常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

110.00円の天井感

こんにちは。天野愛菜です。
週末はいかがお過ごしでしたか。

さて先週のドル円は、火曜日から下値は切り上がっていったものの、上値を110.00円で押さえ込まれたままの一週間でした。
22日(火曜日) 109.16円
23日(水曜日) 109.32円
24日(木曜日) 109.42円
25日(金曜日) 109.44円

どうして上値が110.00円を越えなかったのしょうか。

それはドル円に主体性がなくて、先週のドルの上昇はユーロドルの下落によってもたらされたものだったから。

つまりユーロ売り/ドル買いの流れで、ドル円が買われたからです。

ユーロ下落の要因は、英国の「ブレグジット」に関する要人発言や報道でユーロ/ポンドが下落して、その連鎖でユーロ/ドルも下落し、それがドル円に波及しました。

ユーロドルの下落要因

報道では、英国はこのままでいけば大変なことになる、といわれていますが、先週のユーロはポンドに対して毎日下落しました。

英国がEUを離脱した後の、EUの経済不安の方が現実的になってきたからです。

なんといっても、英国はEUのなかではドイツに次ぐ経済大国です。

先週のBlogでも触れましたが、EUの屋台骨を支えているドイツ経済が逼迫してきて、そのようなときに英国がEUから離脱すると、ますますEU全体の経済が悪化していくと欧米の機関投資家は考えています

明日(29日)は英国の「EU離脱代案の採決」

EU側から発せられる報道や、英国に本社があってEUにもスポンサーを持つ経済誌、また英国野党労働党は「EU離脱の時期を遅らせる」か、あるいは「EU残留」しか英国は生き残れないといます。

しかし英国内だけに基盤を持つ経済誌は違います。

年初、おじいちゃんに連れられてロンドンに行ったときに、英国内で発行されている経済誌をたくさん読まされましたが、そのときから一貫して英国内の経済誌は
「英国はこのままEUに残留していると、EUと共倒れになる。」という論調でした。

「英国がEU離脱の国民投票を行ったとき、英国がEU離脱を決めると英国経済はただちに破綻する、とグローバル誌はいっていたが現実の英国経済はEUよりもよい。」

「司法権をEUに握られたまま、そして域外との自由貿易を制限されたままでは、今後の英国の発展はない。」

「日米中は英国がEUから離脱すれば、即時に二国間の通商条約を締結するといって、経済的なダメージを最小限に押さえると約束してくれているではないか。」と。

そしてそのような考え方が、英国の政治家の間にも広がってきているようです。

英国の「EU離脱代案の採決」からのドル円の動き

明日の「EU離脱代案」の採決で注目されているのが、否決票の数が前回の採決よりどれだけ少なくなっているか、ということです。
現状では、否決票は少なくなる、つまり賛成票が増えると考えられています。

そこでドル円はどう動くか、ということですが、私にメールをくださる海外トレーダーの方々は、
1.ポンド/ユーロはポンド高
2.ポンド/ドルもポンド高
3.ユーロ/ドルは、ユーロ売り/ドル高
4.ドル/円は、ドル高
と考えています。

しかし採決は明日の29日といっても、議会採決ですから、何時に結果が出るかわかりません。おそらく日本時間では30日の早朝。

私たちの「ドル円」トレードが楽なのは、その結果を受けて開場される日本の株式市場の動向に合わせていけばよい、ということです。
とくに今はメチャクチャに悪い、銀行関連の株価を見ながらトレードすればなおさら安全です。

先週の終値での、通貨の強さを見ると
ポンド>米ドル>ユーロ>日本円。

そして現時点での通貨の強さは
ポンド低下>ユーロ低下>米ドル低下>日本円上昇。

仕込みがそろそろと動き出しました。

昔、むかし…

 

先週金曜日(25日)の主な経済指標の結果

18:00 ドイツ
IFO企業景況感指数
結果:99.1 予想:100.6 前回:101

⇒あまりの結果の悪さに、日本円も買い戻されてしまいました。

先週金曜日(25日)のトレード 利益70銭

○上限・下限 第1ターゲット

先週金曜日(25日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限109.80は円。下限は109.56円。

上限越えのターゲットは
109.88円、109.98円、110.06円。
下限越えのターゲットは
109.50円、109.42円、109.32円。

金曜日の「愛菜の実戦トレード」では、次ぎのように書きました。

今日の私は、昨日同様に、設定レンジ上限や上限ターゲットからの「売り」戦略です。
あまり大きな利益は取れなくても、安全運転でいきたいと思っています。

その通りのトレードでした。
午前1時からの上昇には、その前が109.68円あたりで上値が叩かれていたのでついていけませんでした。
せっかく起きていたのに、ちょっと後悔…。

———-米国時間———-
1回目 23:00
上限・第1ターゲット109.88円→設定レンジ下限109.56円。「売り」32銭。

2回目 2:40
上限・第1ターゲット109.88円→下限・第1ターゲット109.50円。「売り」38銭。

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

30日の午後8時くらいまでは、ユーロが主体となってドル円は動きますが
それからはー

30日(水曜日)
22:30 米国 10-12月期四半期実質国内総生産

31日(木曜日)
4:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
4:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
22:30 米国 12月個人消費支出(PCE)

