こんにちは、天野愛菜です。

昨日のトレードは、「午後10時 パウエルFRB議長の講演」からでした。
東部時間では午前9時スタートなので、午前7時に起きてシャワーを浴びて、お化粧して着替えてからダイニングで朝食という、とっても健康的な一日の始まりとなるのです。

そして日本時間の午後10時。
ドル円は、講演ということもあって、ポジション調整からスタート。

「新型コロナによる米経済への長期的な打撃」をパウエルFRB議長が警告してのドル安。
ここまでが1回目のトレード。

いつ話が出るかと耳を澄ませていた「マイナス金利」は、「否定的な見解」で、ドルの買い戻しが発生しました。これが2回目のトレード。

その後、FF金利先物は「特に上昇には転じない」とのヘッドラインニュースが流れて、ドル円は下降していきました。これが3回目のトレード。

この3回のトレードが、昨日のパウエルFRB議長の発言に対するドル円の値動きでした。

その後は、いつもの価格調整。

4回目のトレードから、昨日の場合は「パウエルFRB議長発言の市場評価」を見るのですが、前日のバランスライン・NYクローズ107.15円に到達しなかったので、今後マイナス金利への催促相場が展開される状況に移行するのかな、と海外トレーダーさんたちは考えるわけです。

今日のムニューシン財務長官の発言

そして日本時間で今日の午前8時のムニューシン財務長官の発言。

「第2四半期の米国経済は、とって悪い結果となるだろう。しかし来年は、素晴らしい経済になる。それを実現するためにも、早期の経済再開が求められる。必要となればさらなる財政出動を行うが、今週はないと考える。」

三日前には「米国経済は、夏に向かって好転していく」と言ったばかりなのに、今日の発言では、「来年は素晴らしい年になる」と、さらなる経済後退を示唆したと捉えて、市場関係者は気を引きしめて帰路についたのでした。

昨日のトレード 利益90銭

☆達成ターゲット/下限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.29円。下限は107.09円。

ターゲット

⑤107.69円 <5/12 高値、Horizon Line>
④107.62円 <5/12 Horizon Line>
③107.50円 <5/1 Horizon Line>
②107.41円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
①107.34円 <適応型移動平均・転換線>

◆ 107.29円 設定レンジ・上限
B.L① 107.15円 <NYクローズ、適応型移動平均・転換線>
◆ 107.09円 設定レンジ・下限

①107.05円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
②107.00円 <大台>
③106.89円 <5/5 Horizon Line、Pivot Day・S2(欧米式)>
④106.71円 <日足一目均衡表・雲の下限>
⑤106.50円 <5/5 Horizon Line、Pivot Day・S3(欧米式)>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します
※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください。

―――欧米時間―――
1回目 22:00
106.89円<下限③・Target>→106.76円<Pivot 1H・S2>。「売り」13銭。

2回目 22:20
106.76円<Pivot 1H・S2>→107.09円<設定レンジ・下限>。「買い」33銭。

3回目 0:00
107.10円<Pivot 1H・Key>→106.89円<下限③・Target>。「売り」21銭。

4回目 0:55
106.89円<下限③・Target>→107.05円<下限①・Target>。「買い」16銭。

5回目 1:31
107.05円<下限①・Target>→106.98円<Pivot 1H・Key>。「売り」7銭。

2020/05/14(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.06円。下限は106.82円です

ターゲット

⑤107.45円 <Pivot Day・R1(欧米式)>
④107.34円 <適応型移動平均・転換線>
③107.28円 <5/13 高値、Pivot Day・R1>
②107.19円 <適応型移動平均・転換線>
①107.10円 <Pivot Day・Key(欧米式)>

◆ 107.06円 設定レンジ・上限
B.L① 107.02円 <NYクローズ>
B.L② 106.89円 <5/5 Horizon Line>
◆ 106.82円 設定レンジ・下限

①106.77円 <Pivot Day・S1(欧米式)>
②106.74円 <5/13 安値>
③106.65円 <適応型移動平均・転換線>
④106.50円 <5/5 Horizon Line>
⑤106.41円 <Pivot Day・S2(欧米式)、4/30 安値>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します
※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください。

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

結果的に昨日のドルと円は、通貨全般に対して買われる展開となりました。

ドル円は、最強2大通貨同士の綱引き合戦。
そこに新型コロナ感染第2波のリスク、中国の覇権行動の激化(台湾、南沙諸島、尖閣諸島)などのファンダメンタルズを加味すると、ドル円は、下げ渋りながらも下振れ傾向の方が強いと考えます。

今日のわたしの戦略は、通常の設定レンジの上限・下限から追随トレードを基本としますが、目線は「売り」、「高値からの売り」で対処出来ればいいな、と思っています。
ただしヘッドラインニュースで、反転の可能性も当然ありますから、いったんエントリーしたら決済するまで気を抜かないでチャートと向き合います。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

テントウムシ。日本とまったく同じです。
そうなると、意思疎通は英語じゃないにしても、アメリカ独特の方法があるのかな、と。
羽根をこすって音波で交信しているとか、聞いたことがありますが、それは世界共通音波なのでしょうか。
考えると眠れなくなります。

 

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)