常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。
ここ沖縄はまだ夏です。今は快晴、33度。
今日はスコールの予感。
ああ、南国!

私のつたないブログでも、お休みの今日も読んでくださってトレードしようとしているアナタ!

頑張りましょう、ね。

「中国首相、人民元切り下げ否定」の真相

先週の水曜日(9月19日)に追加関税10%の隠れワザとは?」という表題で投稿しました。

さっそく同日、李克強中国首相が天津で開催された「夏のダボス会議」と中国が位置づけたい世界フォーラムで講演。

日本のメディアは「中国首相、人民元切り下げ否定」と報道。

「アメリカの関税引き上げによる損失を、中国は人民元を引き上げることによって相殺しようとしているのではないか」、という疑念を中国首相が明確に否定したもので、「保護主義のアメリカに対する市場主義の中国」と日本のメディアは<中国礼賛>でした。

 

アメリカの戦略勝ち

しかしこれが欧米のニュースサイトでは、<アメリカの戦略勝ち>となっています。

今回の「人民元切り下げ否定」の真相は、今日発動の追加関税が10%から25%になると、中国はどうしても人民元を7.0元に調整しなければ14億人を抱える経済事情が苦しくなります。

すると資本流出がはじまった2015年の「チャイナショック」の再来。

それだけはどうしても避けたい中国政府は「人民元の切り下げはしない」といって、「25%への引き上げが期限の年末までに話し合いをしたい」という中国の熱烈なアメリカへのメッセージとなったと欧米のニュースサイトではコメントしています。

 

中国政府のジレンマ

中国政府は、アメリカとの協議をいつ再開するか沈思黙考。

中間選挙前にある程度の妥結点を見い出すと、中間選挙前に得点を稼ぎたい今や天敵となったトランプ大統領を利することになって、中国政府が裏で応援している民主党が不利になる。

しかしこの状態が続けば、習近平政権に対する国内不満分子の暴発の可能性を否定できない。

 

個人的には、今回の「貿易戦争」は第二次世界大戦と同じ根底にあるのは「人種戦争」なのですから、目先優先で形式的にでも妥協してしまえばいいのに、と思ってしまいます。

アメリカの決算は、3ヶ月に一回という超現実主義。一方の中国は100年単位で物事を考えるという。

いずれにしても意見が合うなんてことはないので、ムダな力の浪費。

 

それに今の中国経済の現状を見れば、国内経済の安定を優先にしていただいた方が、世界経済にとってもありがたいことです。

 

今や中性化しつつある、争いは避ける「平和主義」の愛菜としては、一刻も早い解決を望んでしまいます。

 

今週の為替相場

今週は気を引き締めて、為替相場に挑むようになりそうです。

今年に入って1月8日。113.38円の高値を付けてから、3月23日に104.64円を底値に上昇してきたドル円は、7月19日に113.17円で天井を打って下落して、現在トリプルトップに向けて挑戦中。

 

先週の金曜日9月21日は112.87円まで行きましたが、日足のローソク足は長いヒゲをつけて終わり、日足のモメンタムは下降。

しかしテクニカルを全般的にみるとまだ「上昇傾向」です。

そしてファンダメンタルズも好調。

 

センチメントに不安材料

しかしここで今週のトレードで注意すべき点は、センチメント(市場心理)です。

今日24日は「米中相互報復関税の発動」、25日は「第2回日米貿易協議(FFR)」があり、26日には「日米首脳会談」。

このすべてに共通項は、トランプ大統領。

そのトランプ大統領が、今もっとも力を入れているのが11月6日のアメリカの中間選挙です。

 

先週金曜日のブログに上げた「リアル・クリアー・ポリティクス」さんのデータを再掲します。(9月20日現在)

トランプ大統領の支持率
調査平均 9/5-9/19 支持41.4% 不支持53.7%

 

中間選挙予想
上院優勢数  共和党47議席  民主党44議席
接戦数  9議席

下院優勢数  共和党189議席  民主党206議席
接戦数  40議席 (過半数218議席)

 