2月1日(金曜日)
22:30 米国 雇用統計

と、ドル円の主役がアメリカとなります。
楽しみですね。

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

 

1月28日(月曜日)
日本  通常国会召集
日本  安倍首相 施政方針演説

8:50
日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
日本 12月企業向けサービス価格指数(前年同月比)

18:00
ユーロ圏 12月マネーサプライM3(前年同月比)

23:00
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

23:30
英国 カーニー英中銀(BOE)総裁、発言

 

1月29日(火曜日)
英国  EU離脱代案の採決
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC・~30日)
日本  1月月例経済報告(内閣府)

23:00
米国 11月ケース・シラー米住宅価格指数
米国 11月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)

24:00
米国 1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

 

1月30日(水曜日)
米国  米中閣僚級貿易会議
米国  アップル決算
米国  2018年第4四半期および2018年年間GDP発表
日本  12月・自動車大手生産・販売・輸出実績

8:50
日本 12月小売業販売額(前年同月比)
日本 12月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比)

14:00
日本 1月消費者態度指数・一般世帯

16:00
ドイツ 2月GFK消費者信頼感調査
ドイツ 12月輸入物価指数(前月比)
ドイツ 12月輸入物価指数(前年同月比)

18:30
英国 12月消費者信用残高
英国 12月マネーサプライM4(前月比)
英国 12月マネーサプライM4(前年同月比)

19:00
ユーロ圏 1月経済信頼感
ユーロ圏 1月消費者信頼感(確定値)

21:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

22:00
ドイツ 1月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比)
ドイツ 1月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年同月比)

22:15
米国 1月ADP雇用統計(前月比)

22:30
米国 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
米国 10-12月期四半期GDP個人消費・速報値(前期比)
米国 10-12月期四半期コアPCE・速報値(前期比)

24:00
米国 12月住宅販売保留指数(前月比)
米国 12月住宅販売保留指数(前年同月比)

翌4:00
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

翌4:30
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

 

1月31日(木曜日)
ユーロ圏 2018年第4四半期域内総生産(GDP)
米国  アマゾン・ドット・コム決算

8:50
日本 12月鉱工業生産・速報値(前月比)
日本 12月鉱工業生産・速報値(前年同月比) –
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

9:01
英国 1月GFK消費者信頼感調査

10:00
中国 1月製造業購買担当者景気指数(PMI)

14:00
日本 12月新設住宅着工戸数(前年同月比)

16:00
ドイツ 12月小売売上高指数(前月比)
ドイツ 12月小売売上高指数(前年同月比)
英国 1月ネーションワイド住宅価格(前月比)

17:55
ドイツ 1月失業者数(前月比)
ドイツ 1月失業率

19:00
ユーロ圏 12月失業率
ユーロ圏 10-12月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前期比)
ユーロ圏 10-12月期四半期域内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)

19:00
日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

22:30
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数
米国 10-12月期四半期雇用コスト指数(前期比)
米国 12月個人所得(前月比)
米国 12月個人消費支出(PCE)(前月比)
米国 12月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
米国 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
米国 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)

23:45
米国 1月シカゴ購買部協会景気指数

 

2月1日 (金曜日)
米国  1月・雇用統計
日欧  日欧経済連携協定(EPA)発効

8:30
日本 12月失業率
日本 12月有効求人倍率-

10:45
中国 1月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)

17:55
ドイツ 1月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

18:00
ユーロ圏 1月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

18:30
英国 1月製造業購買担当者景気指数(PMI)-

19:00
ユーロ圏 1月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)
ユーロ圏 1月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年同月比)

22:30
米国 1月非農業部門雇用者数変化(前月比)
米国 1月失業率
米国 1月平均時給(前月比)
米国 1月平均時給(前年同月比)

23:45
米国 1月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

24:00
米国 12月建設支出(前月比)
米国 1月ISM製造業景況指数
米国 1月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

2019/01/28(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は109.56円。下限は109.26円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
109.64円、109.74円、109.85円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
109.17円、109.10円、109.02円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」移動平均線(75)に注意

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「ドル円/日足」頭が重いです。そろそろ円高への転換期かな。

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愛菜の実戦トレード 今日の攻略法

今日のオススメは、ユーロ/ドルとドル/円のそれぞれ5分足チャートを見比べながらトレードすることです。

欧州時間になって、明日に向けた調整局面が意識されると。ドル円は「ドル安」方向となります。

109.00円を下抜けると、108.93円、108.82円、108.64円が視野に入ります。

しかし明日はドル高だよね、と考えてフライングする投資家が増えてくると下値は限定的。

今日の私の戦略は「売り」と「戻り売り」です。
欧米時間になって、1時間足の移動平均線(75)をローソク足がしっかり越えたら「買い」に追随しますが、それでも怖いなと思ったら「売り」にします。

★正午現在★
「ドルインデックス」=売り
「米国10年債利回り」=低下
「ユーロドル」=ユーロ買い/ドル売り
「ダウ先物」=売り買い拮抗

★通貨の強さ★
ユーロ>米ドル>日本円

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

今週は、ドル円も動く週となってくれそうです。

頑張ってみんなで、稼ぎましょうね。

天野 愛菜(まな)