こんにちは、天野愛菜です。

今週は日本の大型連休を前に、ドル仕込みという通年の方向性を出せるかがポイント。
日本勢の主戦場である午前中のドル買いは可能であっても、一日を通した値動きを主導出来るか、ということです。
米国勢は、全通貨に対してドル売り願望。
欧州勢は、ドル買い方向。
どちらも各国の財政当局に対して、経済対策の「真水をもっと出せ」と催促相場の様相です。
FRBもECBも日銀も、金融当局としてやるべきことは全てやっているので、後は各国財務当局の痛みを甘受する度胸と真の能力が試されます

どの国の政治家も公務員も2世が多いのですが、国民の矢面に立つ政治家は、例え2世であってもコロナ危機を前にその職責に目覚めはじめています。
しかし官僚や公務員は、職責に対する誇りよりも、自分の尊厳が優先しているから、なかなか政治家のいうことを聞かない。

例えば、欧米の医療専門コラムニストは、日本のコロナ検査の立ち後れは、自主尊重主義の厚生労働省の医官(医系技官)が悪いと、はっきり言っています。
「安倍首相は、木ばかりを見て森を見ない医官と闘っている。」というコメントすらあるのです。

今はネットの世界じゃないですか。
ですから今までは、官僚機構に都合の悪い話は、わたしたちは知ることがありませんでした。メディアは政治家は批判しても、なぜか、余程のことがない限り官僚を批判することはありません。

しかし今回のコロナ騒動で、それでも旧態依然としたメディアに代わって、憂国の人たちが声を上げていることに、わたしはとっても力強いものを感じています。

今週のドル円

さて、今週の市場が注目している経済指標は
4/27(月) 日本 15:30 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
4/29(水) 米国 21:30 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
4/30(木) 欧州 18:00 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
5/01(金) 米国 23:00 4月 ISM製造業景況指数

ドル円も原油先物と同じで、需要と供給に左右されるので結果のいかんで、どっちに転ぶか分かりません。

ファンダメンタルズ的には
①日本国内での新型コロナの感染拡大長期化懸念
②それに伴う、日本国内企業の経営の下押し圧力
③金正恩朝鮮労働党委員長の「死亡説」から、今日から始まる難民の流入を防ぐための中国・人民解放軍の中朝国境への増派行動。それに伴う難民南下説による朝鮮半島の地政学的リスク
④欧米の中国共産党へのコロナ発生隠蔽工作の責任追求強化。

ーなどなど、ドル売り・円買いを連想させる懸念材料には事欠きません

今週は素直に、相場に追随していきましょう。

 

今週、ドル円に影響を与えそうな経済指標

4/27 (月)
15:30 日本 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見

4/28 (火)
22:00 米国 2月 ケース・シラー米住宅価格指数
23:00 米国 4月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
    4月 リッチモンド連銀製造業指数

4/29 (水)
日本・昭和の日(休場)
10:30 豪州 1-3月期 四半期消費者物価(CPI)
21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
23:00 米国 3月 住宅販売保留指数
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
27:30 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

4/30 (木)
■日本・2020年度補正予算案の成立
08:50 日本 3月 鉱工業生産・速報値
18:00 欧州 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
21:30 欧州 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
     米国 3月 個人消費支出(PCE)/前週分 新規失業保険申請件数
22:45 米国 4月 シカゴ購買部協会景気指数

5/1 (金)
中国・労働節(~5日・連休)
欧州・Labour Dayで休場

23:00 米国 4月 ISM製造業景況指数

先週金曜日(24日)のトレード 利益33銭

金曜日は出遅れました。
しかもトレードは2回だけ…。

☆達成ターゲット/下限・第3ターゲット

先週金曜日(24日)の「ドル円/今日の設定レンジ」
上限は107.75円。下限は107.55円。

ターゲット
⑤108.08円 <4/17 高値>
④108.00円 <大台>
③107.94円 <4/20 Horizon Line>
②107.89円 <4/22 Horizon Line>
①107.81円 <適応型移動平均・転換線>