トランプ大統領の戦略

今回の調査では、トランプ大統領の不支持率が増えて、下院の優勢数も共和党は伸び悩み。

トランプ大統領はツイッターで「アメリカの景気は最高にいい。」と発信しても、実際は日本と同じで、アメリカでも貧富の差を実感している国民が多いのです。

そこでトランプ大統領は、諸外国に対してさらに強い姿勢で臨み、それを国民に見せつけることでアメリカ人のナショナリズムを高揚させて、トランプ大統領の支持率アップと中間選挙での共和党の議席獲得を目指す戦略です。

 

日本の正念場

そのような中で行われる「日米首脳会談」と「第2回日米貿易協議(FFR)」は、日本に取っては間が悪いとしか言い様がない状況です。

貿易に関してアメリカは、数量規制でアメリカによる管理貿易を構築したい。それが嫌なら、かつて日本が辛酸を嘗めた「自主規制」を再び取れという。

アメリカの貿易赤字の穴埋めには、日本に軍需製品・天然ガス・牛肉などを買わせ、アメリカへの投資を増大させたい。

安倍首相が望むのは、アメリカのTPP(環太平洋パートナーシップ協定)への再加入でしょうが、それは夢のまた夢、蜃気楼。

 

上昇基調のなかで個別の案件で急落に注意の週

そうなると外国為替の世界は、「米中相互報復関税の発動」に加えて、ドルを売って円を買い戻す「円高」という市場心理が醸成されます。

さらにトランプ大統領が、「日米首脳会談」で、為替に言及しようものなら「円高」。

26日(水曜日)のFOMCの利上げについて市場は折り込み済みなので、それを持って「ドル高」とは言いづらい。

27日(木曜日)の4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)と8月耐久財受注。

28日(金曜日)の8月個人消費支出。

ともに、少しでも景気の下振れ材料が出てくると、「ドル安円高」

 

アメリカの好景気の下支えに煽られるような「ドル高円安」の流れのなかで、今週は個別の事案から「ドル安円高」の要素の多い週となります。

私も用心しながら相場に挑みます。

すべての土俵がアメリカなので、日本時間の午後9時からは気を引き締めましょう。

 

金曜日(21日)のトレード 利益55銭

上限・第2ターゲット手前まで

先週金曜日(21日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は112.70円。下限は112.42円。

上限越えのターゲットは
112.78円、112.89円、112.99円。
下限越えのターゲットは
112.37円、112.28円、112.16円。

1回目 午後3時過ぎ
EUの先陣、早めのドイツ勢が参入。ドイツ時間で午前8時。
設定レンジ上限112.70円→第2ターゲット手前112.86円。「買い」16銭。

2回目 午後4時
第1ターゲット112.78円→設定レン上限112.70円。「売り」7銭。

3回目 午後6時過ぎ
設定レンジ上限112.70円→第1ターゲット112.78円。「買い」7銭。
これは第1ターゲット、ドンピシャ!

ここからそれぞれの時間足のインディケーターが、売り買い別々の方向を示していたのでエントリー出来ず。海外投資家はポンドを売っていました。

4回目 午後10時過ぎ
設定レンジ上限112.70円→第1ターゲット112.78円。「買い」7銭。
これもローソク足のヒゲか伸びて、第1ターゲット、ドンピシャ!

5回目 午後10時45分頃
設定レンジ上限112.70円→112.52円。「売り」18銭。
決済は「愛菜の3MAトレード」・1分足

時計を見たら午前0時。
続けるべきか悩みましたが、1分足チャートのボリンジャーバンド幅が6Pips前後で推移していたので、今週のトレードはおしまいにしました。
パソコンに向かって、「今週もありがとう。」

お問い合わせメールから

質問:「トレードはドル円だけですか?」

― ドル円と並行して、ユーロ円、ポンド円、ポンド豪ドルをやっています。
取引はしていませんが、ユーロドルのチャートは1時間足でいつも開いています。
ちなみにユーロ円の設定レンジの時間は、ドル円と同じでうまくいきますよ。

