常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

こんにちは。天野愛菜です。

わたしは、安全第一の為替の「漁師」。

大しけの時には、為替という海には出ないことにしています。
今日の午前中がそうでした。

午前10時過ぎ。
アメリカの会員向けサイトのビジネス・オンというヘッドラインニュースでは次のように流れました。
「9日午後9時(米・東部時間)に三時間余りの米中閣僚級貿易協議が終了。最終的な決着は米中首脳による電話会談に持ち越し。」とありました。

そして日本時間午後1時1分。
「米国、対中関税率(2000億ドル相当)を10%から25%へ引き上げ」

―ということで、わたしはこれから沖縄に帰って、今晩のトレードに備えます。

 

今週のネイル。
自撮り、ピン甘、酔っぱらい。

 

昨日の主な経済指標の結果

10:30 中国
4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
結果:2.5% 予想:2.5% 前回:2.3%

4月生産者物価指数(PPI)(前年同月比)
結果:0.9% 予想:0.6% 前回:0.4%

 

21:30 米国
4月 卸売物価指数(PPI) [前月比]*
結果:0.2% 予想:0.2% 前回:0.6%

4月 卸売物価指数(PPI) [前年同月比]*
結果:2.2% 予想:2.3% 前回:2.2%

4月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前月比]
結果:0.1% 予想:0.2% 前回:0.3%

4月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) [前年同月比]*
結果:2.4% 予想:2.5% 前回:2.4%

3月 貿易収支
結果:-500億ドル 予想:-502億ドル 前回:-493億ドル

前週分 新規失業保険申請件数
結果:22.8万人 予想:22.0万人 前回:23.0万人

前週分 失業保険継続受給者数
結果:168.4万人 予想:167.0万人 前回:167.1万人

 

23:00 米国
3月 卸売在庫 [前月比]
結果:-0.1% 予想:0.0% 前回:0.4%

3月 卸売売上高 [前月比]
結果:2.3% 予想:0.2% 前回:0.3%

昨日の主な要人発言

トランプ米大統領
「習近平・中国国家主席から書簡を受け取った。」
「米中合意について素晴らしい代替案がある」
「今週中の中国との合意は依然として可能」
「習近平・中国国家主席と電話会談をする」

昨日のトレード 利益76銭

○下限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は110.08円。下限は109.84円。

上限越えのターゲットは
110.16円、110.27円、110.39円。
下限越えのターゲットは
109.77円、109.70円、109.53円。

設定レンジ内のバランスラインは、110.00円、109.90円。

昨日のBlog通り「売り」一本トレード。
設定レンジ&ターゲット・Pivotトレードだけでした。

———-日本時間———-
1回目 9:10
110.04円(Pivot1H)→110.84(昨日の第2ターゲット)。「売り」20銭。

———-欧米時間———-
2回目 15:20
バランスライン109.90円→109.65円(Pivot 1H・S3)。「売り」25銭。

3回目 20:45
設定レンジ下限109.84円→下限・第3ターゲット109.53円。「売り」31銭。

今日のドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

5月10日(金曜日)

米国 対中関税25%への引き上げ
米国 4月消費者物価指数(CPI

8:30
日本 3月全世帯家計調査・消費支出(前年同月比)
日本 3月毎月勤労統計調査-現金給与総額(前年同月比)

8:50
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式

13:01
対中関税25%への引き上げ

15:00
ドイツ 3月貿易収支
ドイツ 3月経常収支

17:30
英国 1-3月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
英国 1-3月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
英国 3月商品貿易収支
英国 3月貿易収支
英国 3月鉱工業生産指数(前月比)
英国 3月鉱工業生産指数(前年同月比)
英国 3月製造業生産指数(前月比)
英国 3月月次国内総生産(GDP)(前月比)

21:30
米国 4月消費者物価指数(CPI)(前月比)
米国 4月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
米国 4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)
米国 4月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比)

27:00
米国 4月月次財政収支

愛菜の経済指標・用語解説

消費者物価指数

消費者物価指数は、経済用語ではCPI(Consumer Price Index)。
消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。
発表元は、アメリカの労働省労働統計局。
最近では、FRB(連邦準備制度理事会)が国内インフレ率を分析するために注視。
そして市場は、米国金利動向の先読みをします。

2019/05/10(金曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は110.04円。下限は109.69円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
110.11円、110.21円、110.27円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
109.55円、109.46円、109.37円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、109.78円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」テクニカルは「売り」

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「ドル円/日足」上限110.83円 下限109.70円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今晩注目の経済指標は
「21:30 米国 4月消費者物価指数(CPI)」
おおむね良好との判断で「ドル高」傾向と言われています。

しかし現在は、日経平均株価は下落。
上海総合指数も下落。
米国・ダウ先物も下落。
米国・米国10年債利回りも下落。
欧州株価も下落中。

迂闊には買えない状況です。
日本の機関投資家の方々による「ドル買い」はあるでしょうが、それに欧米勢が追随してくれるか、です。

潮目が変わるとしたら、「21:30 米国 4月消費者物価指数(CPI)」からではないでしょうか。

今日は「買い」の指し値は置かないようにします。
設定レンジ&ターゲット・Pivotトレードで、勢いが付いた方向でエントリーしたいと思います。

いずれにしても今回の「対中関税25%への引き上げ」に対する評価は米国市場が開いてからです。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です

 

今週も、わたしのBlogにお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

トレードは、天気、潮流、気圧、風の強さや方向、気温など慎重に判断する「海の漁」とよく似ています。

船の大きさに合わせて、「沿岸漁業」「沖合漁業」「遠洋漁業」があるのと同じで、トレードも無謀なことをしてはいけません。

海が時化てるな、と思うときは、漁に出ないことも大切。
台風や渦巻きに遭遇したら、小さな船だと木っ端微塵、海の藻屑になってしまいます。

わたしが利益をとれるようになったのは、トレードしない時間を学んでからです。

おカラダには気を付けて、よい週末をお過ごしください。
また来週…。

天野 愛菜(まな)