こんにちは、チーム・ヴァーゴンです。

今週のblogは、愛菜が体調不良でお休みをいただいていますので、私たちが代わってみなさまのトレードをサポートさせていただきます。

昨晩は原油安がすすみました

昨日のアメリカの為替関係者は「原油相場」に釘付けでした。
朝から、「今日50ドルを割り込むかもしれない。」と注意喚起がありました。

原油は物量も取引額も大きいので、こちらの実需筋も神経をとがらせていました。
原油が下がるたびに、実需筋が少しずつドルを放出し、それに投機筋が空売りで乗った感じでした。

以前愛菜もblogで書いていましたが、ロシアは原油を減産出来ない。
その理由は、ロシアのパイプラインが老朽化してるからです。

冬場に減産して、パイプに空洞が出来て凍結してしまうと、原油に含まれる蝋分も固まり、パイプラインの内部から破壊がはじまる、ということにあります。

世界各国の消費低迷で、冬場であっても原油需要が低迷。
原油産油国としては、減産して需給のバランスを取りながら60~70ドルまで引き上げたい思惑がありますが、今は冬、ロシアは減産できない。

そうなるとアメリカは、為替調整で損失を補填していかなくてはなりません。

 

日本では「新型コロナウィルス」がドル安の原因と言っているようですが、アメリカではちょっと違います。

昨日のトレード 利益1円55銭

☆達成ターゲット/下限・第4ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は111.04円。下限は110.62円。

上限越えのターゲットは
111.20円、111.41円、111.48円、111.68円、112.24円。
下限越えのターゲットは
110.33円、110.13円、110.06円、109.95円、109.54円。

設定レンジ内のバランスラインは、110.89円。

―――欧米時間―――

1回目 16:20
110.82円<Pivot 1H・Key>→110.35円<下限・第1ターゲットの2銭手前>。「売り」47銭。
※昨日のblogでお伝えしていた欧州勢の意地の売り。
下限・第1ターゲットの110.33円は昨日の安値。しかし米国ファンドの欧州支店はこの手前で強力なバリアを張りました。110.35円を3回叩いたところで欧州勢は諦めました。
愛菜ならおそらく110.35円を下限・第1ターゲットにしたな、と思うと、利益は取りましたが気分は負け。気を取り直して次ぎに挑みました。

2回目 19:55
110.43円<Pivot 1H・Key>→110.69円<Pivot 1H・R2>。「買い」26銭。
※決済時刻は21:45。午後10時から潮目が変わることがあるのと、米系ファンドのドル円・目標値幅の25銭を取ったところで、一旦手仕舞いの様相が出てきました。
ここまでは私たちのような中小ファンド同士の呼吸でトレード出来ますが、これからの時間は大手ファンドの巨大戦艦が登場してきます。
「どうぞどうぞ前にお進みください、わたしたちは付いて行きます。取りあえず欧州の連中は掃除しておきました。」という感じ。

3回目 23:32
110.52円<Pivot 1H・R1>→110.06円<下限・第3ターゲット>。「売り」46銭。
※ダウもそうでしたが、原油の下落が響きました。ドル安にして諸外国から原油を買って貰わないといけない。

4回目 2:37
110.13円<下限・第2ターゲット>→109.95円<下限・第4ターゲット>。「売り」18銭。
※一旦落ち付いていた原油がさらに下降をはじめ、一時50ドルを割り込みました。

5回目 4:47
109.95円<下限・第4ターゲット>→110.13円<下限・第2ターゲット>。「買い」18銭。
※クドロー米国家経済会議(NEC)委員長の発言が報道されました。
「経済的な悲劇になるとは思わない」
「FRBの利下げに関して何も聞いていない」

6回目 5:39
110.06円<下限・第3ターゲット>→110.33円<下限・第1ターゲット>。27銭。
※ここでの上昇は、クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長の発言がメイン。
「見通しが悪化しなければ、政策は依然として適切な可能性」
「米経済や政策は良い状態。労働市場は堅調」
と、「利下げ」打ち消し発言でした。
そして、原油価格が50ドルに戻りました。

2020/02/26(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.45円。下限は110.13円です
(レンジ幅=32銭)

ターゲット

⑤111.09円 <Pivot Day・R2(THV)>
④110.98円 <適応型移動平均・転換線>
③110.82円 <Pivot Day・R1(THV)>
②110.59円 <適応型移動平均・転換線、Pivot Day・Key(欧米式)>
①110.52円 <FR=50.0>

◆ 110.45円 設定レンジ・上限
■ 110.28円 <バランスライン>
◆ 110.13円 設定レンジ・下限

①110.06円 <1/20安値>
②109.96円 <Horizon Line>
③109.82円 <2/19安値、Horizon Line>
④109.69円 <2/19安値、Horizon Line>
⑤109.60円 <Pivot Day・S2(THV)>

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日の設定レンジ・上限110.45円は、直近高値と安値の50.0%です。
欧米のトレーダーが本日基点とする価格は、上限・第2ターゲット110.59円。
今日は上限・第2ターゲットまでは届くでしょうが、問題はそこから

米国株式投資家のセンチメントをお伝えしておくと

昨日のVIX 指数(別名:恐怖指数)は、最高で30.25
ナスダックのVXN指数も 32.48、
ダウ平均の VXD 指数も 34.73
口にこそ出しませんが、「VIX ショックか?」と考えていると思います。

そして先ほど、小腹が空いたので為替ディーラーたちとラウンジでサンドイッチをつまんでいたら、ドル円をやっている日本人が
「今日は110.00円をちょっことだけど割ったしなぁ。何度か叩かれて、抜けたら一気にいきそうだなぁ。」って言っていました

それを聞いて、そうか今日は「売り」でいこう、と思った次第です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

「逆光」設定にしたのに白飛びしてしまいました。
高カロリーの花の蜜を吸って、体力つけて、春から妊活。
みんな頑張って生きている…。

 

昨日大きく取った人も、そうでなかった人も、今日は今日です。
心を静めて、頑張りましょう。

天野 愛菜(まな)&チーム・ヴァーゴン