常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

OP28NYカットの失敗

こんにちは。天野愛菜です。

素直にお詫びします。ごめんなさい。
下がりませんでした。107.50円の攻防戦もありませんでした。
わたしの相場の見誤り。

午後7時台には1時間足チャートの107.71円にあった移動平均線(21)を上抜けて、107.50円の攻防に???
しかし午後11時から下落。(わたしの4回目トレード)
107.62円まで下がったのですが、決定的となったのはバランスライン107.65円を上抜けたこと。

そこでドル円はOP28NYカットを諦めました。

上昇に転換。(わたしの5回目トレード)
申し訳ないことを書いてしまった、と後悔。

唯一救われたのは…
「3分前からのあの急上昇では、誰も売れませんでしたよ。」というメール。

今日の午前中のドル円をみれば、まるで米中首脳会談の結果を先読みしていたかのようです。
本当に、本当にごめんなさい。

今週のメインイベントは「雇用統計」

気持ちを切り替えて今月と今週のドル円に挑戦です。

サブメインの今日1日と3日のISM・貿易収支を通過して、4日(木曜日)の米国は、独立記念日でお休み。
そして5日の雇用統計は、わたしにとってはぶっつけ本番的な感覚です。

市場は「利下げ」期待の様相。

FRBは、現時点での7月の利下げは考えていないようですが、今日のスピーチ
「15:15米国 クラリダFRB副議長発言 ■フィンランド銀行主催会議(ヘルシンキ)」
に関心が高まっています。

ファンダメンタルズ

トルコリラの暴落の発端と心配されていた、トルコがロシアから兵器を購入する件も、
「そもそもアメリカが、売ってくれなかったから仕方がなかった」というエルドアン・トルコ大統領からの説明を、トランプ大統領はG20サミットのときの首脳会談で確認して、納得。

北朝鮮の金委員長との電撃会談も、トランプ大統領にとっては大成功。
アメリカは深夜だったのに、国民は生中継にくぎ付け。

しかし心配なのは「イラン情勢」。
金委員長との電撃会談で、行動力を世界に示したトランプ大統領の胸三寸。
トランプ大統領流の胸算用が、どう決断をくだすのか…。

 

そしてEUも今日から、新しい議員による新会期がはじまります。

人事を巡って、ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領のつばぜり合い。
事あるたびに「ナチス」を持ち出すほど、焦りの見えるマクロン大統領に、「そこまで言わなくても」と辟易気味の雰囲気がどのように作用するかわかりません。
ユーロドルの動きに注意。

 

そんな要因を抱えながら、雇用統計では大きくドル円も動くでしょうから、しっかりとした心づもりを持って臨んでいきたいと思っています。

 

日中の空に浮かぶ「白い月」。
いつも見守っているよ、と言ってくれている…。 Nikon COOLPIX P900で撮影

先週金曜日(28日)の主な経済指標の結果

17:30 英国
1-3月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) [前期比]
結果:0.5% 予想:0.5% 前回:0.5%
1-3月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) [前年同期比]
結果:1.8% 予想:1.8% 前回:1.8%

18:00 ユーロ圏
6月 消費者物価指数(HICP、速報値) [前年同月比]
結果:1.2% 予想:1.2% 前回:1.2%
6月 消費者物価指数(HICPコア指数、速報値) [前年同月比]
結果:1.1% 予想:1.0% 前回:0.8%

21:30 米国
5月 個人所得 [前月比]
結果:0.5% 予想:0.3% 前回:0.5%
5月 個人消費支出(PCE) [前月比]
結果:0.4% 予想:0.4% 前回:0.6%
5月 個人消費支出(PCEデフレーター) [前年同月比]
結果:1.5% 予想:1.5% 前回:1.6%
5月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前月比]
結果:0.2% 予想:0.2% 前回:0.2%
5月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) [前年同月比]
結果:1.6% 予想:1.6% 前回:1.6%

先週金曜日(28日)の主な要人発言

安倍首相
「世界経済は足もとで安定化の兆しが見られるが、下振れリスクの方が大きい」
「貿易と地政学を巡る緊張は増大している」

カプラン米ダラス連銀総裁
「金融政策を変更するのは早すぎる」
「利下げを支持する前に、さらなる見通しの悪化を確認する必要がある」

先週金曜日(28日)のトレード 利益66銭

○上限・第1ターゲット

先週金曜日(28日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.82円。下限は107.60円。

上限越えのターゲットは
107.89円、108.00円、108.10円。
下限越えのターゲットは
107.51円、107.38円、107.26円。
設定レンジ内のバランスラインは、107.65円。

