昨晩の米国GDP

こんにちは、天野愛菜です。

昨日のblogにGDPの発表後のドル円の動きについて

米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)については、前回値よりも悪いが、市場予想値の1.6%よりも少しだけよい1.7%とアトランタ連銀の「GDPNow」が予想。
ドル円は上昇、もしくは下がっても元の位置かな。

と書きました。

ー 結果 ー
21:30 米国
7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) [前期比年率]*
結果:1.9% 予想:1.6% 前回:2.0%

さすがアトランタ連銀の「GDPNow」でしたが、思ったより動きが緩慢でした。

それまでのドル円の動きがまったくなかったので、珍しくいきなり「買い」から入り、いざ109.00円へと期待していましたが、108.94円<Pivot Day・Key>止まりでした。

ため息が出そうになりましたが、FOMCに向けてグッとこらえました。

FOMC後

米連邦公開市場委員会(FOMC)では、第3次予防的利下げ1.50%-1.75%が実施。
想定通りの上昇。

しかし利下げの打ち止めが推測されていたので、パウエルFRB議長の定例記者会見待ち。
パウエルFRB議長の定例記者会では、今まで使っていたハト派的文言「適切に行動する」から中立的文言「適切な道筋」に変更になったこと。

上昇していたドル円は一気に下降開始。

昨日のblogでは
今晩のFOMCは、利下げの打ち止め感がでなければ、最終的にはドル高になります。

の逆になりました。
打ち止め感が出てきて、急落。

ドル円市場の今後は、次回の12月10-11日のFOMCでの第4次予防的利下げはないかも、と思惑が交錯しながらの動きになります。

パウエルFRB議長の本音

パウエルFRB議長の定例記者をライブで見ていましたが、わたしは英語が完璧にわかっていないので、こんな風に聞こえました。

「アメリカ経済は底堅いから、もう利下げは勘弁してよ。トランプ大統領のいう世界経済競争原理からの利下げの意味はわかるけど、FRBの本来の役割は米国銀行軍団の利益の追求だよ。株主からの突き上げもあるから、来年には利上げをしたいんだけど。リーマンショック以上のジャンク債残高が発表されたばかりでしょう。だから今後に控えている超大暴落の時までに、銀行軍団の体力を付けておかなくてはならないからさ。」

とっても眠かったからかなぁ。(笑)。

昨日のトレード 利益1円9銭

☆達成ターゲット/
上限・第3ターゲット 下限・第1ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.89円。下限は108.81円。

上限越えのターゲットは
108.98円、109.05円、109.18円。
下限越えのターゲットは
108.75円、108.68円、108.58円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.84円。

―――欧米時間―――
1回目 21:30
108.84円<バランスライン>→108.94円<Pivot Day・Key>。「買い」10銭。

2回目 21:36
108.92円<1分足・3MA>→108.89円<設定レンジ上限>。「売り」3銭。

3回目 21:44
108.89円<設定レンジ上限>→108.94円<Pivot Day・Key>。「買い」5銭。

4回目 23:03
108.89円<設定レンジ上限>→108.81円<設定レンジ下限>。「売り」8銭。

5回目 23:04
108.84円<バランスライン>→108.89円<設定レンジ上限>。「買い」5銭。

6回目 3:00
108.89円<設定レンジ上限>→109.24円。「買い」35銭。

午前2時59分。
設定レンジ下限付近まで下がったところで、ためらいもなく108.89円<設定レンジ上限>に買いポジション。
政策金利の発表後、少し上昇。午前3時半のパウエルFRB議長の定例記者会見待ち。
ポジションキープ。
この時間がとても長く感じました。
そして午前3時半。当然上昇。
午前3時37分には、108.18円<上限・第3ターゲット>を通過。
そしてもう少しの上昇気配は感じたももの、上値が抑えられた108.25円を下がった108.24円で決済しました。

7回目 3:45
109.18円<上限・第3ターゲット>→108.75円<下限・第1ターゲット>。「売り」43銭。

2019/10/31(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.89円。下限は108.58円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.98円、109.05円、109.16円、109.25円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.50円、108.39円、108.29円、108.15円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、108.71円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日これから注目されている経済指標は

「15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見」
「19:00 ユーロ圏 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)」
「21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEデフレーター)」

ちなみに
「10:00 中国 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI)」の結果は
結果:49.3 予想:49.8 前回:49.8
ドル円は下値目安の108.58円まで下がりました。
わかりやすい動きでした。

「15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見」では、直近の為替は円安傾向にあるので、大胆な深掘りがなければ、安心のドル買い傾向の素地が出来てきます。

「19:00 ユーロ圏 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)」では、ユーロポンドが注目。先日のblogで書きましたが、現在進行形で英国投資が行われています。
ドル円はポンド円とリンクすると言われています。

「21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEデフレーター)」は、たとえ結果が悪くても、クリスマス商戦を控えているので、下がっても元の位置。最終的には上昇期待です。

チリで開催予定のAPEC首脳会議が中止

米政府は、
「チリのAPEC首脳会議がキャンセルになっても、米中通商合意の時期は変わらない」と声明を発表しましたが、中国からの応答はなし。

中国共産党第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)は今日閉会。
時間は未定ですが、それに伴う報道発表が予定されていて、米中通商協議の第一次合意署名についての発表が期待されています。
まさかの話ですが、やらないよ、ってなったら当然ドル売りです。

今日は月末で利益確定日。
売られやすい展開の日です。

しかし誰でも、できるだけ上値に引きつけてから利益確定したいので、今日は上昇からの下降トレンドに期待です。
もっとも1時間足チャートには、下降トレンドラインが形成されてしまったので、安全を狙うなら「売り」「戻り売り」です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

今月もおしまい。
今年もあと2ヶ月ですね。

振り返れば反省の方が多かったかな。

写真を見たメリーがいいました。
「これ、何を撮ったの?」
「キノコだよ!」

今月締めの今日を、しっかりと頑張りたいと思っています。

天野 愛菜(まな)