。

唯一、「買い」で攻めるとしたら、欧米勢の食事時くらいではないでしょうか。

昨年の12月21日くらいから、ドル円は下落基調が続いています。

もう一ヶ月を過ぎました。

そろそろ、日本も手を打たないと更に底が抜けるようになってしまいます。

今週のドル円に影響を与える「経済指標・要人発言」

1月29曰(月曜日)

22:30 米12月個人所得・消費支出

22:30 米12月個人消費支出

22:30 米12月コアPCEデフレーター

1月30日(火曜日)

19:00 ユーロ圏1月経済信頼感

19:00 ユーロ圏1月消費者信頼感・確報値

19:00 ユーロ圏10-12月期GDP・速報値

23:00 米11月S&P/ケースシラー住宅価格指数

翌0:00 米1月消費者信頼感指数

1月31日(水曜日)

11:00前後 トランプ大統領「一般教書演説」

19:00 ユーロ圏12月失業率

19:00 ユーロ圏1月消費者物価指数・速報値

22:15 米12月ADP全国雇用者数

23:45 米1月シカゴ購買部協会景気指数

翌0:30 米週間原油在庫

2月1日(木曜日)

18:00 ユーロ圏1月製造業PMI・確報値

22:30 米新規失業保険件数

2月2日(金曜日)

19:00 ユーロ圏12月生産者物価指数

23:30 米1月非農業部門雇用者数

23:30 米失業率

23:30 米平均時給

翌0:00 米1月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値

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ドル円が上昇していても、急落には注意が必要です。

今週も頑張りましょう、ね。愛菜。

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