常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

オークス 好き

こんにちは。天野愛菜です。

私はギャンブルにはあまり興味がないのですが、年に1回だけ毎年5月に開催される「オークス」には府中競馬場まで行きます。

メスのお馬さんの闘い。
心情的に自分と重ね合わさるところがあるので、誰も一緒に行ってくれる人がいないときでも、早朝に出発。

馬場内のバラ園にあるアーチの下にシートを敷いて、レース前には投票所に行って馬券を購入。
その日は朝の1番レースから買うのでお馴染みさんも出来て、しばらくすると競馬新聞と赤いサインペンを持ったおじさんやお兄さんたちが、私のシートに集まってきて「ああでもない、こうでもない。それは違うとか、そういう考え方もあるのか。」などとレース談義。
それが面白くて行くこともありますが、この20年間オークスでは負けたことがありません。
もっとも「枠連」で買うので、勝率は高いのです。

本番のオークスのときは、みんなでコース近くの柵を握りしめながら「行けぇ」とか「後ろから来ているぞぉ」とか、普段は大きな声を出さないから、このときばかりは叫ぶ快感を満喫します。

そして勝って、至福に酔いしれるのです。

雇用統計

非農業部門雇用者数変化 [前月比]

今晩は雇用統計。まさにオークス並の経済指標の発表です。
それでは競馬新聞を読むように、事前の結果分析。

4月1日(月曜日)
3月ISM製造業景況指数 雇用部門 結果:57.5 前回:52.3

4月3日(水曜日)
・3月 ADP雇用統計 [前月比] 結果:12.9万人 前回:19.7万人
・3月ISM非製造業景況指数 雇用部門  結果:55.9  前回:55.2

4月4日(木曜日)
・3月 チャレンジャー人員削減数 [前年比] 結果:0.4% 前回:117.2%

前回「2月 非農業部門雇用者数変化 [前月比]」結果:2.0万人 予想:18.0万人
想定外に悪い結果でドル円は急降下しました。

そこで二日前に発表した「2月 ADP雇用統計 [前月比]」に非難が集中。
労働省の2.0万人に対してADPが19.7万人。
最近の商務省発表の経済指標は「少しおかしくないか」と陰口をききますが、労働省のデータに対する信頼性は高いので、ADPは言い訳の記者会見をしたぐらいです。

ここからが怖い話。

昨日から海外のトレーダーさんたちが密かに囁いていること。

「今回の<3月 非農業部門雇用者数変化 [前月比]>は、先月の2.0万人より多いことは当然だけど、予想値が18.0万人。

威信をかけて算出した3月のADP雇用統計の結果は12.9万人。

はたして今回の「3月 非農業部門雇用者数変化 [前月比]」の予想値18.0万人に届くのであろうか。

<平均時給>が上がっているから、企業は雇用を抑えているかも知れない。

しかし労働省が前回結果を修正すればまったくわからなくなる。」というものです。

続いて「平均時給」

これは比較するデータがないので、2018年1月から先月までのデータを「米国・労働省」のサイトから数値をエクセルでダウンロードしました。

私のような人間は、深く物事を考えると生きていけないようなところがあるので、性格が大雑把になり「大体、わかればいっか」とグラフに装飾していません。(スミマセン)

2019-04-05 33-882

 

2019-04-05 00-793

 

平均時給の経済指標は、伸び率で発表されます。

ここがややこしくしている訳ですが、米国のストラテジストは、当然金額で見ています。

グラフでもわかると思いますが、2008年からほとんど右肩上がりで推移。

前回の伸び率が0.4%。今回の予想値はおおむね0.3%となっていますが、この差はあまり関係ないといわれています。

-0.4%で1月と同水準。

昨日の「3月 チャレンジャー人員削減数 [前年比] の結果」は0.4%。

この数値は、ほとんどリストラされていない、ということなので賃金を下げたとは考えられないといわれています。

余談ですが先月の平均時給は、27.66ドル。日本円にすれば3,089円(正午のドル円111.71円で算出)。企業にとっては恐ろしい金額ですよね。

そのあたりが、企業収益を圧迫するとして見る向きもあります。

結論

ここまで書いてきてナンですが、おおかたの見方は今までの推移から、雇用統計の発表後は「ドル高」で112.00円を伺う、とされていますが、あくまでも「予想値」に対して変動することを前提に考えると、昨日までの状況が変わって「買い」ポジションはいったんスクエアーにした方がいいかも知れません。