———-欧米時間———-
1回目 16:12
107.70円(Pivot 1H)→設定レンジ下限107.60円。「売り」10銭。

2回目 19:38
バランスライン107.65円→107.74円(Pivot 1H・R3)。「買い」9銭。

3回目 21:30
107.71円(Pivot 1H)→107.80円(Pivot 1H・R2)。「買い」9銭。

4回目 23:01
107.79円(Pivot 1H・R1)→バランスライン107.65円。「売り」14銭。

5回目 23:58
バランスライン107.65円→設定レンジ上限107.82円。「買い」17銭。

6回目 1:38
設定レンジ上限107.82円→上限・第1ターゲット107.89円。「買い」7銭。

今週のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

7月1日 (月曜日)
日本 日銀短観
日本 路線価の公表(国税庁)
日本 商業捕鯨再開
香港 休場・香港返還22周年/香港民主派デモ
ウィーン OPEC総会
中国 世界経済フォーラム夏季会合(夏季ダボス会議・大連/~3日)

8:50
日本  4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
日本  4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き
日本  4-6月期日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断
日本  4-6月期日銀短観・四半期大企業非製造業先行き
日本  4-6月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資(前年度比)

10:45
中国  6月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)

15:15
米国 クラリダFRB副議長 発言
■フィンランド銀行主催会議(ヘルシンキ)

16:55
ドイツ  6月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
ドイツ  6月失業者数(前月比)
ドイツ  6月失業率

17:00
ユーロ圏 6月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

17:30
英国  5月消費者信用残高
英国  6月製造業購買担当者景気指数(PMI)

18:00
ユーロ圏 5月失業率

22:45
米国  6月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)

23:00
米国  6月ISM製造業景況指数
米国  5月建設支出(前月比)

 

7月2日 (火曜日)
ウィーン OPECと非加盟産油国の閣僚会合
フランス 欧州議会

15:00
ドイツ  5月小売売上高指数(前月比)
ドイツ  5月小売売上高指数(前年同月比)

17:30
英国  6月建設業購買担当者景気指数(PMI)

18:00
ユーロ圏 5月卸売物価指数(PPI)(前月比)
ユーロ圏 5月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)

24:00
イングランド銀行カーニー総裁 発言
■地方自治体総会(ボーンマス)

 

7月3日 (水曜日)
米国 5月の米貿易収支

10:45
中国  6月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)

16:55
ドイツ  6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)

17:00
ユーロ圏 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)

17:30
英国  6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)

20:00
米国  MBA住宅ローン申請指数(前週比)

20:30
米国  6月チャレンジャー人員削減数(前年比)

21:15
米国  6月ADP雇用統計(前月比)

21:30
米国 5月貿易収支
米国 前週分新規失業保険申請件数
米国 前週分失業保険継続受給者数

22:45
米国  6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
米国  6月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値)

23:00
米国  6月ISM非製造業景況指数(総合)
米国  5月製造業新規受注(前月比)

 

7月4日 (木曜日)
米国 休場/独立記念日
日本 参院選公示

8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

18:00
ユーロ圏 5月小売売上高(前月比)
ユーロ圏 5月小売売上高(前年同月比)

 

7月5日 (金曜日)
日本 18年度の年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)運用実績(15:30)
米国 雇用統計

8:30
日本  5月全世帯家計調査・消費支出(前年同月比)

14:00
日本  5月景気先行指数(CI)・速報値
日本  5月景気一致指数(CI)・速報値

15:00
ドイツ  5月製造業新規受注(前月比)
ドイツ  5月製造業新規受注(前年同月比)

21:30
米国  6月非農業部門雇用者数変化(前月比)
米国  6月失業率
米国  6月平均時給(前月比)
米国  6月平均時給(前年同月比)

 愛菜の経済指標・用語解説 ♥(本日分)

購買担当者景気指数(PMI)