◆ 107.75円 設定レンジ・上限
B.L① 107.67円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
◆ 107.55円 設定レンジ・下限

①107.50円 <節目>
②107.44円 <適応型移動平均・転換線>
③107.39円 <Pivot Day・S1(THV)>
④107.35円 <4/23 安値、Horizon Line>
⑤107.29円 <Pivot Day・S1(欧米式)>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点

―――欧米時間―――
1回目 21:31
107.67円<B.L①>→107.50円<下限①・Target>。「売り」17銭。

2回目 23:07
107.55円<設定レンジ・下限>→107.39円<下限③・Target>。「売り」16銭。

 

2020/04/27(月曜日)
ドル円/今日の設定レンジ
上限は107.62円。下限は107.40円です

ターゲット

⑤108.08円 <4/17 高値、Horizon Line>
④108.00円 <大台>
③107.94円 <4/20 Horizon Line>
②107.89円 <4/22 Horizon Line>
①107.75円 <4/24 高値、設定レンジ上限>

◆ 107.62円 設定レンジ・上限
B.L① 107.53円 <Pivot Day・Key(欧米式)>
◆ 107.40円 設定レンジ・下限

①107.35円 <4/23 安値、Horizon Line>
②107.28円 <4/21 安値、Horizon Line>
③107.14円 <Pivot Day・S2(欧米式)>
④107.06円 <適応型移動平均・転換線>
⑤106.98円 <4/14 安値、適応型移動平均・転換線>

※B.L=Balance Line 設定レンジ内における上昇・下降の転換点

ご注意

※設定レンジ内では、設定レンジの上限が抵抗線として上値を押さえ、設定レンジの下限が支持線として下値を支える目安となりますから気を付けてください。
また設定レンジの上限や下限を越えた後は、上限や下限が支持線や抵抗線となります。

※設定レンジ&ターゲットはボラティリティ(変動)を考慮していますが、オーバーシュート(行き過ぎた動き)する可能性があることにも注意してください。

※為替レートや為替チャートはFX会社によって数値に差異がありますので、ここで表示した「ドル円/今日の設定レンジ」とは異なる場合があります。値幅を中心に考えてください

「ドル円/今日の設定レンジ」1時間足

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愛菜の実戦トレード 今日の予想・攻略法

4/16高値108.08円を上抜けたら、ドル高水準となって、上値目標は108.85円。
4/21安値107.28円を下抜けたら、ドル安水準となって、下値目標は106.45円。
現在は膠着状態が7日間も続いています。
サプライズ的な状況に反応して、上下のどちらかに向かって動き出してもよい頃合い。

今日のトレードは設定レンジ内の
B.L① 107.53円 <Pivot Day・Key(欧米式)>を中心に売り買いを判断して、設定レンジを越えてから、
上限・第5ターゲット108.08円<4/17 高値、Horizon Line>
下限・第2ターゲット107.28円<4/21 安値、Horizon Line>
までは、「ナンピン覚悟・指し値」トレードで挑戦します。

 

※「愛菜の実戦トレード」の内容は、あくまでも書いている時点というのが前提ですから、要人発言や報道で相場の流れが変わったり、経済指標の発表直前の価格次第では考えていたように動かないことがあったりするので注意してください。

※早出の欧州勢が参入してくる午後3時~午後5時と、同アメリカ勢が参入してくる午後9時前後には、相場の流れが大きく変化することがありますから注意が必要です。

コノテガシワ(児の手柏)
本当なら今頃、枝先が黄金色になっているはずですが、どうしたのでしょう。
しかしアメリカでお目にかかれたことの方が貴重ですよね。

 

今週も、宜しくお願い致します。
ストレスがたまっているとは思いますが、冷静になってトレードしましょう、ね。

天野 愛菜(まな)