常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

昨日の米国の経済指標は、住宅価格指数(前月比)を除けばすべて「悪化」していました。

21:30
2月 住宅着工件数 [前月比]
結果:-8.7% 予想:-1.4% 前回:11.7%

2月 住宅着工件数 [年率換算件数]
結果:116.2万件 予想:121.3万件 前回:127.3万件

2月 建設許可件数 [前月比]
結果:-1.6% 予想:-1% 前回:1.4%

2月 建設許可件数 [年率換算件数]
結果:129.6万件 予想:130万件 前回:134.5万件

22:00
1月 住宅価格指数 [前月比]
結果:0.6%予想:0.4%前回:0.3%

1月 ケース・シラー米住宅価格指数
結果:212.41 予想:- 前回:212.96

1月 ケース・シラー米住宅価格指数 [前年同月比]
結果:3.6% 予想:4% 前回:4.2%

23:00
3月 リッチモンド連銀製造業指数
結果:10  予想:10  前回:16

3月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
結果:124.1  予想:132  前回:131.4

細かい数値は結果を見なければ当然わかりませんが、私は昨日の経済指標はどう考えてもよくない結果のオンパレードなのだろうと思って、昨日の私は「売り」を推奨しました。

経済指標の結果は、予想通り悪かったのですが、しかし結果は「ドル高」

設定レンジ上限・第3ターゲット110.44円をクリアーしてしまいました。

朝起きて考えました。なぜ?
そういえば欧州のトレーダーさんたちからは盛んにメールが来るのに、米国からは少ない。
そこで日本時間では朝、米国時間の夕食後を見計らって一斉送信。

「最近、音沙汰がありませんね。何かアメリカは企んでいるのですか?」と。

帰ってきた返信メールをまとめると

「先週末から情報が錯綜している。それは何かというと<中東紛争>。

トランプのゴラン高原発言でドルは急落したけど、有事になるとアメリカは<ドル買い>

ネタニヤフ首相がアメリカに来たのは、戦争をするための事前了承を取り付けのため、という噂が流れている。国防総省幹部とも会っていたしね。

減税効果が薄れてきているし対中通商協議も滞っている現状で、ここで再度、経済を浮揚させるには<軍需特需>もありだな、とトランプは考えてはじめているらしい。」

 

この話の内容は、アメリカのトレーダーさんの間で囁かれていることで、それが今すぐに現実となるかはわかりませんし、先週末の噂が噂で終われば「ドル安」です。

でもそういう話が静かに広まっているのなら、私たちも注意しておきましょう。

 

 

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

3月27日(水曜日)
17:00
ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:30
米国 1月貿易収支

23:00
米国 10-12月期四半期経常収支

愛菜の経済指標・用語解説

貿易収支

輸出額(国内に入ってきた金額)から輸入額(国外に出て行った金額)を差し引いたもの。経常収支の一部として算出されます。
輸出額が輸入額を上回れば貿易黒字、反対に輸出額が輸入額を下回れば貿易赤字ということです。
米国では、商務省が発表。
とくに米国は、多額の貿易赤字を抱えているので、貿易収支の動向が注目されています。

経常収支

一定期間における国の国際取引収支の統計を<国際収支統計>といいます。
<国際収支統計>は次の三つの「収支」から成り立っていて、大きく分けると二つ。
1.「経常収支」=財やサービスなどのモノの移動によって発生した資金の収支。
2.「金融収支」・「資本移転等収支」=債権や株式、投資の移動によって発生した資金の収支。
この「経常収支」が<国際収支統計>のメインです。

経常収支は更に四つの項目があります。
1.貿易収支…モノの輸出入の収支
2.サービス収支…米国人が海外旅行をした際の運賃や、その旅先で買い物や食事などをした金額の集計
3.所得収支…米国企業が海外で得た収益から、米国国内で海外企業が得た利益を差し引いた収支
4.経常移転収支…新興国への援助、国際機関などへの対価を伴わない収支
発表後に市場が反応するのは、経常収支のなかでも「貿易収支」となります。

発表は、米国商務省経済分析局。

2019/03/27(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.60円。下限は110.40円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
110.68円、110.74円、110.85円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
110.34円、110.25円、110.12円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意しておいてください。

愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今日は午前中からマキちゃんの検査があって、マキちゃんは朝食抜きだったので私もお付き合いして、フルーツだけでダイエット。
時間ができたので、タブレットでトレード。
「買い」を三回で午前中は、30銭の利益でした。日本時間は中途半端な動きをしないからありがたいです。

 

今日はとにかく、設定レンジからのエントリーが無難ではないでしょうか。

設定レンジの上限は110.60円なのですが、昨日の高値が110.63円なので、そこで跳ね返ってしまう恐れがあります。

3時間あたりの上限は110.58円に下がってきました。

110.58円から入って、110.63円までで、細かいリカクという手もあります。

5分足チャートの3MAが参考になると思います。

下限を抜けたら素直についていきましょう。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

春なのにパッとしないドル円ですが、今日も一生懸命流れに合わせていきましょう。
私もマキちゃんが病室にいないときは、タブレットで頑張ります。

天野 愛菜(まな)