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

9月24日(月曜日)
米中  米中相互報復関税 発動
米国  米韓首脳会談
日本・中国・韓国・南アフリカ 休場

17:00
ドイツ 9月IFO企業景況感指数

22:00
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

 

9月25日(火曜日)
米国  日米貿易協議(FFR)第2回会合
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)(~26日)
米国  安倍総理・国連総会で演説
香港・韓国 休場

8:50
日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
日本 8月企業向けサービス価格指数(前年同月比)

14:00
日本 7月景気先行指数(CI)・改定値
日本 7月景気一致指数(CI)・改定値

14:35
日本 黒田東彦日銀総裁、発言

15:00
ドイツ 8月卸売物価指数(WPI)(前月比)

22:00
米国 7月住宅価格指数(前月比)
米国 7月ケース・シラー米住宅価格指数
米国 7月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)

23:00
米国 9月リッチモンド連銀製造業指数
米国 9月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

 

9月26日(水曜日)
米国  日米首脳会談
韓国 休場

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

23:00
米国 8月新築住宅販売件数(前月比)
米国 8月新築住宅販売件数(年率換算件数)

23:30
米国  週間原油在庫

翌3:00
米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

翌3:30
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

 

9月27日(木曜日)
イタリア 財政計画の議会提出期限

15:00
ドイツ 10月GFK消費者信頼感調査

15:35
日本 黒田東彦日銀総裁講演(全国証券大会)

17:00
ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
ユーロ圏 8月マネーサプライM3(前年同月比)

18:00
ユーロ圏 9月経済信頼感
ユーロ圏 9月消費者信頼感(確定値)

21:00
ドイツ 9月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比)

21:30
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)(前期比年率)
米国 8月耐久財受注(前月比)
米国 8月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)

22:30
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

23:00
米国 8月住宅販売保留指数(前月比)
英国 カーニー英中銀(BOE)総裁、発言

翌5:30
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言(上院関連イベント)

 

9月28日(金曜日)

8:01
英国 9月GFK消費者信頼感調査

8:30
日本 8月失業率
日本 8月有効求人倍率
日本 9月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)

8:50
日本 8月鉱工業生産・速報値(前月比)
日本 8月小売業販売額(前年同月比)
日本 8月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比)
日本 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)(前週分)
日本 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)(前週分)

10:45
中国 9月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)

14:00
日本 8月新設住宅着工戸数(前年同月比)

15:45
フランス 9月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比)
フランス 9月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年同月比)
フランス 8月卸売物価指数(PPI)(前月比)
フランス 8月消費支出(前月比)

16:00
スイス 9月KOF景気先行指数
トルコ 8月貿易収支

16:55
ドイツ 9月失業者数(前月比)
ドイツ 9月失業率

17:30
英国 4-6月期四半期経常収支
英国 4-6月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比)
英国 4-6月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比)

18:00
ユーロ圏 9月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比)

19:00
日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

21:30
米国 8月個人消費支出(PCE)(前月比)
米国 8月個人所得(前月比)
米国 8月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
カナダ 8月鉱工業製品価格(前月比)
カナダ 8月原料価格指数(前月比)
カナダ 7月月次国内総生産(GDP)(前月比)

22:45
米国 9月シカゴ購買部協会景気指数

23:00
米国 9月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

 

2018/09/24(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は112.64円。下限は112.47円です

「ドル円/今日の設定レンジ」急落を予感させる緩やかな上昇

20180924_1uy_p

 

「ドル円・日足」設定レンジ上限が上方変更

20180924_duy_p

 

今日のトレード戦略

今日はアメリカ発の経済指標の発表はないので、動くとしたら要人発言。

このようなときは、迂闊にエントリーはしないことです。

せめて設定レンジを越えてから、深追いしないで細かくリカクです。

 

設定レンジの上限を越えたらー
112.70円、112.78円、112.87円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
112.42円、112.36円、112.25円をターゲットとします。

設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。

 

確実性を重んじて、今日も狭いターゲットゾーン。

今週は月末に掛かる週でもあるので、うまく流れに乗れたら大きく利益を積み上げることが出来ると思います。

急落に気を付けながらトレードしましょうね。

 

愛菜