常勝必見の「ドル円/今日の設定レンジ」は毎日更新⇒

 

ドル急騰にしっかり対応

こんにちは。天野愛菜です。

昨日最後のトレードは、下限・第3ターゲット106.88円から設定レンジ上限108.40円までと、完璧にはまってくれました。
ちょっと嬉しかった。

前々から7月の利下げはない、と書いてきました。

でもメディアは利下げ幅まで論じて、まるでそれが確定的のような報道を繰り返すばがり。

要人発言の報道内容にウソはないけど、切り張りするから読者や視聴者には正反対の判断を与えてしまうことがあります。

国民を主導する立場であると自認し標榜しているメディアですし、スポンサーで成り立っている営利企業ですから仕方のないこと。

ですからわたしは、報道やコメントに惑わされないで相場を向き合っていこうと思っています。

パウエルFRB議長の発言

さて昨日は
FOMCの構成メンバーのなかで強力な「利下げ論者」であるジェームズ・ブラードセントルイス連邦準備銀行総裁の「50bpの利下げを実施する状況にはない」とする発言が伝わると下降局面が軟化、水平維持。

市場は、「パウエルFRB議長のニューヨークタイムズ主催の公開対談を待ってみようか」となりました。

そして日本時間の本日午前1時半。

対談開始は午前2時からでしたが、報道の正確性を求めるためのパウエルFRB議長の発言趣旨がFRBから公開されました。

それは、市場が求めている利下げ観測をけん制する内容でした。
そこから一気に「ドル円」は上昇したのでした。

わたしは事前の仕込みが功を奏しました。

途中で設定レンジ上限の手前で失速しましたが、15分足チャートの移動平均線(21)が力強い上昇であったことと、相場の格言「二度に買うべし、二度に売るべし」がいつものパターンなので放置していたら、設定レンジ上限107.40円に瞬間、到達したところで決済出来ました。

それでも「利下げ」の論陣をはるメディアさん

今朝の経済ニュースを読んでいると、それでも「利下げの根拠が明確になった」と伝えているところがあります。
全力で株高への論陣ー。

そんなこともあるので、昨日FRBが配信した「パウエルFRB議長」の発言趣旨を、少し長いし英語だけど掲載しておきます。
FRBには、このBlogに掲載する旨をお伝えしてあります。
FRBは結構おおらかで、ダメな場合は1ヶ月くらい過ぎてから、「やっぱり止めてね。」とメールがくるので、それまではこのままにしておきます。(笑)。

パウエルFRB議長の発言趣旨

FRBさんの公式サイトからダウンロードしました。

6ページあります。

 

Economic Outlook and Monetary Policy Review

 

 

昨日の主な経済指標の結果

08:50 日本
5月 企業向けサービス価格指数 [前年同月比]
結果:0.8% 予想:1.0% 前回:1.0%

22:00 米国
4月 ケース・シラー米住宅価格指数
結果:215.68 予想:215.61 前回:213.95
4月 ケース・シラー米住宅価格指数 [前年同月比]
結果:2.5% 予想:2.6% 前回:2.6%
4月 住宅価格指数 [前月比]
結果:0.4% 予想:0.2% 前回:0.1%

23:00 米国
5月 新築住宅販売件数 [年率換算件数]
結果:62.6万件 予想:68万件 前回:67.9万件
5月 新築住宅販売件数 [前月比]
結果:-7.8% 予想:1.9% 前回:-3.7%
6月 リッチモンド連銀製造業指数
結果:3 予想:2 前回:5
6月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
結果:121.5 予想:131.2 前回:131.3

 

古代蓮。
1400年~3000年前の一重咲蓮。 昨日と同じ。掲載の順番を間違えた。

昨日の主な要人発言

イラン外務当局
「米国が主導する新たな制裁は、外交の道筋が永遠に断たれたことを意味する」

トランプ米大統領
「イランは、非常に無知で大変な侮辱的な声明を出した」
「イランは現実を分かっていない」

ブラード米セントルイス連銀総裁
「50bpの利下げを実施する状況にはない」

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
「FRBは情報を注視し適切に行動する」
「金融政策は短期的なセンチメントの変動に過剰反応してはならない」
「FRBは短期的な政治圧力から隔離」

米政府当局者
「トランプ米大統領は、ドルは強過ぎ、ユーロは弱すぎと考えている」

昨日のトレード 利益1円64銭

○下限・第3ターゲット

昨日の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.40円。下限は107.10円。

上限越えのターゲットは
107.47円、107.53円、107.60円。
下限越えのターゲットは
107.04円、106.95円、106.88円。

設定レンジ内のバランスラインは、108.24円、108.18円。

———-日本時間———-
1回目 10:00
107.30円(Pivot 1H)→107.12円 (Pivot 1H・S3)。「売り」18銭。

2回目 11:50
設定レンジ下限107.10円→第3ターゲット下106.81円(Pivot 1H・S2)。「売り」19銭。

3回目 14:16
下限・第3ターゲット106.88円→107.00円(Pivot 1H)。「買い」12銭。

———-欧米時間———-
4回目 14:24
107.00円(Pivot 1H)→設定レンジ下限107.10円。「買い」10銭。

5回目 19:00
設定レンジ下限107.10円→下限・第2ターゲット106.95円。「売り」15銭。

6回目 19:55
下限・第2ターゲット106.95円→下限・第1ターゲット107.04円。「買い」9銭。

7回目 20:50
下限・第1ターゲット107.04円→107.13円(Pivot 1H・R1)。「買い」9銭。

8回目 23:00
107.02円(Pivot 1H)→下限・第3ターゲット106.88円。「売り」20銭。

9回目 0:30
下限・第3ターゲット106.88円→設定レンジ上限107.40円。「買い」52銭。

 

