こんにちは、天野愛菜です。

昨日の午後、blogを更新したあとで中国の財政部から、
『中国は米国からの約750億ドル(約8兆2400億円)相当の輸入品に対する関税率を、北京時間14日午後1時1分(日本時間同2時1分)から、現行の10%から5%へ、5%から2.5%に引き下げる』と発表がありました。

ご丁寧な中国政府の発表。まだ一週間も先の話なのに。

そして今までは批判がましい言葉があったのに、今回は
『中国は、両当事者が協定を順守し、協定の関連内容の実施に努め、市場の信頼を強化し、二国間の経済貿易関係の発展を促進し、世界経済の成長を促進できることを望んでいます。』(グーグル先生の中国語翻訳)

 

そのあとの午後10時過ぎに新華社電
『習近平国家主席は、サウジ国王サルマン・ビン・アブドゥルアジズ・アル・サウドと電話で話し合い、次のように述べた。
諸外国は、「渡航・貿易制限が必要ない」とした国際保健機構(WHO)のガイダンスに従うべきである。また同機関が評価している「中国における感染制御機能は世界最高水準」という言葉を信じるべきである。』
中東やアフリカは、中国経済に依存して生きています。
今回の報道は、Hurriyet(トルコ)、al-Mudun(シリア)、al-Quds al-Arab(エジプト)、al-Mudun(パレスチナ)も速報で出していたそうです。

習近平国家主席の直接の言葉だけに、安心感が広がりました。

 

そして常時更新している環球時報(2/7・午前8時5分)
『中国の国家健康委員会によると、2月6日に中国本土で73人の新たな死亡、3,143人の新たな確認症例が報告された。総感染者数は31,161人に急増し、2月6日の時点で636人が死亡した。』(グーグル先生の中国語翻訳)
中国の報道は、感染者は多いが死亡率は少ないことを世界にアピールしています。

 

昨晩の米国市場は、『中国政府は、米中通商協議の「第一段階合意」も遵守するようだし、未知なる感染被害にも懸命に対処しているようだから、ひとまずは安心』という雰囲気になりました。

そして今晩の「雇用統計」を迎えるわけです

2/3 (月)
1月 ISM製造業景況指数【雇用部門】
結果:46.6 前回:45.2

2/5 (水)
1月 ISM非製造業景況指数【雇用部門】
結果:53.1 前回:54.8

22:30 米国 1月 非農業部門雇用者数変化 (前月比)
結果:○゚○万人 予想:16.0万人 前回:14.5万人

海外のエコノミストは、総じて発表後は「ドル高」と見ています。
しかしドル高といっても、発射台の価格が基準です。
今日は停滞から下落、そして上昇の予想でトレードします。

昨日のトレード 利益56銭

☆達成ターゲット/上限・第1ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は109.90円。下限は109.75円。

上限越えのターゲットは
109.98円、110.09円、110.19円、110.28円。
下限越えのターゲットは
109.65円、109.55円、109.47円、109.36円。

設定レンジ内のバランスラインは、109.84円。

―――日本時間―――
1回目 9:00
109.80円<Pivot 1H・Key>→109.88円<Pivot 1H・R3>。「買い」8銭。

2回目 15:01
109.90円<設定レンジ・上限>→109.98円<上限・第1ターゲット>。「買い」8銭。

―――欧米時間―――

3回目 18:01
109.92円<Pivot 1H・Key>→109.82円<Pivot 1H・S3>。「売り」10銭。

4回目 20:02
109.80円<Pivot 1H・Key>→109.90円<Pivot 1H・R3>。「買い」10銭。

5回目 21:53
109.88円<Pivot 1H・Key>→109.82円<Pivot 1H・R1>。「売り」6銭。

6回目 22:45
109.91円<Pivot 1H・R1>→109.84円<バランスライン>。「売り」7銭。

7回目 0:50
109.97円<Pivot 1H・R1>→109.90円<Pivot 1H・S1>。「売り」7銭。

2020/02/06(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.01円。下限は109.81円です
(レンジ幅=20銭)

ターゲット

⑤110.52円 <Pivot Day・R5(Highブレイクアウト)>
④110.36円 <Pivot Day・R3(米国時間基準)、5/23高値>
③110.29円 <Pivot Day・R4、1/17高値、1/21高値付近>
②110.15円 <Pivot Day・R3>
①110.09円 <1/22高値、適応型移動平均・転換線>

◆ 110.01円 設定レンジ・上限
■ 109.92円 <バランスライン>
◆ 109.80円 設定レンジ・下限

①109.69円 <2/6安値、Pivot Day・S3>
②109.55円 <Horizon Line、Pivot Day・S4>
③109.47円 <Horizon Line、適応型移動平均・転換線>
④109.38円 <Pivot Day・S3(米国時間基準)
①109.32円 <Pivot Day・S5(Lowブレイクアウト)>

※Pivot Dayの時間設定にはいろいろとあって、「雇用統計」の日は英国時間設定がかなり高い確率を示すので、今日は主に英国TIMEを使用しました。

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日は午後4時にドイツの貿易収支の発表があります。
ドイツの貿易は、中国依存度が高いので悪化が予想されています。
そこで欧州中央銀行(ECB)がユーロの買い支えで、ドル売りがあると噂されています。
いずれにしても、このままドル高になるとは限らないので、いったんの下落も視野に入れてトレードします。

午前中に1時間足チャートでローソク足が、移動平均線(21)を下抜けました。
現在はATRのセンターが、価格を支えている状態。
このまま設定レンジ・下限を下抜けるのが怖いところですが、しかし移動平均線(75)は109.40円付近。
このあたりが今日の安値のメドとなります。

雇用統計は「愛菜の経済指標トレード」。
遠距離ターゲットからの逆張り。戻り狙い。ナンピン併用。
いつのも愛菜のパターンです。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後4時~午後5時と、アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

シルバーリーフ・シロタエギク。
葉の輝きが見事です。
寒さに負けない強さが好き。

 

今週も、ありがとうございました。
よい週末をお過ごしください。

天野 愛菜(まな)