こんにちは、天野愛菜です。

「最近、ターゲットが近くないか?」のメールをいただきます。
ーそうなんです。最近のドル円相場は、ドルは強いし円も強いので、全体的に値動きが圧縮されているので、それぞれの主要なターゲットが、まるでバームクーヘンの年輪のように接近しています。
昨日なんて、設定レンジ上限からたったの20Pipsでした。

「このレンジでは、売り買いどちらでエントリーしても、日をまたげば誰でも勝てる相場なんだら、昨日のトレード実績なんてblogに書いても意味がないのではないか。」
ー確かに…。そもそもトレード実績を書いていたのは、これだけ昨日は取れました、ということを言いたいのではなく、設定レンジ&ターゲットや1時間Pivotを目安にエントリーや決済をすれば、ある程度の利益は確保出来るという証明をしたかったからです。

この「設定レンジ&ターゲット・Pivot」トレードは、わたしが20年間トレードをしてきた数々の失敗経験を元に編み出した手法です。
最近のAI相場では、値動きを追いかけてエントリー&決済をするよりは、AIも含め市場が意識している価格で網を張って待っていた方が、勝てる確率が高い、という消去法の結論がそうさせてくれました。

日本人は、価格が斜めに移動する時間軸を中心に捉える「クロス」トレードが主流ですが、海外では、価格が斜めに移動する時間軸を無視した価格の上下(縦型)を中心とした「バーティカル」トレードが、AIが相場を支配する現在にあっては、唯一裁量で勝てるトレードではないか、と考えて実践されています。

そのことが、「設定レンジ&ターゲット・Pivot」の根拠でもあります。
そして「設定レンジ&ターゲット・Pivot」が毎日、数カ国語に翻訳されて配信されているので、おそらくお役に立てているのではないかな、って思っています。

また、「設定レンジ&ターゲット・Pivot サマリー」や「今日の戦略」には、惑わされる、というメールや、「なによりも配信時間が遅い」というご指摘もあります。

配信時間が遅いという件は、海外トレーダーさんたちが「日本市場で仲値を挟む午前中の値動き」に一番注目している「設定レンジ」が確定する時刻が毎日正午になるので、それから分析してblogを書き始めるので、どうしても内容を詰め込むと午後2時前後になってしまいます。

ですからしばらくの間は、「設定レンジ&ターゲット・Pivot」をなるべく早く更新することをメインに考えて、そのなかで、少しでもあなたのトレードのお役に立てるように、試行錯誤して、配信内容を改善してお届けしたい、と考えました。

余談ですが、最近になってロシア軍が中国との国境に3200両もの戦車を配備したり、英国空母が南沙諸島に到着したりと国際情勢も緊迫し、一方のコロナウィルスも感染して快復した患者さんが再度感染して、ワクチンの有効性に疑義が呈されたりと、新しい時代の産みの苦しみが胎動し始めています。
(コロナについては、インフルエンザワクチンのように、毎年発生しそうなコロナ亜種を想定してワクチンを注射するようになると推定されています。)

そのような中にあって、資本主義が崩壊しない限りは、固定相場性にならない限りは、貿易による通貨交換が必要不可欠である限りは、外国為替取引はなくなることはありません。

ですから不確実な将来を見据えて、外国為替証拠金投資をご自分のなかで確立させていただきたい、と心から祈っています。

2020/10/06(火曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は105.78円。下限は105.62円です

ターゲット

106.18円 <上限⑥・一目均衡表(日足)・雲上限>
106.16円 <上限⑤・9/14 高値>
106.00円 <上限④・大台、8/24 高値>
105.94円 <上限③・B.B +1σ (日足)、Pivot SR・R3>
105.90円 <上限②・Pivot Day・R2(欧米式)>
105.85円 <上限①・一目均衡表(日足)・雲下限、Pivot SR・R2>

◆ 105.78円 <設定レンジ上限、Pivot Day・R2(欧米式)、昨日高値、Pivot SR・R1> 
105.72円 <B.L①・Pivot Day・R1(欧米式)、Horizon Line>
105.69円 <B.L②・Pivot SR・Key>
◆ 105.62円 <設定レンジ下限>

105.60円 <下限①・Pivot Day・Key(欧米式)、Pivot SR・S1>
105.53円 <下限②・Pivot Day・S1(欧米式)、Pivot SR・S2>
105.47円 <下限③・B.B MA21 (日足)>
105.42円 <下限④・Pivot Day・S2(欧米式)、Pivot SR・S3>
105.40円 <下限⑤・昨日安値、9/30,10/1 安値>
105.38円 <下限⑥・一目均衡表(日足)・転換線>
105.35円 <下限⑦・Pivot Day・S3(欧米式)>
105.28円 <下限⑧・一目均衡表(日足)・基準線>
105.00円 <下限⑨・B.B -1σ (日足)>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※Pivot SR=Pivot Setting Rangeの略。設定レンジ確定時のPivot値
※B.B=ボリンジャー・バンドの略
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します
※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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来日中の「ポンペイオ米国務長官」によるネガティブな発言や報道などがなければ、
105.62円 <設定レンジ下限>
105.60円 <下限①・Pivot Day・Key(欧米式)、Pivot SR・S1>
105.53円 <下限②・Pivot Day・S1(欧米式)、Pivot SR・S2> 付近から、上昇に転じる可能性があります。
これらの価格を下抜けば、
105.40円 <下限⑤・昨日安値、9/30,10/1 安値> が視野に入ります。

しかし全体的には、米国大統領選に向けて世界的な株高を背景に、自国通貨の安定証明のようなリスク選好のドル安・円高という局面が発生するので注意が必要です。

 

「アブチロン」といいます。
ハイビスカスのような南国を連想してしまいます。
それもそのはず、亜熱帯で生育する熱帯植物と交配を重ねて、今では温帯地域でもキレイな花を咲かせます。
花言葉は「真実は一つ」です。
(撮影:ルイアさん)

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)