常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒
こんにちは。天野愛菜です。
昨日に引き続き、今日も更新が遅くってごめんなさい。
帰国してからマキちゃんも私も体調がすぐれなくて、私の方はどうも風邪みたい。
さっきまで38.8度の熱でした。
沖縄より寒いところに行って、ホテルは暖かいといってもノースリーブで過ごしていたのが原因かな。
レストランにエスコートされて来ている女性は、豪華な厚手のコートを脱いだらその下は薄着、というのが定番だったので、マキちゃんも私もムリを通してしまいました。
マキちゃんが「私たちには似合わなかったわね。」といった言葉に、私は素直にうなずきました。
昨日の急騰サプライズ
午前4時過ぎ。
「米国政府が対中貿易関税を緩和する」ことを検討しているとの報道で、ドル円も米国株価も急騰。
それまでの値動きは設定レンジ内で終始していましたが、ドル円は設定レンジ上限を越えて109.39円まで一瞬跳ね上がりました。
ダウも一気に200ドル以上の上昇。
この報道を、もう少し詳しくいうとー
「ムニューシン財務長官が対中関税の撤廃を検討している。」という内容で、ムニューシン財務長官が対中貿易関税を主導しているかのような印象を、ムニューシン財務長官の側近がリークしたものでした。
第3弾追加関税の「10%から25%への税率引き上げの「停止」ではなく、対中国の貿易関税の「撤廃」ですから、市場は「藪から棒」状態になりました。
しかしその直後、財務省の高官が断固として「否定」。
ムニューシン財務長官のお人柄は穏健で、映画のプロデューサーの経験もあるのでお友達もたくさんいるそうなのですが、このところトランプ大統領に怒られてばっかり。
トランプ大統領は72歳。ムニューシン財務長官は56歳。
まぁそうでしょう。
とくに昨年のダボス会議の前にムニューシン財務長官が「ドル安誘導」の話をメディアにして、ドルがユーロや円に流れて株価は急落。
昨年の今頃は減税効果も出ていなくて、米国株価も不安定。
慌ててトランプ大統領が「私はドル安を臨んでいない。」と即刻否定しました。
当時のトランプ大統領は、米国企業がドルをアメリカに戻して、自社株買いによる株価上昇を目論でいただけに、相当ムッとしていました。
しかしそんなことがあっても、トランプ大統領がムニューシン財務長官を更迭しないのは、欧州中央銀行のドラギ総裁とムニューシン財務長官は、ゴールドマン・サックスの先輩後輩の仲だから。
現在の、欧米間の金融環境の良好さは、このふたりの意思疎通が大きく寄与しているのです。
それにしても歴代の米国財務長官のなかで、これほど金融政策面で存在感のない人もいないです。
焦っているのかな…。
昨日のトレード 利益55銭
○上限・下限 第2ターゲット
昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は109.12円。下限は108.87円。
上限越えのターゲットは
109.19円、109.32円、109.45円。
下限越えのターゲットは
108.80円、108.71円、108.60円。
★
———-欧州時間———-
1回目 16:30
設定レンジ下限108.87円→第2ターゲット108.71円。「売り」16銭。
2回目 20:45
設定レンジ下限108.87円→第2ターゲット108.71円。「売り」16銭。
———-米国時間———-
3回目 22:30
第2ターゲット108.71円→設定レンジ下限108.87円「買い」16銭。
4回目 22:35
設定レンジ下限108.87円→第1ターゲット108.80円。「売り」7銭。
今日のドル円に影響を与えそうな経済指標
※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。
1月18日(金曜日)
日本 12月全国消費者物価指数
8:30
日本 12月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
日本 12月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比)
日本 12月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
13:30
日本 11月鉱工業生産・確報値(前月比)
日本 11月鉱工業生産・確報値(前年同月比)
日本 11月設備稼働率(前月比)
18:00
ユーロ圏 11月経常収支(季調済)
ユーロ圏 11月経常収支(季調前)
18:30
英国 12月小売売上高(前月比)
英国 12月小売売上高(前年同月比)
英国 12月小売売上高(除自動車)(前月比)
英国 12月小売売上高(除自動車)(前年同月比)
23:15
米国 12月鉱工業生産(前月比)
米国 12月設備稼働率
米国 1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
♥ 愛菜の用語解説 ♥
鉱工業生産
アメリカの政策金利を決定している本家本元のFRB(連邦準備制度理事会)が発表する経済指数。
鉱工業部門の生産動向を指数化したもので、企業活動状況を知ることができます。
設備稼働率
生産能力に対する実際の生産量の比率を表す指数で、設備投資の動向を判断します。
発表は、FRB(連邦準備制度理事会)。
設備への投資判断は、企業の景気がいいことが前提なので、この数値によって今後の経済の発展性や景況感を予測します。
ミシガン大学消費者態度指数
消費者のマインド調査を指数化したもの。
発表は、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンター。
1964年の指数を100として算出し、速報値は300人、確報値は500人を対象に調査を行います。
2019/01/18(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は109.40円。下限は109.10円です
ターゲット
設定レンジの上限を越えたらー
109.49円、109.68円、109.75円がターゲット。
設定レンジの下限を越えたらー
109.01円、108.94円、108.85円をターゲットとします。
※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。
「ドル円/今日の設定レンジ」上昇トレンド
20190117_1uy_p「ドル円/日足」上昇を試みている様子
20190117_duy_p愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法
今日の経済指標は注目されています。
23:15
米国 12月鉱工業生産(前月比)
米国 12月設備稼働率
米国 1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
海外トレーダーさんたちは「買い」推奨です。
私は設定レンジ上限を上抜けて109.50円をつけて戻ったところで「押し目買い」で参入してみようと思っています。
(体調がよければ。)
そして米国時間になって、設定レンジ上限を下抜けたら、109.16円~109.20円を目指して「売り」で入ってみます。
それと対中貿易追加関税とシリア問題で、ナーバスな要人発言があったら急落要注意。
またゴトー日の20日が日曜日なので、日本の機関投資家が今日中に決済する可能性と、深夜0時のオプション決済からの下落にも注意が必要です。
今日は余程のことがない限り、設定レンジ下限を下抜けることはありませんから、設定レンジ上限109.40円を中心に考えてトレードします。
★午後5時現在★
「ドルインデックス」=買い
「米国10年債利回り」=買い
「ユーロドル」=ユーロ売り/ドル買い
「ダウ先物」=買い
※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。
※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。
よい週末をお過ごしください。
風邪には気を付けてくださいね。
天野 愛菜(まな)