こんにちは、天野愛菜です。

先週の金曜日のblogでは

今日は
104.00円 <上限②・Pivot SR・R2> を上抜けると
104.07円 <上限③・Pivot Day・Key(欧米基準)> が上値第1目標。
その後 意識されているターゲットは
104.22円 <上限⑦・一目均衡表(日足)・転換線> です。

と書きました。
そして

今晩のメインイベントは「11月 雇用統計」。
数値というようも、雇用の伸び悩みが指摘されていて、現時点ではドル円は下振れ予想となっています。

とも書きました。

基本的には、それはそれで当たってよかったのですが、わたしとしてはもっと大きく動くと考えて、下限へのターゲットをしっかり仕込んでいましたが、
104.07円 <上限③・Pivot Day・Key(欧米基準)>を下値にして滞留…。
ちょっと残念でした。消化不良…。

 

相場とは、思惑が交錯して成り立っています。
現実はどうであれ、将来の企業業績予想に対して、上がると思えば株は「買い」で、その反対なら「売り」。
為替は、株価ほど顕著な形で後々の状況を想定できませんが、結果論で「織り込み済み」という表現がよく使われます。

そのようななかで今週の注目は
「12/10 (木) は、22:30 欧州 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見」

ユーロの変動がメインなのですが、<今週の会見で「追加緩和が発表」されて、ユーロ高からのドル安、そしてドル円もドル安> というシナリオがありましたが、「ここ1ヶ月のユーロ高は、追加緩和を織り込んだもので、これ以上のユーロ高は限定的。よってドル円は下落しない。」というコメントが増えてきています。

今週の経済指標のトレードで注意しなければならないのは、これくらいでしょうか。

あとは、将来を見据えた相場とはいえ、売買が過熱して、あまりにも実体経済から乖離している米国相場、という分析が増えてきているので、その変動に伴ったドル円の急落に注意です。

そんなことに気を付けながら、今週も頑張りましょう、ね。

今週、ドル円の変動に影響のありそうな経済指標の発表時刻

12/7 (月)
未定 中国 11月 貿易統計

12/8 (火)
08:50 日本 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
19:00 欧州 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、確定値)

12/9 (水)
10:30 中国 11月 消費者物価指数(CPI)/生産者物価指数(PPI)

12/10 (木)
・EU首脳会議(~11日)
16:00 英国 10月 月次国内総生産(GDP)・他
22:30 欧州 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
22:30 米国 11月 消費者物価指数(CPI)・他

12/11 (金)
16:00 独国 11月 消費者物価指数(CPI、改定値)
22:30 米国 11月 卸売物価指数(PPI)
24:00 米国 12月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値

先週金曜日(4日)の「設定レンジ&ターゲット」概況図

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★到達ターゲット

・104.22円 <上限⑦・一目均衡表(日足)・転換線>

★先週金曜日(4日)、記載ターゲット(抜粋)

104.22円 <上限⑦・一目均衡表(日足)・転換線>
104.20円 <上限⑥・Horizon Line>
104.14円 <上限⑤・Horizon Line>
104.10円 <上限④・Pivot SR・R3>
104.07円 <上限③・Pivot Day・Key(欧米基準)>
104.00円 <上限②・Pivot SR・R2>
103.94円 <上限①・Pivot SR・R1>
◆ 103.90円 <設定レンジ上限> 
103.83円 <B.L①・Pivot SR・Key、B.B -1σ (日足)>
103.77円 <B.L②・Pivot SR・S1>
◆ 103.74円 <設定レンジ下限>

2020/12/07(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は104.24円。下限は103.96円です

ターゲット

104.75円 <上限⑩・12/02 高値、Horizon Line>
104.73円 <上限⑨・10/29 高値、Horizon Line>
104.61円 <上限⑧・Pivot Day・R2(欧米基準)>
104.58円 <上限⑦・12/01 高値>
104.50円 <上限⑥・節目>
104.44円 <上限⑤・Pivot SR・R3>
104.42円 <上限④・一目均衡表(日足)・基準線>
104.40円 <上限③・Pivot Day・R1(欧米基準)>
104.34円 <上限②・Pivot SR・R2>
104.27円 <上限①・11/27 高値>

