元旦ディナーはマンハッタン！ | 【今日のドル円】FX生活・ブログ～心のままに～天野愛菜(まな）

セレブ流行りの食事に合わせたワイン

今ニューヨークは2日の午前8時半。日本は2日午後10時半。
ホテルの窓から見える街並みは、足早に歩く人たちの活気で溢れています。
新年を寿ぐという発想はアメリカにはないみたい。

さて昨年の大晦日に、猪八戒先生とニューヨークで合流。
そして元旦のディナーは、マンハッタンにある最上階のペントハウスで、おそらく誰でも知っている有名な投資家の方に、猪八戒先生とマキちゃんと私でご招待にあずかりました。

このペントハウスは、ゲストハウスとして使われているようで、執事の方に無理をいって見せていただきましたが、大きな厨房とワインセラーがありました。
そこでかの有名なシェフ（これも名前を出せない）が、料理の腕を振るってくださったのです。

ホストの投資家は、世界でも有名なワイン通。
ここまで書くとわかる方がいらっしゃるかと思いますが、昨日のディナーは、その方が私たちのために事前に選んでくださったワインに料理を合わせるという至極贅沢な時間でした。

簡単に飲み物の流れを説明すると次のような内容でした。
これは、セレブが女性をエスコートするときの最近の流行だ、そうです。

食前酒　キールロワイヤル
アミューズ／シャンパン　（クリュッグ）
オードブル／ブルゴーニュ（赤）
ポワソン／ブルゴーニュ（白）
ソルベ／白トリュフで60年代の赤ワイン
アントレ／ボルドー
デセール／ブランデーミスト

セレブのディナーにはお色直し

セレブの面白さは、ポワソン（魚料理）とアントレ（肉料理）の間のソルベ（お口直し）の時に、女性は返礼の気持ちを込めて、お化粧も変えて着替えをするのです。

私なんて大変身でした。

ニューヨークについてすぐに、マキちゃんに連れていかれたのが、トムフォード。
このディナーのために、男性用のスーツと女性的なブラックスーツの2着をオーダーしてくれました。
36時間後には仕上げの職人さんたちがホテルまで届けにきてくれて、最終チェック。
（ご招待を受ける方もお金が掛かる。）

ディナーの最初は男性用のブラックスーツでお席につきました。
そしてソルベの時にお色直し。
着替えの部屋には、猪八戒先生が用意してくれていたヘアメイクさんとスタイリストさんが待機していて、念入りにお化粧と着衣。

女性的なスーツといっても、黒のドレスジャケットでピンク色のブライスが映えるデザイン。
女性ホルモンを投与していた時期があって、やめてから10年ぐらいは経つのですが、胸はまだ少し残っていて、ハリー・ウィストンから借りてきたダイヤモンドのネックレスが胸に浮いてきれいでした。
（借りてきたといっても、別の部屋にはハリー・ウィストンのガードマンが待機しているのです。）
黒のパンツからのぞく靴は、マキちゃんがこだわったルブタンの靴底が真っ赤なピンピール。

実はこの投資家のおじいちゃんと会うのは3回目。
だから私がTG（トランスジェンダー）と知っているので、私も躊躇なく変身できました。
マキちゃんのように肌をバッチリ露出するようなドレスは着られないけど、それなりに満足していただいたようでよかったです。
（マキちゃんはニューヨークの街を歩いていても、誰もが振り返るくらいの美人なのです。）

日々精進がお金持ちの秘訣

お仕事の話になるのは、席を移したデセール（デザート）から。
私をのぞく三人はめちゃくちゃ早口の英語で話しているので、私はついていけません。
しかも専門用語を頭文字で話すから、はっきりいってチンプンカンプン。

そんな話の輪に入れない私を「もっと英語を勉強しろ」と眼光鋭く無言で語るこの投資家のおじいちゃんは、実は私のトレードスタイルが嫌い…。
その理由を何回聞いても、「美しくない」というのです。

描かれたチャートは芸術であって、私がトレードした結果の部分を抜き出すと、その描写には主張がなく、チャートを穢しているとすらいいます。
でもこのおじいちゃんのいうことがもっともだな、と思うのは、
「楽をしてお金儲けが出来るはずはない。四六時中、寝ても覚めても一寸先のチャートの動きを想像していなさい。それ以上に危機回避の勘を養え。」ということ。