今日の午後から明日の午前中で、ドル円に影響を与えそうな経済指標

※発表時間ですぐに相場が反応したり、ドル円以外の通貨を経由して影響を受けたり、発表時の価格がそれ以降の相場の参考レートになったりします。

6月26日(水曜日)
米国 米民主党の大統領選候補者討論会

15:00
ドイツ 7月GFK消費者信頼感調査

18:15
英国 カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
■英国・財務省委員会

20:00
米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)

21:30
米国 5月耐久財受注(前月比)
米国 5月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)

***********************************

6月27日(木曜日)
米国 1-3月期四半期実質国内総生産(GDP、確定値)
ドイツ 6月消費者物価指数(CPI、速報値)

8:50
日本 5月小売業販売額(前年同月比)
日本 5月百貨店・スーパー販売額(既存店)(前年同月比)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
日本 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)

愛菜の経済指標・用語解説

ドイツ・GKF消費者信頼感調査

ドイツ国内の消費者動向を、約2,000人の回答者から得た「雇用」・「所得」・「消費」などの情報を分析し、結果を数値化したもの。
調査期間は、おおよそ発表月前半の2週間。
ドイツ経済の先行指標としての位置づけです。

発表は、GKF(Growth form Knowledge)社で、80年の歴史を持つグローバルマーケティングリサーチ会社です。

ユーロ圏経済を牽引しているドイツの経済指標は、ユーロ相場に影響し、場合によってはドル円にまで波及します。

MBA住宅ローン申請指数

個人の住宅ローン申請が行われた指数。
米抵当銀行協会(The Mortgage Bankers Association)が、毎週水曜日に発表。
基準値は1990年3月16日を100としたものです。

あくまでも「申請」で、審査の結果がどうなるかわからないので、住宅建設の着工に結びつくとは限りません。
また個人による複数の申請も計算に入れているので、住宅関連指数のなかでは概況として参考にします。

米国・耐久財受注

製造業の出荷・在庫・新規受注・受注残高を示す指標です。
耐久財とは、3年以上の使用に耐えられる自動車・航空機・パソコン・家具・家電などとされています。
米商務省が毎月発表します。
製造業の動向を把握するための重要指標。設備投資の先行指標とされていて、とくに変動率の大きい航空機を除いた非国防資本財受注が重視されます。

日本・小売業販売額 

この小売業販売は、海外では「小売売上高」と捉えています。
過去1ヶ月間の商品およびサービスの小売売上高の合計を、前月と前年同月と比べて示す指標のこと。
発表は、経済産業省。
この指標は、変動率が高く季節調整済みなので、日本経済の重要な指標である消費者支出の評価が的確に表されています。

日本・百貨店・スーパー販売額(既存店)

この百貨店・スーパー販売額(既存店)は、海外では「大手小売売上高」として捉えています。
過去1ヶ月間の国内百貨店、スーパーマーケット、ハイパーマーケットなどで販売されている商品の合計金額の変化を、前月と前年同月と比較して示す指標のこと。
発表は、経済産業省。

対外対内証券売買契約等の状況

毎週、財務省が発表します。
1.居住者による対外証券投資の状況
⇨国内市場からの資金流出を示します。

2.非居住者による対内証券投資の状況
⇨非居住者による日本への投資額(円単位)を示します。

それぞれの投資の詳細区分は次の3項目です。

(1)株式・投資ファンド持分投資
(2)中長期債投資
(3)短期債投資

以上のデータから、日本への資金の流入と流出を比較すると、前週の為替変動の理由がおおよそ推測できますが、通貨別の公表がないのでこの指標の発表で為替が動くことはありません。
なおこの発表数値には、日本銀行の業務は含まれていません。

 

2019/06/26(水曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.45円。下限は107.10円です

ターゲット

設定レンジの上限を越えたらー
107.53円、107.65円、107.74円、107.80円、107.89円がターゲット。

設定レンジの下限を越えたらー
107.03円、106.95円、106.88円、106.76円、106.65円をターゲットとします。

設定レンジ内のバランスラインは、107.32円、107.20円です。

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

「ドル円/今日の設定レンジ」テクニカルは中立

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「ドル円/日足」上限107.80円 下限106.76円

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

今朝からお腹が痛くなって、病院に行ったので更新が遅くなってしまいました。
ごめんなさい。

今日の注目されている経済指標は
「21:30 米国 5月耐久財受注」ですが、動意の規模は小~中程度。

現在の為替相場の期待は、G20での米中首脳会談で「ドル高」。

しかし海外トレーダーさんたちの見立ては、このまま上昇に向かうのではなくて、もう一度下値を試してからの「ドル高」と予想。

たしかにドルインデックスは、移動平均線は上昇しているものの、オシレーター系は「買われすぎ」サインが点灯しています。

日本時間は「買い」スタンス。
そして今日の勝負は、欧米時間と思っています。

わたしは「戻り売り」ではなくて「試し売り」からはじめてみます。(笑)。
「設定レンジ&ターゲット・Pivot」と、欧米時間になったら「愛菜の3MAトレード」5分足でトレードを組み立てます。
バランスラインの107.32円付近から、どちらかにエントリーできたら最高なんですけど。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※欧州勢が参入してくる午後3時~午後4時と、アメリカ勢が参入してくる午後10時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

 

ちょっと寝不足なので、集中力を切らさないように
今日も、有意義な一日にしたいと思っています。

今日も、頑張りましょう、ね。

天野 愛菜(まな)