◆ 104.24円 <設定レンジ上限、12/04 高値> 
104.22円 <B.L①・一目均衡表(日足)・転換線>
104.17円 <B.L②・Pivot SR・R1>
104.07円 <B.L③・Pivot SR・Key>
104.04円 <B.L④・Pivot Day・Key(欧米基準)>
◆ 103.96円 <設定レンジ下限>

103.90円 <下限①・Pivot SR・S1>
103.83円 <下限②・Pivot Day・S1(欧米基準)、Horizon Line>
103.79円 <下限③・Pivot SR・S2>
103.74円 <下限④・12/04 安値>
103.68円 <下限⑤・11/23 安値>
103.65円 <下限⑥・11/18 安値>
103.62円 <下限⑦・Pivot SR・S3>
103.55円 <下限⑧・Pivot Day・S2(日本基準)>
103.50円 <下限⑨・節目>
103.46円 <下限⑩・Pivot Day・S2(欧米基準)>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点
※Pivot SR=Pivot Setting Rangeの略。設定レンジ確定時のPivot値
※B.B=ボリンジャー・バンドの略
※「愛菜のターゲット・トレード」では、上記ターゲットと1時間Pivotを使用します。

※設定レンジやターゲットは多くのトレーダーが意識しているので、その前後で反転することがあります。±1Pips程度の値幅を考慮してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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ポイント

週明けの午前中は、テクニカルでは下降傾向を形成しました。

このままドル安の流れとなっても、分水嶺は
103.83円 <下限②・Pivot Day・S1(欧米基準)、Horizon Line>
強めのHorizon Lineも重なっているので、ここで反発するか、下押し圧力が強まるか、ではないでしょうか。

そのまま下降トレンドに乗ってしまえば
103.74円 <下限④・12/04 安値> が下値第1目標。
そして次の目標は
103.62円 <下限⑦・Pivot SR・S3>で、
今日の下値メドは
103.55円 <下限⑧・Pivot Day・S2(日本基準)> です。

一方で
103.96円 <設定レンジ下限> からの戻りとなれば、
104.24円 <設定レンジ上限、12/04 高値> が上値第1目標。
その後は、
104.40円 <上限③・Pivot Day・R1(欧米基準)> と
104.42円 <上限④・一目均衡表(日足)・基準線> を1時間チャートのローソク足の終値が越えれば、上昇トレンドが形成される可能性があります。

その場合、
104.61円 <上限⑧・Pivot Day・R2(欧米基準)> を越えても
104.75円 <上限⑩・12/02 高値、Horizon Line> 
104.73円 <上限⑨・10/29 高値、Horizon Line> という強力な抵抗線が待ち構えています。

今日のわたしは、
103.83円 <下限②・Pivot Day・S1(欧米基準)、Horizon Line> にドル円がどう対処するか見極めて、反発したら「買い」、下値押しが継続したら「売り」でトレードを組み立てようと思っています

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください。

*愛菜の花手箱 パイナップル セージ*

 

正式な名前は「サルビア エレガンス」で、「パイナップル セージ」は通名です。
優雅に咲く花姿もさることながら、名前のとおりパイナップルの蜜に似た甘い香りの葉が特徴です。
放っておくと年々大きくなっていくので、ガーデニングでは梅雨の前に切り戻しをして丈を短くしています。

ご近所の奥さんが、ハウスのなかでたくさんのハーブを育てていますが、全体的に花咲きが地味なハーブが多いなかで、この真紅のパイナップルセージが咲いているだけでハウスのなかが華やかになります。
乾燥した葉の部分を煎じて飲めば、胃腸の妙薬。
そして紅い花の部分をメインにして、ハーブティー。
わたしは、ピンク色に染まったパイナップルティーに蜂蜜を少し垂らして飲むのが好き。

手を差し伸べるように斜め上に向かって咲く優美な真紅で唇形の花姿から、花言葉は「愛を求めて」。
ス・テ・キ!
でも男子たちにいわせれば、「手当たり次第、好き好きって言ってる感じだな。しかもお前に言われてもな。」と、わたしだけを指していう。
「お前っていうな。それに指さすな。」(笑)。

 

今週も宜しくお願いいたします。
年内の本格的な動きは、今週と来週くらい。
気合いを入れて、頑張りましょう。

天野 愛菜(まな)