「PMI」(Purchasing Manager’s Index)とも言われ、製造業・建設業とサービス部門などに分けて、企業の購買担当者に直接調査した結果をもとに算出された指数。
購買担当者は、現在の生産量・在庫や受注残をもとに数ヶ月先の景気を予測して「仕入れ」を行うので、市場は近い将来の景気動向を占う「先行指数」として注目。
購買担当者景気指数(PMI)の「速報値」は当月下旬に概要値、「改定値」は翌月初旬に確定値と発表されますが、とくに「改定値」は月初めに政府機関が発表する同種のデータに先行して発表されるので、市場の注目度は高いと言えます。
米国・EU・イギリス・ドイツなどは、英国民間調査会社・マークイット(Markit)、
中国は、中国のディアの財新(Caixin)が、マークイットと共同で調査したものを発表します。
なお中国においては、中国国家統計局が発表するPMIは大手国営企業、財新(Caixin)が発表するPMIは、中小企業を主な対象としていることに注意が必要です。
また財新(Caixin)は、「速報値」の発表はしていません。
そして日本では、同様の指数は「日銀短観」で発表されます。

ドイツ・失業者数

ドイツの失業者数とは、15歳以上で就職していなく、3ヶ月間・週20時間以上の労働を望み、求職登録をした数字です
発表は、ドイツ連邦雇用局。
ドル円への影響は軽微ですが、ユーロドルやユーロ円が反応するとその限りではありません。

ドイツ・失業率

ドイツの失業率とは、全労働力人口に対する失業者数の割合のことです。
ドイツの失業者とは15歳以上で就職していなく、3ヶ月間・週20時間以上の労働を望み、求職登録をした数です。
発表は、ドイツ連邦雇用局。
ドル円への影響は軽微ですが、ユーロドルやユーロ円が反応するとその限りではありません。

英国・消費者信用残高

英国の個人に対するクレジットのリボ払いやローン残高のこと。
学生が返済する「奨学金」や「学生ローン」は含まれません。
発表は、イングランド銀行。

信用残高(個人の借金)が増えると、景気拡大と考えられます。

ユーロ圏・失業率

ユーロ圏を構成している加盟国が算出した数値をもとに、指標として発表しています。
失業者の定義は、年齢が15歳から74歳までの人のなかで、以下の3点のいずれかに該当すること。
・現在雇用されていない
・現在就業可能で2週間以内に働き始められる
・積極的に仕事を探している

そして雇用者と失業者を総労働力として、失業者の割合を算出しています。

発表は、ユーロスタット(Eurostat)=欧州委員会統計局。

失業率の上昇は、通常、ユーロ相場にマイナスの影響を与えます。

ISM景況指数

全米供給管理協会(Institute for Supply Management)が発表する米国における景気指数。
ISM製造業景況指数は毎月第1営業日
ISM非製造業景況指数は毎月第3営業日
に発表されます。
製造業および非製造業の購買担当役員に、生産・新規受注・在庫・雇用などの項目に関して、1ヵ月前と比較して「よい」「同じ」「悪い」の三者択一のアンケートに回答してもらったものを指数化しています。
月初めの発表なので、PMIとならんで「先行指数」と捉えられていますが、FRBが金利の先行きを見極める基準としていることもあって、米国ではPMIよりも重要な指数です。

米国・建設支出

米国国内で毎月着工された建設費用を集計したもの。
住宅建設、商業施設建設、公共施設建設の区分に分かれています。

発表は、米国商務省・国勢調査局。

2ヶ月前の結果であるため、ドル円相場への直接的な影響はほとんどありません。

 

2019/07/01(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.50円。下限は108.14円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.59円、108.68円、108.78円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.06円、107.93円、107.81円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、108.41円、108.24円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」108.00円の攻防はあるのか

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「ドル円/日足」上限108.79円 下限107.92円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

大きく窓を開けて、今週がはじまりました。
窓埋めがはじまったら108.00円の攻防。

(書きたくないんだけど、108.00円にOP1NYカット)

正午現在、方向感はありません。
欧米勢がどう出てくるかー。

再度108.50円の手前のバランスライン108.41円付近を狙ってくるのか、下限・第2ターゲット107.93円付近まで戻って態勢を整えてから心機一転、今週がはじまるのか、予断を許しません。

今日は「設定レンジ&ターゲット・Pivot」と、欧米時間になったら「愛菜の3MAトレード」5分足で、相場に挑みます。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格で考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

月はじめからナンですが、ちょっと体調がよくなくて(といっても腹痛ですが…)、更新が遅くなりました。

さぁ7月、夏本番に向かいます。
ドル円相場も熱く燃えてほしいです。

これから少し休んで、夜からは気合いを入れて頑張ります。

今週も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)