こんにちは、天野愛菜です。

昨晩のFOMC後は、「愛菜の実戦トレード」の通りに円高になりましたが、しかし小幅。

28:00  米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

一瞬、一昨日の上値であった108.75円越えの108.77円まで上昇。
あらかじめ設定していた、昨日限りの108.75円<バランスライン>の「売り」がヒット。
昨日は、この回を入れて4回も108.75円<バランスライン>でヒットしました。

そこから、28:30のパウエルFRB議長の記者会見待ち。
この30分間は、いつも個人投資家の方々のもみ合いでウロウロ。
会見後は、108.46円まで下がりましたが、わたしは戻った108.50円<下限・第2ターゲット>で決済しました。

昨晩のパウエルFRB議長・発言の主旨は
「2%のインフレ目標達成は困難で、物価の持続的な上昇を確認するまでは利上げの可能性は低い」ということでした。

今日の注目

「米国時間になって、トランプ米大統領は、対中交渉チームと協議を行う」予定と報道があります。
協議のあとで「15日の対中関税第4弾発動延期の有無」についての発表に期待が集まっています。

ここで気になる噂というか、海外のトレーダーさんたちは
「やっとこの日が来たか。もう待ちくたびれたよ。やっと決済出来る。」と言っています。
つまり「予定通り」の部分合意の発表待ち、という認識なのです。

「15日の対中関税第4弾発動・延期」後のドル円予報

本来の「第1段階の合意を署名する」から、今では「15日の追加関税の延期」にハードルが下がっています。
これだけでも下落要因なのですが、さらに

①しばらく米国の利上げはない。

②米国もユーロ圏も政策据え置き、金融緩和も終わりかな。

③クリスマス前だから、そろそろ手仕舞うかと思っている海外トレーダーさんの気持ち

それらを考えると、「15日に迫る対中関税第4弾の発動延期」の発表後は、条件反射的に上昇してから下落に転じると思っています。

要するに「噂(期待)で買って、事実(確認)で売る(手仕舞う)」、ということです。

為替って、「夢=期待」を追いかけているところがあって、夢から覚めたら利益確定、ってことが多いです。
よい夢みさせてくれてありがとう、夢を両替して現実で使うわ、って感じでしょうか。

昨日のトレード 利益72銭

☆達成ターゲット/下限・第2ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は108.85円。下限は108.66円。

上限越えのターゲットは
108.93円、108.99円、109.10円、109.19円。
下限越えのターゲットは
108.59円、108.50円、108.42円、108.33円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.75円。

―――日本時間―――
1回目 9:37
108.74円<昨日の上限・第1>→108.66円<昨日の設定レンジ・上限>。「売り」8銭。

2回目 15:17→19:46
108.75円<バランスライン>→108.66円<設定レンジ・下限>。「売り」9銭。

―――欧米時間―――

3回目 17:19→19:46
108.75円<バランスライン>→108.66円<設定レンジ・下限>。「売り」9銭。

4回目 22:16→22:35
108.75円<バランスライン>→108.67円<Pivot 1H・S2>。「売り」9銭

5回目 22:34→22:35
108.70円<Pivot 1H・S1>→108.67円<Pivot 1H・S2>。「売り」3銭。

※昨日は「売り」戦略の有言実行。
108.75円<バランスライン>の「売り」ポジションがヒットするたびに、あらためて設定していました。
昨日は、ここまで動かないなら「指し値」しか手がない、と思いました。
21時過ぎからアメリカ勢が参入してきましたが、投資家ではなく実需筋だったようで綱引き。

22:30 米国
11月 消費者物価指数(CPI) [前月比]*
結果:0.3% 予想:0.2% 前回:0.4%
11月 消費者物価指数(CPI) [前年同月比]*
結果:2.1% 予想:2.0% 前回:1.8%
■11月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前月比]*
結果:0.2% 予想:0.2% 前回:0.2%
■11月 消費者物価指数(CPIコア指数) [前年同月比]*
結果:2.3% 予想:2.3% 前回:2.3%

瞬間、108.70円<Pivot 1H・S1>から108.73円まで跳ね上がりましたが、売りに押されて元の位置。
更に押されましたが、108.67円<Pivot 1H・S2>に買いが控えていて、これも108.70円<Pivot 1H・S1>まで押し返されました。
このあたりで、経済指標で参入してきた機関投資家の人たちは「もう止めたぁ」的な雰囲気。
それからは、108.71円付近から下がり気味の5分足の移動平均線(75)に押さえられました。
もう108.75円<バランスライン>には届かない…。

ということでわたしは、午前3時までの仮眠タイムにしました。

6回目 28:00
108.75円<バランスライン>→108.50円<下限・第2ターゲット>。「売り」25銭。

2019/12/12(木曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は108.57円。下限は108.46円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
108.65円、108.72円、108.80円、108.93円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
108.35円、108.24円、108.16円、108.01円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、108.51円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があるので、値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今晩注目されている経済指標は、変動幅は小さい予想ですが
22:30 米国 11月 卸売物価指数(PPI)

この前に「対中追加関税についての発表」がなければ、海外トレーダーの皆さんは、ポジションの位置決めで使うので、わたしはスクエア。

英国下院総選挙

そして英国選挙の話ですが、英国のトレーダーさんたちは、ポンド急落を想定しています。
まぁこれは、博打みたいですけど。
25歳以下の若年層の82%がEU残留支持という世論調査が出ました。
その人たちが投票に行くと保守党が過半数を割り込むことになって、労働党と自由党の連立政権の成立で、ますます英国は混乱していく、ということが根拠。

そうなるとドル円も、つられて急落です。
(基本的には明日の早朝からですが、選挙速報に注意です)

今日のトレード戦略

今日のわたしのトレードは昨日に引き続き「売り」メインです。

設定レンジ・下限108.46円は昨晩の最安値。
そしてその3銭下の108.43円は以前から意識されている価格。
今日のトレードで、ドル安に追随する場合は、ターゲット付近の1時間Pivotの価格と見合うことが必要になります。

今日の買い転換は、108.72円<上限・第2ターゲット><Pivot Day・Key>からですが、急落注意です。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

今日の東京はよい天気。外は20℃です。
車で街中を走ると、お布団を干している家が目に付きます。

玉川上水で見つけたイイキリ<飯桐>の実。
写真を撮っていたら、お散歩中のおじさんが、
「食べても毒はないけど、酸っぱすぎて鳥も食べない」と教えてくれました。

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)