常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

証言原稿の事前拡散

こんにちは。天野愛菜です。

昨日の「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長 上院議会証言」についての証言原稿は、米国時間の早朝にはメディアをはじめ大手ファンドには配布されていたようです。

日本時間の午後11時には私みたいな者にまで、アメリカのトレーダーさんから証言内容のコピー原稿がメールで届いたくらいですから、きっと証言が始まる前には世界中の人たちに拡散していたのでしょう。

笑ってしまったのがメールのヘッダーに「Confidential」の文字。
どこが「秘密文書」なのかしら…。

パウエル議長の発言を確認してドルの急落

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の上院での議会証言を受けて、海外トレーダーさんたちは一応に「3月も6月も利上げはなしが、市場のコンセンサスとなるでしょう。」と反応していました。

ただ個人的に不思議に思っていたのが、「利上げ」はないという結果を受けて米国7年債入札が堅調だったこと。

そして結果として、米国10年債利回りが低下してドルは急落。

「どうしてアメリカのお金は株式に回らないの?」と愛菜のお馬鹿な質問を一斉メール。

すると間もなくして

「ファンドは、債権を担保にお金を借りるようだ。たとえ日本の債権利回りはマイナスであっても、通貨スワップを行使するから、日本の債権も買われて利回りは下がるよ。つまり日本株も堅調ということ。」

というのが大方のご意見でした。

中国人投資家はユーロ買い…らしい

みなさんは深いー。
私はもっと勉強しなくては、と思いました。

余談ですが中国人投資家から、また連絡があって「昨日いった通り、中国勢はユーロ買いに走るよ。」と。

ユーロドル…。難しいからなぁ、どうしましょうか。

 

昨日の主な経済指標の結果

22:30 米国
12月 住宅着工件数 [年率換算件数]
結果:107.8万件 予想:125.0万件 前回:121.4万件

12月 住宅着工件数 [前月比]
結果:-11.2% 予想:-0.2% 前回:3.2%

12月 建設許可件数 [年率換算件数]
結果:132.6万件 予想:129万件 前回:132.8万件

12月 建設許可件数 [前月比]
結果:0.3% 予想:-2.6% 前回:5%

23:00 米国
12月 ケース・シラー米住宅価格指数
結果:212.96 予想:― 前回:213.66

12月 ケース・シラー米住宅価格指数 [前年同月比]
結果:4.2% 予想:4.5% 前回:4.7%

10-12月期 四半期住宅価格指数 [前期比]*
結果:1.1% 予想:―% 前回:1.3%

12月 住宅価格指数 [前月比]
結果:0.3% 予想:0.4% 前回:0.4%

24:00 米国
2月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
結果:131.4 予想:124.7 前回:120.2

2月 リッチモンド連銀製造業指数
結果:16 予想:5 前回:-2

昨日の要人発言

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長 上院議会証言

「賃金の伸びに加速の兆し」
「経済見通しはおおむね良好」
「最近のデータは軟化しているが2019年は堅調になる見通し」
「インフレ率はエネルギー価格下落の一時的な影響の後、目標の2%近くに到達すると予想」
「金融政策は物価上昇圧力に一服感があり、政策変更の様子見が正当化される」

「景気は落ち着いているが、鈍化していない」
「雇用の一服感と賃金の上昇について調査中」
「ブレグジット、米経済に大きな影響はない」

赤字の部分は、事前に配布された議会証言原稿にはありませんでした。
パウエル議長の本音なのでしょう、ね。

昨日のトレード 利益66銭

○下限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は111.07円。下限は110.80円。

上限越えのターゲットは
111.12円、111.20円、111.31円。
下限越えのターゲットは
110.72円、110.65円、110.54円。

設定レンジ内のバランスラインは110.90円と110.95円。

———-米国時間———-
1回目 21:50
バランスライン110.90円→下限・第1ターゲット110.72円。「売り」18銭。

2回目 23:00
下限・第1ターゲット110.72円→110.86円。「買い」14銭。

3回目 0:15
設定レンジ下限110.80円→下限・第1ターゲット110.72円。「売り」8銭。

4回目 2:20
設定レンジ下限110.80円→下限・第3ターゲット110.54円。「売り」26銭。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

2月27日(水曜日)
ベトナム 米朝首脳会談(~28日)
米国  パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長 下院証言<半期金融政策報告>

18:00
ユーロ圏 1月マネーサプライM3(前年同月比)

19:00
ユーロ圏 2月経済信頼感
ユーロ圏 2月消費者信頼感(確定値)

21:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

24:00
米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
米国 12月製造業新規受注(前月比)
米国 1月住宅販売保留指数(前月比)
米国 1月住宅販売保留指数(前年同月比)

愛菜の経済指標・用語解説

MBA住宅ローン申請指数

個人の住宅ローン申請が行われた指数。
米抵当銀行協会(The Mortgage Bankers Association)が、毎週水曜日に発表。
基準値は1990年3月16日を100としたものです。

あくまでも「申請」なので、住宅建設の着工に結びつくとは限りません。
また個人による複数の申請も計算に入れているので、住宅関連指数のなかでは概況として参考にします。

2019/02/27(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.61円。下限は110.51円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
110.68円、110.79円、110.88円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
110.45円、110.33円、110.23円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

「ドル円/今日の設定レンジ」下降トレンドラインがしっかり

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「ドル円/日足」上限110.06円 下限110.42円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

海外トレーダーさんたちの今日のドル円予想は大方、「売り」。
下値のメドは110.20円付近。

でも根拠は希薄。でもそれが、ファンダメンタルズ。

私も今日は意識を「売り」におきながらトレードしてみます。

ドル円の上昇は「原油価格」次第でしょう。

 

★午後1時・現在★
「ドルインデックス」 日足=売り 1時間足=売り
「米国10年債利回り」 日足=低下 1時間足=低下
「ユーロドル」 日足=ユーロ売り/ドル買い 1時間足=ユーロ買い/ドル売り

★米ドルと日本円の強さの比較★
日足   米ドル>日本円 縮小傾向
1時間足 米ドル<日本円

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

昨日は風が強く目に入ったゴミが取れなくて、午前中は目医者さんに行っていて更新が遅くなりました。

ごめんなさい。

まつげエクステをしていて、むやみに目をこすれないから大変なの。

 

天野 愛菜(まな)