こっそりキープしていた111.40円の「買い」ポジション。
今日の午前9時過ぎに111.77円で「決済」しました。

もっかドル円の為替市場の期待は、
「3月5日の高値・112.13円をつけてから111.25円、そして来週末には110.75円まで下落して変動幅を稼ぐこと。」

そんな思惑が交差しているなかでの、本日の「雇用統計」です。

 

昨日の主な経済指標の結果

20:30 米国
3月 チャレンジャー人員削減数 [前年比]
結果:0.4% 予想:―% 前回:117.2%

昨日の主な要人発言

安倍首相
「危機があれば円が買われるように、日本の信用は十分にある」

欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(3月7日分)
「今年後半には安定的な成長に戻ると予測」
「経済成長の鈍化が、賃金から価格に移る可能性」

トランプ米大統領
「FRBによる不必要で破壊的な措置にも関わらず、米経済は非常に強い」

昨日のトレード 利益46銭

○朝方、上限・第2ターゲットまで到達しました。

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は111.52円。下限は111.35円。

上限越えのターゲットは
111.57円、111.64円、111.74円。
下限越えのターゲットは
111.27円、111.20円、111.14円。

設定レンジ内のバランスラインは、111.42円と111.45円。

———-日本時間———-
1回目 9:10
111.37円→111.45円。「買い」8銭。

2回目 9:50
111.43円→111.51円。「買い」8銭。

3回目 10:50
111.50円→111.40円。「売り」10銭。

———-欧米時間———-
4回目 21:30
バランスライン111.45円→上限・第1ターゲット111.57円。「買い」12銭。

5回目 22:35
設定レンジ上限111.52円→111.60円。「買い」8銭。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

4月5日(金曜日)
米国  雇用統計
中国・香港 休場
仏国  先進七ヶ国(G7)外務・安全保障担当相会合

8:30
日本 2月全世帯家計調査・消費支出(前年同月比)

9:00
日本 2月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年同月比)

14:00
日本 2月景気先行指数(CI)・速報値
日本 2月景気一致指数(CI)・速報値

15:00
ドイツ 2月鉱工業生産(前月比)
ドイツ 2月鉱工業生産(前年同月比)

21:30
米国 3月非農業部門雇用者数変化(前月比)
米国 3月失業率
米国 3月平均時給(前月比)
米国 3月平均時給(前年同月比)

愛菜の経済指標・用語解説

雇用統計

雇用情勢を調査した景気関連の経済指標。
米国の雇用統計は、毎月第1金曜日に米国労働省が発表します。
雇用統計には-
失業率・非農業部門就業者数・製造業就業者数・建設業就業者数・小売業就業者数・金融機関就業者数・週労働時間・賃金・平均時給、などがあります。
とくに注目されているのは、非農業部門就業者数の増減(変化)。
米国では業績が悪化すれば、レイオフ(一時帰休)することが多く、日本に比べて、就業者数の増減と景気の連動性が強い傾向にあります。
こうしたことから、この数値が事前予想より大幅に改善あるいは悪化していた場合、ドル円・ユーロドルなどが敏感に反応することが多いことが特徴です。

2019/04/05(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は111.80円。下限は111.60円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
111.89円、111.98円、112.13円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
111.51円、111.37円、111.25円をターゲットとします。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」雇用統計からが勝負

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「ドル円/日足」上限112.13円 下限111.37円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

期待されていた米中通商協議ですが、日本時間の午前6時前、トランプ大統領が
「今後4週間以内に米中貿易合意の可能性」と発表して後退感満載。

ということで今日のメインイベントは「雇用統計」。

成功率が高いのは、「愛菜の経済指標トレード」。
発表前の価格から20~25Pips離れた設定レンジ・ターゲット・1時間や1日Pivotの支持線や抵抗線に、価格の上に「売り」、価格の下に「買い」を設定します。
逆バリ。

想定されている動きは、上がって下がる、デス。

勢いによっては、一旦引っかかったとしても更に上昇や下降を目指すことがありますから、そこは臨機応変です。

責任は持ちませんが、最小単位でトライしてもおもしろいかもしれません。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

 

昨日は急用で、那覇・羽田間を往復。
ちょっと体調が悪いのですが、今日は金曜日ですから頑張ってトレードします。

よい週末をお過ごしください。
今週も、ありがとうございました。

天野 愛菜(まな)